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東芝、フルHDで240fps動画が撮影できる裏面照射型CMOSセンサー
(2014/2/20 16:17)
東芝は、スマートフォンやタブレット向けに、フルHD(1,920×1,080ドット)動画を240fpsで撮影できる裏面照射型CMOSセンサー「T4K82」を製品化し、3月よりサンプル出荷する。サンプル価格は1,500円。
従来の製品で高速に動画を撮影すると、1フレームあたりの露光時間が短くなるため、高画質と高速の両立が困難だった。T4K82では一般的なプログレッシブ形式ではなくインターレース形式で画像を出力する「ブライトモード」を採用することで、2フレーム分の露光時間を確保。さらに、各画素の明るさを2倍にする電荷加算方式を搭載し、ブライトモードオフ時と比較して4倍の明るさを実現した。
出力されるインターレース画像は、東芝が提供するプログラムを搭載したスマートフォンなどの機器上で処理することで、劣化を抑えたプログレッシブ画像への変換が可能としている。
通常モード時の4K2K(3,840×2,160ドット)で30fps、フルHDで120fps、QVGA(320×240ドット)で480fps。これがブライトモードでは、フルHDで240fps、QVGAで900fpsを達成できる。
センサーのサイズは1/3.07型で、最大出力画素数は1,300万画素(4,208×3,120ドット)。量産時期は2014年9月、量産規模は200万個/月。
出力画素数 | 通常モード (プログレッシブ出力) | ブライトモード (インターレース出力) |
---|---|---|
13M(4,208×3,120) | 30fps | - |
4K2K(3,840×2,160) | 30fps | - |
フルHD(1,920×1,080) | 120fps | 240fps |
HD(1,280×720) | 120fps | 240fps |
WVGA(800×480) | 240fps | 480fps |
VGA(640×480) | 240fps | 480fps |
QVGA(320×240) | 480fps | 900fps |