「テスラ返金まだ？」にマスク氏が反応、Xでアルトマン氏と口論に発展

　実業家のイーロン・マスク氏とOpenAI CEOのサム・アルトマン氏が、X(旧Twitter)上で新たな非難の応酬を見せている。発端は、アルトマン氏が7年半前に予約したテスラ車(総額4万5,000ドル)が未だ届かず、返金要求もできないと訴える投稿だった。

　これに対しマスク氏は、アルトマン氏の投稿内容には直接触れず、「You stole a non-profit(お前は非営利企業を盗んだ)」とOpenAIの体制を非難。さらに、問題は24時間以内に解決して返金済みだとも指摘した。

　アルトマン氏は、「あなたが見捨てたもの(OpenAI)を最大の非営利団体にしようとしている」「あなたもテスラによる買収(営利化)を望んでいた」などと反論を展開。「お互い素晴らしいAI企業を持っているのだから前に進もう」と和解を提案した。

　マスク氏が、アルトマン氏を非難し解任を求めるイリヤ・サツケバー氏作成の文章を引用すると、アルトマン氏は「憎しみは我々が似ているからだ」と応じ、「ところで、テスラの5,000ドル(原文ママ)の返金はいつ期待できるか？」と皮肉を返した。

　マスク氏とアルトマン氏の間では、このような非難の応酬が度々行なわれており、一部ユーザーからは「プロレス」と評されるなど、恒例行事として見守られている。

　まだ応酬は続いていると見られる。