ニュース

Microsoftのスティーブ・バルマー元CEOが取締役を退任

~当面はバスケットボールチームの運営に専念

スティーブ・バルマー氏

 米Microsoftは19日(現地時間)、元CEO(最高経営責任者)のスティーブ・バルマー氏が、取締役会からも退任したことを発表。Microsoftは、バルマー氏と新CEOのサティア・ナデラ氏との間で交わされたメールを公開した。

 バルマー氏は先週、米プロバスケットボールリーグ(NBA)チームのクリッパーズを買収し、オーナーに就任。この先、6カ月はチームとの取り組みや市への貢献などに多くの時間を費やす見込みであり、次の株主総会への準備が始まるこの時期に取締役からの退任を決めたとしている。

 同氏はMicrosoft株を引き続き保有する意向で、会社の未来について議論することや、製品を試用してフィードバックすることを愛しており、自身ができる範囲で協力するとナデラ氏に約束。

 ナデラ氏は、バルマー氏へ感謝と惜別の言葉を送るとともに、株主であるバルマー氏との協力関係を楽しみにしていると返答している。

(多和田 新也)