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カシオ、モフるためのペットロボット。育て方次第で400万通りの個性

 カシオ計算機は、モフモフした毛並みの外観で撫でることができ、感情が成長するAIペットロボット「Moflin」(モフリン)の予約販売を開始した。発売は11月7日で、価格は5万9,400円。本体色はゴールド(型番:PE-M10GD)およびシルバー(PE-M10SR)の2種類。

 “飼い主”と深い絆が築けるというAIペットロボット。よく話しかける人を飼い主として認識するだけでなく、撫でる/抱きしめるといった愛情表現から、飼い主が好む仕草を認識し、自ら進んで行なう。育て方次第で形成される個性は400万通り以上になるという。

 専用のiOS/Android無料アプリ「MofLife」(モフライフ)により、現在の感情をアニメーションで視覚的に確認したり、気持ちの変化をグラフやメッセージで把握でき、接し方を見直すこともできるという。

 さらに、入院(修理)費用やファー(毛皮)の手入れ費用が安価になる有料会員サービス「Club Moflin」(年間6,600円)も用意する。

 本体サイズは約130×90×180mm、重量は約260g。1,200mAhのリチウムイオン電池を内蔵し、約5時間の駆動が可能。付属品はMoflinハウス(充電器)、ACアダプタなど。

 カシオによれば、心のケアを目的としたメンタルヘルス向けAIの世界市場は2022年に1,200億円、2027年に5,800億円に拡大すると予測されており、この背景を踏まえて開発された。カシオが技術開発ライセンスを供与し、実施したスタートアップ企業によるクラウドファンディングでは、想定の30倍を上回る申込みがあり、高い評価を得たという。

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