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115TOPSのAI性能を名刺サイズに詰め込んだ「LattePanda Mu Ultra」登場

 AIをデバイス上でローカル処理できる超小型のx86コンピュートモジュールが登場した。LattePandaは9月9日(中国時間)、Lunar Lakeこと第2世代Core Ultraシリーズを搭載した「LattePanda Mu Ultra」を発表し、直販サイトで発売した。価格は599ドル(約9万2,100円)から。

 LattePanda Mu Ultraは、オンデバイスAI向けに開発されたx86コンピュートモジュール。CPU/GPU/NPUを組み合わせて最大115TOPSのAI性能を発揮し、うちNPU単体でも最大47TOPSを発揮。AIワークロードをデバイス上で直接処理することで、低遅延な推論やデータプライバシーの確保、クラウド依存の低減を図れる。

 同社によれば、内蔵GPU上でOpenVINO GenAIとINT4量子化を用い、Qwen3.5-9Bで18tok/s、Qwen3.5-2Bで55tok/sのテキスト生成速度を確認したという。ローカル音声アシスタントやオフライン文書処理、プライベートな知識検索など、機密データをローカルに留めたい用途への活用を見込む。

 アイドル時の消費電力は最小2.5Wで、本体サイズは69.6×60mm。このため、バッテリ駆動のポータブル機器や常時稼働機器にも応用できる。LattePanda Muと共通のフォームファクタやコネクタを踏襲しており、既存のキャリアボード(Lite Carrier、Mini Carrierなど)とも互換性がある。

 主な仕様は、CPUがCore Ultra 5 226VまたはCore Ultra 7 256V、メモリが16GB LPDDR5X-8533、GPUはIntel Arc Graphics、ディスプレイ出力は最大3系統で、HDMI、DisplayPortと1系統のeDPに対応する。

 インターフェイスはPCIe 4.0、USB 3.2 Gen 2、USB 2.0のほか、GPIO、UART、I2Cを備える。OSはWindowsとLinuxに対応する。

 発売記念を記念し、11月9日まで、Core Ultra 5 226V、Mini Carrier、アクティブクーラーのセットの価格は643ドル(約9万8,600円、通常価格は683ドル: 約10万5,000円)となる。