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Thunderbolt 5対応のeGPUボックス「Razer Core X V2」登場。ドックも

「Razer Core X V2」と「Razer Thunderbolt 5 Dock」

 Razerは7月15日(米国時間)、Thunderbolt 5対応のeGPUボックス「Razer Core X V2」およびドッキングステーション「Razer Thunderbolt 5 Dock」を発表した。

Razer Core X V2

 Razer Core X V2はThunderbolt 4/5および一部のUSB4搭載ゲーミングノートPCやハンドヘルドPCといったデバイスに、デスクトップクラスのGPU性能を提供できるeGPUボックス。別売りのPCIe接続のビデオカード(GeForceおよびRadeon)と標準のATX電源をユーザー自身で組み込んで使用する。

 PCとの接続にThunderbolt 5を採用し、従来のThunderbolt 4の2倍となる80Gbpsの帯域幅を実現する。筐体は通気性の高いスチール製シャーシを採用し、負荷に応じて回転速度を自動調節する120mm角ファンも内蔵。ユーザーが回転数カーブを調節できる。Thunderbolt 5対応ケーブル1本でPCと接続でき、最大140WのUSB PD給電も可能。

 内部空間は最大185.1×362.7×82mmで、対応ビデオカードは最大4スロット厚/フルレングスまでで、PCIe 4.0 x16レーン接続に対応。付属ケーブルは1m。本体サイズは197×421×216mm、重量は3.9kg。

Razer Core X V2
内部に別売りのATX電源とビデオカードを組み込んで利用する

Razer Thunderbolt 5 Dock

Razer Thunderbolt 5 Dock

 Razer Thunderbolt 5 DockはThunderbolt 5接続のドッキングステーション。最大120Gbpsの転送をサポートし、Thunderbolt 5ポートを利用し最大3台の4K/120Hz対応モニターを接続可能なほか、最大8TBまでのSSDを内蔵できる。

 Intelの「Thunderbolt Share」技術もサポートし、2台のPC間で高速ファイル転送を行なったり、KVMスイッチのような機能を利用することが可能。

 ポートはThunderbolt 5 4基、USB 3.2 Gen 2 Type-C、USB 3.2 Gen 2 2基、UHS-II対応SDカードスロット、Gigabit Ethernet、3.5mm音声入出力。PCに対しては最大140WのUSB PD給電も可能。

 付属ケーブルは0.8m。本体サイズは85×206.5×30.84mm、重量は524g。

接続ポート類