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OpenAIの最新ロードマップで「GPT-4.5」と「GPT-5」が明らかに

 OpenAIの最高経営責任者であるサム・アルトマン氏は6日に、AIに関するOpenAIのロードマップをX(旧Twitter)投稿し、この中で「GPT-4.5」および「GPT-5」について言及した。

 同社が目指しているのは「AIがただ動くだけで皆さんの役に立つこと」だとする一方で、現状ではモデルや製品の選択肢が複雑化してしまっているため「モデルの選択にはうんざりしている」のだという。このため、今後のロードマップについては“魔法のように統合されたインテリジェンスに立ち返る”ことを宣言した。

 まずは社内で「Orion」と呼んでいたAI「GPT-4.5」をリリースする。これはOpenAIが提供する最後の思考プロセスの連鎖を使用しないモデルとなる。

 その後、最重要目標の1つである「o」と「GPT」シリーズの統合を目指す。具体的には、あらゆるツールを利用して必要に応じて長時間思考を行ない、幅広いタスクに役立つシステムの構築であり、ChatGPTとAPIの両方において、「o3」を含む多くの技術を統合したシステムとして「GPT-5」をリリースする。なお、o3を単独モデルとして提供する予定はない。

 ChatGPTの無料プランでは、不正利用を防止するためのしきい値内で、標準的なインテリジェンス設定のGPT-5に無制限にアクセスできる。一方、Plusプラン加入者はより高いインテリジェンス、Proプラン加入者はさらに高いインテリジェンス設定できる。これらのモデルには、音声やキャンバス、検索、深くリサーチする機能などが盛り込まれる予定だという。