イベントレポート

Samsung、新プレミアム2in1「Notebook 9 Pro」などを展示

Samsung Notebook 9 Pro

 Samsung Electronicsは、CES 2019開幕に合わせてモバイルノートPC「Samsung Notebook」シリーズ新モデルを2機種発表し、会場ブースで展示した。

 また、GeForce RTX 2080搭載のゲーミングノート「Samsung Notebook Odyssey」新モデルも発表されたので、そちらと合わせて紹介する。

Samsung Notebook 9 Pro

 Samsung Notebook 9 Pro(9 Pro)は、Samsung Notebookシリーズの最上位に位置付けられる最新モデルだ。昨年のCES 2018で発表された、2in1ノートPC、Samsung Notebook 9 Pen(9 Pen)シリーズ同様に、ディスプレイが360度開閉するコンバーチブル型2in1仕様を採用するとともに、4,096段階の筆圧検知に対応するActive Penの利用も可能となっている。

 9 Penシリーズとの違いは本体デザインで、側面にダイヤモンドカット加工や光沢感の強いデザインを採用するといった、デザイン性を高めたプレミアムモデルとして位置付けている。筐体素材にアルミニウム合金を採用。

 ディスプレイは13.3型フルHD液晶で、ベゼル幅を最小6.7mmまで狭めて筐体サイズを小型化。サイズは307.34×205.74×13.97mm(幅×奥行き×高さ)で、2in1 PCとしては薄さもかなり極められている。重量は1.29kg。

 CPUはCore i7-8565U、メモリはLPDDR3を8GB、内蔵ストレージは256GBのPCIe/NVMe SSDを搭載。無線機能はIEEE 802.11a/b/g/n/ac準拠無線LANとBluetooth 5.0。ポートはThunderbolt 3×2、USB Type-C×1、microSDカードスロット、オーディオジャックを用意。キーボードはバックライト内蔵で、指紋認証センサーは右側面搭載する。バッテリ駆動時間は約14時間。北米での発売時期は2019年第1四半期を予定しており、価格は未定。

天板
正面
左側面
背面
右側面
ディスプレイは13.3型フルHD液晶を搭載
2in1仕様で、クラムシェルやタブレット、テント、スタンドなど形状を変化させて利用できる
4,096段階の筆圧検知に対応するActive Penが付属し、軽快なペン入力が可能
キーボードとポインティングデバイス

Samsung Notebook Flash

 Samsung Notebook Flashも、CES 2019開催に合わせて発表されたノートPC新モデル。こちらは、北米での販売価格が400ドルを下回る、エントリー向けの製品となる。

 エントリー向けといことで、搭載CPUはCeleron N4000またはPentium Silver N5000で、メモリは4GB、内蔵ストレージは64GBのeMMCとなるが、13.3型フルHD液晶を採用したり、無線LANはIEEE 802.11a/b/g/n/ac 2×2、標準で指紋認証センサーを搭載するなど、なかなか充実した仕様となっている。

 低価格モデルということもあり、筐体は樹脂素材を採用しているが、キーボード面にファブリック調のデザインを取り入れたり、楕円形キーを採用するキーボードを搭載するなど、デザイン面も凝っている。

 外部ポートは、USB Type-C×2、USB 3.0×1、USB 2.0×1、HDMI、microSDカードスロット、オーディオジャックを用意。microSDカードスロットはUFS対応カードも利用可能で、内蔵ストレージの増強にも活用できるとしている。

 サイズは322.33×219.46×17.02mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.37kg。北米で2019年1月15日より発売を予定しており、価格はCeleron N400搭載モデルが349.99ドル、Pentium Silver N5000搭載モデルが399.99ドル。

低価格のエントリー向けノートPC、Samsung Notebook Flash
天板。樹脂素材を採用し、価格なりの質感だ
正面
左側面
背面
右側面
エントリーモデルながら、13.3型フルHD液晶を搭載
キーボード面はファブリック調で、楕円形のキーが独特の雰囲気を実現。右カーソルキー付近に指紋認証センサーを搭載する点も特徴

Samsung Notebook Odyssey

 Samsung Notebook Odysseyの最新モデルとして発表されたのは、GeForce RTX 2080を搭載する、ゲーミング向けノートPC最上位モデルだ。発表されたばかりのノートPC向けGeForce RTX 2080を搭載するとともに、CPUにはCore i7-8750Hを採用。83枚のブレードを搭載する2基の冷却ファンを利用し、CPUやGPUを効率良く冷却することで、常に最高の性能が発揮できるとい。

 メモリは16GB搭載 内蔵ストレージは標準で256GBのPCIe/NVMe SSDと1TBのHDDを搭載。また、M.2スロットは2基用意され、SSDの追加も可能だ。ディスプレイはリフレッシュレート最大144Hz、NVIDIAのディスプレイ同期技術G-SYNCに対応する15.6型フルHD液晶を採用する。

 無線機能は、IEEE 802.11a/b/g/n/ac準拠無線LAN(2×2)、Bluetooth 5.0。外部ポートはUSB Type-C×1、USB 3.0、HDMI、Gigabit Ethernetなどを用意。本体サイズは357.6×270.5×19.9mm、重量は2.36kg。北米で2019年早期に発売を予定しており、価格は未定。

GeForce RTX 2080を搭載するゲーミングノートPC、Samsung Notebook Odyssey新モデル
天板。ゲーミングPCブランド、Odysseyのロゴが見える
正面
左側面
背面
右側面
ディスプレイはリフレッシュレート最大144Hz、NVIDIA G-SYNC対応の15.6型フルHD液晶を採用
キーボードとポインティングデバイス