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仕事もゲームも1台で。着脱式キーボードがユニークな「OneXPlayer G1」を写真でチェック!

OneXPlayer G1

 天空は3日、5月の発売を予定している着脱式キーボード搭載8.8型ゲーミングノートPC「OneXPlayer G1」の製品説明会を実施し、デモ機の展示を行なった。製品自体は国内販売が3月にアナウンス済みで、価格はRyzen 7 8840U搭載モデルが16万3,000円、Ryzen AI 9 HX 370搭載モデルが20万8,000円からとなっている。細かな仕様などについては、既報もあわせてご覧いただきたい。

 OneXPlayer G1の最大の特徴は、着脱可能な薄型物理キーボードと本体側のタッチパッドキーボード+コントローラを組み合わせた構造。物理キーボードを取り外すとポータブルゲーミングPC、取り付けると一般的なノートPCとして使えるデザインとなっている。

 この構造によって、1台でゲームも仕事もしたいといった要望に応えられるという。また、スレート型のポータブルゲーム機と違って畳めるため、ケースがなくても持ち運びやすいのも利点だとしている。

物理キーボードは着脱できる
仕事もゲームも1台でこなせるという

 物理キーボードはBluetoothでの接続にも対応しており、取り外した状態でもそのまま使用が可能。作業する際に打ちやすい位置にキーボードだけ移動するといった使い方もできる。本体に標準で付属するが、オプション品として単体での販売も実施する予定だとしている。

物理キーボードを装着した状態
右端のオレンジの部分を引き上げると
物理キーボードが取り外せる
取り外した状態でもBluetooth接続で入力できる
右側面には電源スイッチやUSB Type-Cポートを装備
本体とはポゴピンで接続される

 一方のタッチパッドキーボードは、キーボードモードとタッチパッドモードを切り替えられる仕様で、後者ではキーボード部分を含めたタッチ部分全域がタッチパッドとして機能する。ゲーム中にはカーソル操作に使用し、チャットなどちょっとした文字入力が必要なときにはキーボードに切り替えるといった使い方ができる。

 コントローラは、タッチパッドキーボード奥にジョイスティックや十字キー、X/Y/A/Bボタンなどを備えるほか、本体後方側面にLB/RBボタン、LT/RTトリガーを装備。ジョイスティックやトリガーにはホール効果センサーを採用しており、精密な入力が可能となっている。

本体側にはタッチパッドキーボードとコントローラ
ジョイスティックやトリガーも装備
物理キーボードを外した状態
タッチパッドモードではキーボードの印字部分もタッチパッドとして使える
左ジョイスティック周辺
右ジョイスティック周辺
トリガーなども装備

 クラムシェルながら手に持ったままゲームをプレイしやすいよう、ボディ形状にも工夫を凝らしており、底面は端部分を斜めにカット。LB/RBボタンを湾曲させたり、LT/RTトリガーを隆起させることで、押しやすいデザインとした。

底面の端部分は39.5度の角度で斜めにカット
クラムシェルでも手に持ってゲームをプレイしやすいデザインに

 CPUにはRyzen AI 9 HX 370またはRyzen 7 8840Uを搭載。メモリは32GBまたは64GB、ストレージは1TB/2TB/4TBと大容量で、Ryzen CPUのグラフィックス性能とあわせてAAAタイトルも快適にプレイできるとする。

 ディスプレイは144Hz対応の2,560×1,600ドットLTPS液晶を搭載。手に持って使えるボディサイズを維持しつつ、迫力が感じられる広さを確保できることから、パネルサイズは8.8型を選択したという。

 冷却機構にはデュアル渦流ファンや純アルミニウム製高放熱フィンを採用し、放熱性能を高めて安定したパフォーマンスを発揮できるとする。ファンは本体中央に設けられ、ゲームプレイ時に手が触れる部分の温度上昇を抑えるデザインにもなっているという。

AAAタイトルもプレイできる性能を実現
ディスプレイは144Hz対応8.8型2,560×1,600ドット液晶
Webカメラはディスプレイの右側ベゼルに部分に配置されている
デュアル渦流ファンなどで冷却性能も確保
CPUやメモリなど構成の異なる4モデルを用意する