cheero、山手線で発火事故を起こしたバッテリが自社製か断定できず

リコール対象となっているcheero Flat 10000mAh

　cheeroは7月23日、JR山手線車内で7月20日に発生したモバイルバッテリの発火事故について、一部報道およびSNS上で、現在リコール対象となっている「cheero Flat 10000mAh」が該当製品ではないかという指摘について、「該当製品との関連性についての詳細は確認されていない」との声明を発表した。

　7月20日に、JR山手線車内で女性が手にしていたモバイルバッテリが発火するという事故が発生。これに関して朝日新聞は23日、警視庁への取材で該当製品は2023年6月にリコール対象となっているcheero Flat 10000mAhであることが分かったと報道している。

　cheeroは声明の中で該当製品との関連性の詳細については確認できていないとしているが、事実関係が明らかになり次第、速やかに公式サイトとニュースリリースで報告するとしている。

【7月23日追記】弊社の取材に対し、「22日に消防より連絡を受けたが、現時点において消防およびcheeroによる現物確認を含む合同調査は実施されていないため、今回発火したバッテリが該当製品(cheero Flat 10000mAh、型番CHE-122)であると特定できる状況に至っていない」との回答をいただきました。

　加えて、現在リコール対応をしているcheero Flat 10000mAhを所持しているユーザーに対し、安全のために、使用を控え、電話やメールの窓口まで連絡するか、回収受付フォームを通じて回収用キットを手配するよう呼びかけている。