イベントレポート
ASUS、クリエイター向けモバイルワークステーション「StudioBook S」
2019年1月7日 13:00
ASUSは、CES 2019開幕を目前にひかえる1月6日(現地時間)にメディア向けイベントを開催し、クリエイター向けのモバイルワークステーション新モデル「StudioBook S」シリーズ「W700G3P」を発表した。
15型クラスのディスプレイ搭載ノートPCと同等レベルのフットプリントながら、17型液晶を搭載するとともに、デザイナーやコンテンツクリエイターが必要とする高性能スペックを凝縮する点が大きな特徴となっている。
ディスプレイは、1,920×1,200ドット表示対応の17型IPS液晶を採用。視野角は上下左右とも178度を確保。左右ベゼル幅は最小5.3mmにまでせばめられており、ディスプレイ占有率は84%に達している。これにより、17型ディスプレイ搭載ながら、15型クラスのノートPCと同等のコンパクトさを実現。
また、ディスプレイはDCI-P3カバー率97%の広色域表示に対応するとともに、Delta Eが2未満の優れた色差性能を備え、PANTONEのカラー認証も取得。この表示性能は、ASUSのプロ向けディスプレイ「ProArt」シリーズと同等で、クリエイターも納得の高品質表示をサポート。ディスプレイ表面は非光沢処理となる。
搭載CPUはXeon E-2176MまたはCore i7-8750Hで、メモリはDDR4-2666を最大64GBまで搭載でき、ECCメモリにも対応。ディスクリートGPUはNVIDIA Quadro P3200(6GB GDDR5)を採用しており、3Dレンダリングなども快適にこなせるとしている。
内蔵ストレージにはPCIe SSDを採用するとともに、2基同時搭載により最大4TBの容量を実現可能。また、CPU Attached RAIDもサポートしており、RAID 0構成で最大48Gbpsの超高速アクセスも実現できる。
キーボードはフルサイズのバックライト搭載キーボードを採用。ストロークを約1.4mm確保することで、快適なタイピングが可能という。また、タッチパッドはテンキー機能を内蔵する「NumberPad」を採用。タッチパッド右上角をタップすることでタッチパッドとテンキーを切り替えられる。
無線機能は、Wi-Fi 6(2×2)準拠無線LANとBluetooth 5.0を搭載。ポート類は、Thunderbolt 3、USB 3.1×3、HDMI 2.0、UHS-II対応のSDカードリーダ、オーディオジャックなどを備える。
バッテリは容量57Whで、180WのACアダプタが付属。筐体はアルミニウム合金で、サイズは382×286×18.4mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.39kg。本体色はターコイズグレー。発売時期と価格は未発表だが、数カ月以内に発売予定とのこと。
製品名 | StudioBook S W700G3P |
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CPU | Xeon E-2176M Core i7-8750H |
GPU | NVIDIA Quadro P3200(6GB GDDR5) |
メモリ | DDR4-2666 最大64GB(ECC対応) |
ストレージ | PCIe SSD×2、最大2TB、CPU Attached RAIDサポート |
ディスプレイ | 17型IPS 1,920×1,200ドット |
カメラ | HD |
ポート | Thunderbolt 3×1 USB 3.1 Gen2×3 HDMI 2.0 UHS-II対応SDカードリーダ オーディオジャック |
Wi-Fi | Wi-Fi 6 2×2 |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
指紋認証 | あり |
キーボード | フルサイズ、ストローク1.4mm、バックライト搭載 |
ポインティングデバイス | NumberPad |
ACアダプタ | 180W |
バッテリ | 57Wh |
カラー | ターコイズグレー |
サイズ(幅×奥行き×高さ) | 382×286×18.4mm |
重量 | 2.39kg |
OS | Xeon搭載モデル:Windows 10 Pro Workstations Core i7搭載モデル:Windows 10 Pro |