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日本HP、ノートPC春モデルで基本機能を一斉に強化
～Win 8入門向けにサービスオプションも強化
（2013/1/24 11:00）
- 1月24日より順次発売
- 価格:オープンプライス
日本ヒューレット・パッカード(日本HP)株式会社は24日、個人向けノートPCの春モデルを発表。同日より順次発売される。
HP ENVY x2
Clover Trail搭載のキーボード着脱が可能なハイブリッドWindows 8タブレット「HP ENVY x2 11-g000」は、新たにMicrosoft Office Home and Business 2010をバンドルした“スタンダード・オフィスモデル”を、直販サイトのHP Directplusで1月24日に発売。価格は95,970円。
ハードウェア仕様は既存モデルと同じで、Atom Z2760(1.8GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ2GB、フラッシュストレージ64GB、1,366×768ドット表示対応11.6型タッチパネルIPS液晶、Windows 8(32bit)。
本体インターフェイスは、IEEE 802.11a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、前面200万画素/背面800万画素Webカメラ、microSDカードスロット、音声入出力、Beats Audioスピーカーを搭載。キーボードドックには、USB 2.0×2、HDMI、SDカードスロット、音声入出力などを備える。
バッテリ駆動時間はタブレットのみで10時間45分、キーボードドック側のバッテリを合わせた場合は約19時間。
本体サイズは303×206×8.6mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約710g。キーボードドックとの合体時は、303×206×17～19mm(同)、約1.41kg。
HP ENVY TouchSmart Ultrabook 4
14型タッチパネル液晶を搭載する「HP ENVY TouchSmart Ultrabook 4」は、CPU強化モデルと廉価モデルを追加した「HP ENVY TouchSmart Ultrabook 4-1200」シリーズとして、2月下旬に量販店で発売される。
CPUをCore i5-3317U(1.7GHz、ビデオ機能内蔵)からCore i5-3337U(1.8GHz、ビデオ機能内蔵)へ強化したパフォーマンスモデル「HP ENVY TouchSmart Ultrabook 4-1208TU」は店頭予想価格110,000円前後。ほかの仕様は従来モデルと同様で、メモリ8GB、HDD 500GB+SSD 32GB(キャッシュ用)、1,366×768ドット表示対応14型タッチ液晶、Windows 8(64bit)。
上記仕様のCPUをCore i3-3227U(1.9GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリを4GBとしたスタンダードモデル「HP ENVY TouchSmart Ultrabook 4-1222TU」は、店頭予想価格95,000円前後。
インターフェイスは、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、Gigabit Ethernet、92万画素Webカメラ、USB 3.0×2、USB 2.0、HDMI、SDカードスロット、音声入出力。
バッテリ駆動時間はパフォーマンスモデルが約7時間15分、スタンダードモデルが約7時間。本体サイズは342×237×23～25.4mm(同)。重量は約2.1kg。
HP ENVY Ultrabook 6
15.6型のUltrabook「HP ENVY Ultrabook 6」は、CPU、液晶ディスプレイ、GPUを強化して「HP ENVY Ultrabook 6-1200」シリーズとして、2月下旬に量販店で発売される。店頭予想価格は130,000円前後
既存モデルからの変更点は、CPUをCore i5-3317UからCore i7-3537U(2GHz、ビデオ機能内蔵)、液晶ディスプレイを1,366×768ドット表示対応から1,920×1,080ドットのフルHD表示対応、GPUをCPU内蔵のIntel HD Graphics 4000からAMD Radeon HD 8750M(2GB、スイッチャブルグラフィックス対応)へ、それぞれ強化した。
そのほかの仕様は、メモリ8GB、HDD 500GB+SSD 32GB(キャッシュ用)、Windows 8(64bit)。インターフェイスは、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、Gigabit Ethernet、92万画素Webカメラ、USB 3.0×2、USB 2.0、HDMI、SDカードスロット、音声入出力。
バッテリ駆動時間は従来モデルより1時間短くなり約7時間30分。本体サイズは374×253×19.8～22.5mm(同)。重量は約2.09kg。
HP ENVY Ultrabook 4
14型のUltrabook「HP ENVY Ultrabook 4」は、CPUとメモリを強化して「HP ENVY Ultrabook 4-1200」シリーズとして、2月上旬にHP Directplusで発売される。
CPUをCore i5-3317UからCore i5-3337Uへ、メモリを4GBから8GBへ変更。ほかの仕様は従来モデルと同じく、HDD 500GB+SSD 32GB(キャッシュ用)、1,366×768ドット表示対応14型液晶、Windows 8(64bit)で、価格は89,800円。
インターフェイスはIEEE 802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、Gigabit Ethernet、92万画素Webカメラ、USB 3.0×2、USB 2.0、HDMI、SDカードスロット、音声入出力。
バッテリ駆動時間は約8時間。本体サイズは340×236×19.8～22mm(同)。重量は約1.77kg。
HP Pavilion Ultrabook 14
Pavilionブランドの14型Ultrabook「HP Pavilion Ultrabook 14」は、CPU、メモリ強化のほか、カラーラインナップにシルバーを加えて、「HP Pavilion Ultrabook 14-b100」シリーズとして量販店で1月29日に発売。店頭予想価格は70,000円前後。
CPUをCore i5-3317UからCore i5-3337Uへ、メモリを4GBから8GBへ強化。ほかの仕様は従来どおりで、HDD 500GB+SSD 32GB(キャッシュ用)、1,366×768ドット表示対応14型液晶、Windows 8(64bit)。
インターフェイスはIEEE 802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、Ethernet、92万画素Webカメラ、USB 3.0×2、USB 2.0、HDMI、SDカードスロット、音声入出力。
バッテリ駆動時間は約5時間。本体サイズは347×238×20.7～23mm(同)。重量は約1.9kg。
HP Pavilion Sleekbook 14
2012年冬モデルで登場した、UltrabookクラスのサイズにAMD製CPUなどを搭載するSleekbook。「HP Pavilion Sleekbook 14」は、春モデルで「HP Pavilion Sleekbook 14-b100」シリーズとして、HP Directplusで1月24日に発売。
スペックは従来モデルと変わらず、Bluetooth非搭載モデルがなくなり、カラーはルビーレッドモデルのみとなった。
主な仕様は、CPUがAMD E1-1200(1.4GHz、Radeon HD 7310内蔵)、メモリ4GB、HDD 500GB、1,366×768ドット表示対応14型液晶、Windows 8(64bit)で、価格は29,820円。
インターフェイスはIEEE 802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、Ethernet、92万画素Webカメラ、USB 3.0×2、USB 2.0、HDMI、SDカードスロット、音声入出力。
バッテリ駆動時間は約5時間。本体サイズは347×238×20.7～23mm(同)。重量は約1.9kg。
HP Pavilion g6
15.6型の据え置き用ノートPC「HP Pavilion g6」は、Windows 8 Proモデルの追加やCPU、メモリ等を強化したモデルを「HP Pavilion g6-2300」シリーズとして発売する。
Intelモデルは量販店で1月29日に発売。スタンダードモデルの店頭予想価格は70,000円前後、パフォーマンスモデルの店頭予想価格は90,000円前後。
スタンダードモデルは、従来モデルのCPUをCore i5-3210M(2.5GHz、ビデオ機能内蔵)からCore i5-3230M(2.6GHz、ビデオ機能内蔵)へ、メモリを4GBから8GB、HDDを500GBから750GBへ強化し、さらにBluetoothも搭載した。そのほかの仕様は1,366×768ドット表示対応15.6型液晶、Windows 8(64bit)。
パフォーマンスモデルは、Windows 8 Proをプリインストール。HDDを750GBから1TBへ強化する一方、光学ドライブはBDドライブからDVDスーパーマルチドライブとすることで、個人のビジネス用途に向けた製品とした。
そのほかの仕様は従来モデルと同様で、Core i7-3632QM(2.2GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB、DVDスーパーマルチドライブ、1,366×768ドット表示対応15.6型液晶、KINGSOFT Office 2012。
インターフェイスはIEEE 802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、Ethernet、92万画素Webカメラ、USB 3.0×2、USB 2.0、HDMI、SDカードスロット、音声入出力。
バッテリ駆動時間は約6時間。本体サイズは378×244×31～39mm(同)。重量は約2.4kg。
AMDモデルは、HP Directplusで1月24日に発売。従来モデルに加えて春モデルではパフォーマンスモデルを追加。APUをAMD A4-4300M(2.5GHz、Radeon HD 7420G内蔵)から、AMD A8-4500M(1.9GHz、Radeon HD 7640G内蔵)へ変更し、CPU性能を60%以上、グラフィックス性能を45%以上向上させた。合わせて、バッテリ駆動時間は約6時間30分から7時間へ向上させた。価格は49,980円。
また、メモリも4GBから8GBへ増量。従来モデルのリネンホワイトに加えて、スパークリングブラックのカラーリングも追加している
そのほかの仕様は、HDD 500GB、DVDスーパーマルチドライブ、1,366×768ドット表示対応15.6型液晶、Windows 8(64bit)。インターフェイスは、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth、Ethernet、92万画素Webカメラ、USB 3.0×2、USB 2.0、HDMI、SDカードスロット、音声入出力。
本体サイズは378×244×31～39mm(同)。重量は約2.4kg。
Windows 8初心者向けサービスを強化
同社は春モデルにおいて、Windows 8の新しいUIに不安を持つユーザー向けのサービスを充実させる。Windows 8以降に同社へのサポート問い合わせが10%ほど上昇したことを受け、サービスの充実を図ったものとしている。
HP ENVY x2を除く全モデルに、Windows 8の基礎的な機能をHTMLベースで学べる「Windows 8入門」をプリインストール。
またHP Directplusのオプションとして、Windows 8に対応した解説本「速効! 図解HPパソコン」を1,050円、30日間/回数無制限でPC本体以外についてもサポートを受けられる「HPなんでも相談サービス(30日用)」を4,935円を提供。HPなんでも相談サービス(30日用)は量販店モデルには標準で付随する。
また、HP Directplusでは、上記のサービスに加えて30分間の自宅訪問レッスンサービスを受けられる「Windows 8訪問レッスン(30分)」を追加した、HP ENVY Ultrabook 4-1200とHP Pavilion Sleekbook 14-b100の「安心おまかせモデル」も用意する。価格は前者が93,030円、後者が32,970円。