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Anker、紛失防止トラッカーを自主回収。「磁気カードの不具合を誘発」

 アンカー・ジャパンは、充電式のカード型紛失防止トラッカー「Eufy SmartTrack Card E30」に、ほかの磁気ストライプカードの不具合を誘発する不具合があるとし、自主回収を行なうと発表した。

 同社によれば、2024年12月にユーザーからカスタマーサポートに問い合わせがあり、対象製品に搭載されている磁石により磁気カードへの不具合が発生したという。これに伴い製品を出荷停止し、原因究明に向けて調査を実施した結果、対象製品の磁力が一部磁気カードへ影響を与える場合があることが発覚したため、自主回収を決定したという。

 原因は、対象製品の開発段階において製品の磁力と磁気ストライプを使用しているカードや通帳などの磁気保持力双方の個体差を前提にした検証が不十分だったため。これにより、製品が一部磁気カードへの影響を与える可能性があるまま製品を出荷した。

 影響拡大を防ぐため、対象製品については新規出荷および販売を停止。磁気カードに対しての磁力の影響を考慮した改善版の開発を進め、3月中目処で発売を予定している。また、製品を所持しているユーザーに対しては、オンラインや電話窓口などを介して回収を受け付けている。

 なお、充電用端子がない製品(Eufy Security SmartTrack Card)は回収対象外。