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IBM、160GBのデータを数秒で転送できるADCを開発

~400Gbpsのインターネット持続を実現

 米IBMは13日、200~400Gbpsのインターネットデータ転送速度を極めて低い電力で実現するというADC(Analog-to-Digital Converter)を開発したと発表した。

 スイス連邦工科大学ローザンヌ校と共同開発したADCで、IBMのニューヨークにある300mmウェハ対応ファブで、32nm SOIプロセスを用いて製造した。IEEE業界標準のデータ通信技術をサポートする。

 実際の搭載製品はSemtech Internationalを通して提供される。最初のチップは64GS/sec(Giga-Samples per second)の速度で、デュアルチャネルの場合128GS/secの速度を実現。ダイサイズは5平方mm。消費電力は2.1Wとしている。

 今後、このADC技術を応用すれば、2時間の4Kビデオまたは4万曲の音楽データに相当する160GB分のデータを数秒で転送できるとしており、今後必要とされるビッグデータアプリケーションに対応できるという。

(劉 尭)