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iOS 18.2公開。iPhone 16が2段階シャッターに対応、写真アプリも改善

 Appleは12日、iOS 18.2を公開した。主な更新内容としてはカメラに2段階シャッターを追加したほか、写真アプリとSafariの改善、OS機能の追加やバグ修正などが含まれる。

 2段階シャッターは、カメラコントロールを軽く押すとカメラのフォーカスと露出を固定できる機能。iPhone 16シリーズで利用できる。

 写真アプリの変更点は、動画表示時の設定としてフレーム単位のスクラブ(取得)に対応したほか、自動ループ再生をオフにできる機能を追加。コレクションビューでは右スワイプで前のビューに戻れるようになった。また表示や共有に関する履歴の消去も可能になっている。

 Safariでは、ブラウズデータの読み込み/書き出しが可能になったほか、HTTPS通信が可能な場合常にHTTPS通信を行なう優先設定を追加した。ダウンロードの進捗表示やスタートページの背景カスタマイズも可能となった。

 iPhone 16 Pro/Pro Maxでは、「ボイスメモ」がレイヤーのある録音に対応し、ヘッドフォンを使用しなくても既存の曲にボーカルを追加でき、作成した2トラックのプロジェクトを直接Logic Proに読み込めるようになった。またカメラのナイトモードで長時間露光をした際に、写真が劣化して表示される問題を修正した。

 そのほかの更新内容は下記の通り。このうち「探す」アイテムの位置情報を第三者と共有する「Share Item Location」は、11月に無料アップデートによる提供を予告していた。

  • 「探す」に「持ち物の位置情報を共有」を追加。AirTagまたは探すネットワーク対応アクセサリの位置情報を航空会社などの「信頼できる第三者」と共有できるようになった
  • ポッドキャストの「お気に入りのカテゴリ」を追加。選択すると関連する番組のおすすめを表示し、ライブラリから簡単にアクセスできるようになる
  • ポッドキャストの「パーソナライズされた検索結果」ページで、関連性の高いカテゴリやユーザーの好みに合わせて編集されたコレクションをハイライトするようになった
  • キプロス、チェコ共和国、フランス、イタリア、ルクセンブルク、ルーマニア、スペイン、アラブ首長国連邦、およびイギリスで、AirPods Pro 2を使ったAppleのヒアリングチェックプログラムに対応した
  • アラブ首長国連邦で、AirPods Pro 2を使ったAppleのヒアリング補助プログラムに対応した
  • 「株価」の時間外(立会時間前)株価で、市場が開く前にNASDAQとNYSEの銘柄を追跡できるようになった
  • 最近取り込まれた写真が「すべての写真」のグリッドにすぐに表示されない問題を修正した