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AI内蔵Webブラウザ「ChatGPT Atlas」登場。閲覧履歴からユーザーをアシスト
2025年10月22日 10:32
OpenAIは10月21日、ChatGPTを搭載した新たなWebブラウザ「ChatGPT Atlas」を発表した。ChatGPT Free/Plus/Pro/Goプランのユーザー向けに正式リリースが始まっており、macOS版はすでにグローバルで利用可能。Windows版、iOS版、Android版は近日中に提供予定となっている。
ChatGPT Atlasは、ChatGPTの機能を組み込んだOpenAI純正のWebブラウザ。新規タブページや専用のペイン、テキストフィールドのカーソルなど、Webブラウザ上のさまざまな場所でChatGPTを呼び出すことが可能となっている。
閲覧履歴などWebブラウジング中の情報をChatGPTが記憶し、その情報に基づいてユーザーに提案したり、質問への応答に反映したりする機能を搭載。過去に見たページを探すだけでなく、直近のアクティビティに応じてToDoリストを作成する、閲覧した製品に基づいてホリデーギフトを調べることもできる。
ChatGPTが記憶する情報はユーザーが制御可能。設定からすべての記憶を確認できるほか、閲覧履歴を削除して記憶から消去することもできる。また、一時的に自分のChatGPTアカウントからログアウトした状態で使えるシークレットモード、アドレスバーにChatGPTが閲覧するかどうかをWebサイト単位で切り替えられる機能なども用意している。
さらに、ユーザーの作業をChatGPTが代行してくれるAIエージェント機能も用意。たとえばレシピをChatGPTに渡すと、必要な食材を探し、購入して自宅に配送するといった作業をChatGPTが代わりに操作して進めてくれる。
ただし、安全性の面から、Webブラウザ内でのコード実行やファイルのダウンロード、PC上のほかのアプリやファイルシステムへのアクセスなどは不可となっている。本機能は、ChatGPT Plus/Pro/Businessユーザー向けにプレビュー版として提供される。
今後はマルチプロファイルへの対応や開発者ツールの改善などを進めていく予定だという。
