米NVIDIAは1日(現地時間)、メインストリームDirectX 11対応GPU「GeForce GT 440」を製品情報に追加した。同日より搭載カードが順次発売される。

　GeForce GT 430をベースにクロックなどを向上させたモデル。機能面は同等で、DirectX 11、OpenGL 4.1、3D Vision、PureVideoなどをサポートする。ビデオカードの接続バスはPCI Express x16(2.0)。

　CUDAコアは96、コアクロックは810MHz、シェーダクロックは1,620MHzで動作する。標準メモリは1,600MHzのGDDR5 512MB(最大1GB)、または900MHzのDDR3 1GB(最大2GB)を搭載。バス幅は128bit。

　カードの消費電力は65W。標準のディスプレイ出力は、DVI-I、ミニD-Sub15ピン、HDMI。リファレンスは2スロットタイプのファンを搭載する。

　今回のラインナップ追加を受け、各社が搭載カード/PCを発売した。

ZOTAC GT440	GALAXY GF PGT440/512D5	GIGABYTE GV-N440D3-1GI

　株式会社アスクは、ZOTAC製2モデルを発売。クロックなどはリファレンス通りだが、独自ファンを搭載し、ディスプレイインターフェイスにDisplayPort、DVI-I、HDMIを装備する。発売時期と店頭予想価格は、1GB GDDR5搭載モデルが発売中で9,000円台、512MB GDDR5モデルが2月中旬で8,000円台。

　株式会社エムヴィケーは、GALAXY製の「GF PGT440/512D5」を発売した。実売価格は7,980円前後。クーラーはGALAXYオリジナル、メモリは512MBのGDDR5を搭載する。また、ASUSTeK「ENGT440/DI/1GD5」、GAINWARD「GT440 1GB EXUS」、リードテック「WinFast GT440 DDR3 1024MB」、「同 DDR5 512MB」を取り扱う。

　CFD販売株式会社は、GIGABYTE製の「GV-N440D3-1GI」を2月上旬に発売。店頭予想価格は8,000円前後の見込み。80mm角のオリジナルファンを搭載するほか、コアクロックを830MHzに上昇させている。メモリは1GBのDDR3。玄人志向の「GF-GT440-E1GH/D5」も2月上旬に発売。店頭予想価格は9,000円前後の見込み。

Prime Galleria JJ(ディスプレイ別売)

　株式会社サードウェーブ(ドスパラ)は、搭載デスクトップPC 3機種を発売した。

　一例として「Prime Galleria JJ」は、Core i3-550(3.33GHz)、メモリ4GB、HDD 1TB、Intel H55 Expressチップセット、GeForce GT 440ビデオカード、DVDスーパーマルチドライブ、Windows 7 Home Premiumなどを搭載し、価格は59,980円。