Intel、Atom ZやUS15Xなどを2011年5月に生産終了

11月2日(現地時間) 発表



 米Intelは11月2日(現地時間)、Atom Zシリーズの一部を生産を終了すると発表した。最終受注日は2011年5月20日。

 生産終了の対象となるのは、CPUがAtom Z560(2.13GHz)/Z550(2GHz)/Z540(1.86GHz)/Z520(1.33GHz)/Z515(1.20GHz)。Atom Z専用のチップセットSystem Controller Hub US15Xも生産終了する。一方、Atom Z530(1.60GHz)/Z510(1.10GHz)、およびUS15Wは、コンシューマ向けが生産終了し、組み込み向けにのみ提供を継続する。

 Atom Zは当初からモバイル向けに設計された低消費電力のCPU。ソニーの「VAIO P」や富士通の「LOOX U」をはじめ多数の小型ノートに採用されている。

 Intelは既にGPUをCPUに内蔵したAtom N4xx/5xxシリーズが出荷済みだが、消費電力としてはMenlowよりワンランク上のネットブック向けという位置づけで、VAIO PやLOOX Uなどには採用されなかった。これらには次期のOak Trail(開発コードネーム)の採用が期待される。

(2010年 11月 4日)

[Reported by 劉 尭]