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ソフトバンク、OpenAIとの協業で4,500億円投入。企業向けにAI開発・販売
2025年2月4日 12:38
ソフトバンクグループとOpenAIは、企業向けにカスタマイズされた最先端AI「クリスタル・インテリジェンス(Cristal intelligence)」の開発/販売に関する協業を発表した。ソフトバンクグループは年間30億ドル(約4,500億円)を支払い、グループ全体に同AIやChatGPT Enterpriseなどの既存ツールを導入する。
クリスタル・インテリジェンスは、ユーザーの指示したタスクを自律して実行できる企業向けAIエージェント。同AIにより、財務資料作成や文書作成、顧客対応などの日常業務を自動化でき、ユーザーはクリエイティビティや戦略的意思決定などの業務に集中できるという。
ソフトバンクグループは、クリスタル・インテリジェンスを導入することで、高度なシステム開発とAIエージェントの普及を加速させる。同AIにより、ソフトバンクは1億以上のタスクを自動化して新たなビジネス機会の創出を目指すほか、グループ傘下のArmはAIのグローバル規模での発展を促進するとしている。
両社は合弁会社「SB OpenAI Japan」を設立し、クリスタル・インテリジェンスを日本企業へ独占的に販売する。SB OpenAI Japanは同AIの導入を促進し、グローバル規模でのモデルを構築することで、日本企業が安全な環境で社内データを学習させ、自社システムと連携したAIエージェントを構築できるようにするという。