イベントレポート

パナソニック、Amazon/Googleと提携

Tom Gebhardt氏(写真右、President, Panasonic Corporation of North America)とAmazonのAlexa担当SVPのTom Talor氏(写真左)

 パナソニックがCES 2018開幕前のメディアデーにプレスイベントを開催した。創業100周年を迎える同社だが北米でのビジネスはB2Bにほぼ特化したものとなっている。

 そんななかでも、デジタルワールドとフィジカルワールドをつなぐさまざまなソリューションを発表、クルマの未来を問うためにクラウドリーダーとのパートナーショップを発表した。

 1つ目の発表は、Amazon AlexaとパナソニックのSkip Generation Platform for automotive industry統合のためのAmazonとのパートナーシップだ。これによってOEMによって提供される車載インフォメーションシステムが大きく変わる。

 インターネットに接続していないオフラインの状態でもスマートスピーカーでお馴染みのAlexaの機能を使うことができる。これによってCES 2017に発表済みのプラットフォームが格段の進化を遂げることになる。

 プレスイベントの壇上にはAmazonのAlexa担当SVPのTom Talor氏が登壇、エンベデッドのAlexaテクノロジの採用について、クルマの中でさまざまなことをかなえるためにAlexaが採用されたことを喜ばしく、家にいても外出していてもAlexaが役立てるようになるための大きなステップになるとした。これによって、まさにAmazon Autoが実現されることになる。

 さらに2つ目の発表として、Panasonic Skip Generation Android車載システムについて、Googleとのパートナーシップが明らかとなった。最新のAndroid 8.0 Oreoが採用される。

 壇上では「Hey, Google」でさまざまな情報を手に入れたり、好みの音楽をかけさせたりしてGoogleアシスタントを活用する様子が紹介された。ステージに招かれたGene Karshenboym氏(Google North America Head of Partner Emgineering)は、これからもコンシューマーと自動車業界をつなぐプラットフォームとしてのAndroidを強化していくとした。

Tom Gebhardt氏とGene Karshenboym氏(写真左、Google North America Head of Partner Emgineering)。