イベントレポート
Lenovo、より薄く軽くなった「ThinkPad X1 Carbon」新モデル
2019年1月8日 10:00
Lenovoは、フラッグシップモバイルノートPC「ThinkPad X1 Carbon」の2019年最新モデルを発表した。2019年モデルは、2011年に登場した初代から数えて7代目となる。
2019年モデルでは、フットプリントは従来モデルとほぼ同様だが、高さが14.95mmと従来より1mm薄く、また重量も1.08kgからと、歴代最薄かつ最軽量となっている。天板素材には従来同様カーボンファイバーを採用するとともに、新たにカーボンファイバーの織り目が見えるデザインの天板も用意し、プレミアムモデルに採用するという。
ディスプレイは、サイズは従来同様の14型で、新たに4K UHD表示に対応するパネルも選択可能となった。4K UHDパネルではHDR 400準拠のHDR表示や10bitカラー、Dolby Visionもサポートしており、クリエイティブ用途にも対応できるとしている。この他、WQHD表示パネルや、フルHD表示パネルでは400nit高輝度パネルやタッチ対応パネル、横からの視認性を低減する「ThinkPad Privacy Guard」機能搭載パネルも選択可能。
ディスプレイ上部搭載のカメラには、従来同様にプライバシーシャッターの「ThinkShutter」を搭載するが、2019年モデルではWindows Hello対応顔認証機能付きカメラにもThinkShutterが搭載されるようになった。この他、TPM2.0チップの搭載やThinkPad PrivacyAlert、指紋認証センサーなどによって、高レベルのセキュリティ機能を提供するとしている。
オーディオ機能としては、新たにDolby Atmos対応の4スピーカーシステムを搭載し、高音質なサウンド再生をサポート。マイクは高感度マイクを4つ搭載し、Windows 10のCortanaやAmazon Alexaなどの音声アシスタントにも対応する。
搭載CPUは、第8世代Core i7またはCore i5で、メモリはLPDDR3を最大16GB搭載。内蔵ストレージはPCIe SSDで容量は最大2TB。無線機能はIEEE 802.11a/b/g/n/ac準拠無線LAN、Bluetooth 5.0を搭載し、オプションでLTE Advanced Cat9/16準拠のワイヤレスWAN機能も搭載可能。
外部ポートは、USB 3.1 Gen1×2、Thunderbolt 3×2、HDMI 1.4、オーディオジャック、Dock用コネクタなどを用意。内蔵バッテリ容量は51Whで、駆動時間は最大15時間。充電はUSB Type-C経由で、付属のACアダプタを利用することで1時間で容量の80%を充電できる急速充電もサポート。サイズは323×217×14.95mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.08kgから。本体カラーはブラック。北米では2019年6月より販売開始予定で、価格は1,709ドルから。日本での発売時期や価格は未定。
製品名 | ThinkPad X1 Carbon (第7世代) |
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CPU | Intel 第8世代Core i7またはCore i5 |
GPU | Intel HD Graphics 620 |
メモリ | LPDDR3 最大16GB |
ストレージ | PCIe SSD 最大2TB |
ディスプレイ | 14型IPSFHD、FHDタッチ、FHD ThinkPad Privacy Guard、WQHD、UHD HDR400 |
カメラ | Windows Hello対応顔認証選択可能、ThinkShutterつき |
ポート | USB 3.1 Gen1×2 USB Type-C(Thunderbolt 3)×2 HDMI 1.4 オーディオジャック Dock用コネクタ |
Wi-Fi | IEEE 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 |
WAN | LTE Advanced Cat9/16 |
指紋認証 | あり |
キーボード | バックライト付き |
ポインティングデバイス | TrackPoint、ThinkPadクリックパッド |
ACアダプタ | 65W |
バッテリ | 51Wh |
サイズ(幅×奥行き×高さ) | 323×217×14.95mm |
重量 | 1.08kgから |
OS | Wndows 10 Home/Pro |