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日本特有のニーズに応え、35%の出荷増を達成したモトローラ
2024年7月3日 19:21
モトローラ・モビリティ・ジャパン合同会社は、125W急速充電やカーブエッジディスプレイなどを備える約6.7型スマートフォン「motorola edge 50 pro」および「motorola edge 50s pro」を12日に発売する。前者はオープンマーケット版で、直販価格は7万9,800円。後者はSoftBank向けモデルとなる。
どちらもSnapdragon 7 Gen 3を搭載し、約19分で100%充電が可能という125W急速充電に対応。約5,000万画素メインを含む3眼背面カメラや5,000万画素前面カメラなども備え、IP68防塵防水やFeliCa/おサイフケータイもサポートしている。
そのほか製品の詳細な仕様ついては既報をご覧いただきたい。本稿では3日に開催された新製品説明会の模様をお届けする。
アジア地域は出荷台数が昨年比2倍に。国内も好調
製品発表会では、モトローラ・モビリティ・ジャパン合同会社 代表取締役社長の仲田正一氏と、同社テクニカルアカウントマネージャーの見潮充氏が登壇した。
仲田氏は、motoloraの歴史を振り返るとともに、同社の事業状況や今後の展開について説明した。国内ではフラグシップにあたるrazr、ミッドレンジのedge、スタンダードのmoto gの3つカテゴリで製品を展開。今回新製品を投入するedgeは、日々の生活でスマートフォンを多く使うようなユーザーに対し、より使いやすく、新たな体験と付加価値を提供していくカテゴリだと述べた。
また、戦略については、①製品、②ソフトウェア体験、③戦略的パートナーシップ、④ブランド、⑤B2Bを5本の柱として推し進める。中でも製品については、日常生活と密接に関わるスマートフォンにおいて、テクノロジーとライフスタイルを融合した製品デザインが重要だと説明。さらに、AI機能である「moto ai」やスマートデバイスとの連携についても注力し、製品開発を行なっているという。
ビジネスの概況については、グローバルでは本拠地でもある北米において、シェア3位を維持し、昨年比12%の出荷台数増を達成。アジア・パシフィックでは、昨年比で出荷台数が2倍に達しており、事業が大きく進展しているとした。
日本市場ついても、出荷台数は昨年比35%増を達成。SIMフリースマートフォンにおける市場シェアも3位となっている。成長の要因については、幅広いレンジをカバーするラインナップ展開や、razrの本格導入が影響したと説明している。同社では今回の新製品投入を通じて、事業のさらなる進化を目指す。
あっという間に充電できる125W TurboPowerの実演も
続いて見潮氏は、新製品の詳細について説明。motorola edge 40の後継機にあたり、19分でフル充電できる125W TurboPower、カーブエッジディスプレイやヴィーガンレザー仕上げの背面による美しく手に馴染むデザイン、moto aiによって白飛びや手ぶれを改善するカメラ機能などを特徴として紹介した。FeliCa/おサイフケータイや、IP68の防塵防水にも対応し、日本特有のニーズにも応えている。
なお、motorola edge 50 proとmotorola edge 50s proとでは、販路、メモリ容量、カラーバリエーション、キャリアアプリの有無が異なる。対応バンドなどそれ以外の仕様は共通。
motorola edge 50 pro | motorola edge 50s pro | |
---|---|---|
販路 | 直販、MVNO(IIJ)、各種量販店、ECサイト | SoftBank |
メモリ容量 | 12GB | 8GB |
カラーバリエーション | ブラックビューティ リュクスラベンダー | ブラックビューティ リュクスラベンダー バニラクリーム |
アプリ | メーカー標準 | キャリアアプリがプリインストール |
また製品説明が行なわれる横で、125W TurboPowerによる急速充電のデモも壇上で実施された。ストップウォッチも並べられており、1%から100%までの充電が約17分で完了していた。
そのほか、映像クリエイターの石田裕一氏、ストリートスタイルフォトグラファー/ジャーナリストのシトウレイ氏によるトークセッションも行なわれ、実際にmotorola edge 50 proを使って撮影した写真や映像が、両氏の解説とともに紹介された。
以下、会場に展示されていた実機の写真となる。