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SANDISK、256TBの大容量SSD。データセンター向け

UltraQLC

 サンディスクは8月6日、容量256TBを実現するエンタープライズ向けNVMe SSD「SANDISK UltraQLC 256TB NVMe SSD」を発表した。大容量SSDを可能にするUltraQLCプラットフォームに基づく製品で、U.2フォームファクタの製品は2026年前半に、そのほかのフォームファクタは2026年後半に提供が始まる見込み。

 SANDISK UltraQLC 256TB NVMe SSDは、データ集約型ワークロードなどに向けた容量256TBのエンタープライズSSD。BiCS8 QLC CBA NANDフラッシュやカスタムコントローラ、高度なシステム最適化などにより構築されており、実行速度と電力効率に優れ、総所有コストの削減を図れるとする。

 主な技術として、SLCバッファリングを排除したDirect Write QLC、ダイサイズを維持しつつストレージ密度を倍増したBiCS8 2Tb QLCダイ、同等の電力レベルで最大10%の性能向上を実現するUltraQLC電力最適化などを採用。また、大容量でも高スループットと耐久性を確保するスケーラブルなマルチコアコントローラ、信頼性やアクセス性を向上させつつ消費電力を削減するデータ保持プロファイルなども備えている。