イベントレポート

Lexar、世界初となる最大容量1TBのSDXCカード

~最大転送速度1.65GB/sのCF Expressも予告

Lexar Professional 633x SDXC UHS-I 1TB

 Lexarは9日(米国時間)、SDカード「Lexar Professional 633x SDXC UHS-I」の1TBモデル(LSD1TCBNA633)を発表し、米国での製品出荷を開始した。価格は499ドル。

 同社では、1TBの大容量によりカード交換不要であらゆるものを記録できるとしており、ミドルレンジのデジタル一眼レフカメラ、HDカムコーダ、3Dカメラ向けに設計されているとする。

 カードはUHS-I(U3)、スピードクラス10、ビデオスピードクラスV30の規格に準拠し、読取速度は最大95MB/s、書き込み速度は最大70MB/s。

 同社はCES 2019にて製品の展示を行なっており、担当者によれば、B&HやAmazonなどでの実売価格は399ドル前後とのこと。また1TBのSDカード自体は、2016年にSanDiskがプロトタイプを発表しているが、実際に製品として市場投入されるのは本製品が世界初になるという。

 現在Lexarは中国のストレージ製品メーカーLongsys傘下にあり、国内での製品流通がない状態だが、1月末より日本への製品出荷を開始すると発表しており、本製品についても、国内向けの出荷を検討しているとのことだ。

内蔵NVMe SSDやCFexpressカードも

 同時にPC用の内蔵M.2 SSD製品も発表され、99.99~249.99ドルのレンジで、SATA 6GbpsおよびNVMeのM.2 SSDが発売される。

 加えて、CESブースでは、NVMe SSD内蔵のポータブルSSD新製品と、CFastとXQDの後継規格である「CFexpress」カードの投入が予告されており、PCIe 3.0とNVMeによって、最大転送速度1,650MB/sが謳われていた。

M.2 SSD
NVMe SSD内蔵のポータブルSSDも予告
CFExpressカード