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XREAL、スマホのようなAR特化デバイス

 XREALは、同社のARグラスに最適化したスマートフォンのようなコンピューティングデバイス「XREAL Beam Pro」の予約販売を開始した。発売は8月6日。価格はメモリ6GB+ストレージ128GBモデルが3万2,980円、メモリ8GB+256GBモデルが3万9,980円。

 スマートフォンのようなデバイスで、Android 14をベースにAR向けに最適化された「nebulaOS」を搭載。同社のARグラスは別途スマートフォンが必要だが、本製品はそのスマートフォンの代わりのホストとなる。スマートフォンからWWANを省き、ARに特化した仕様と言った方が早いだろう。ARグラスとはUSB Type-Cで接続し、給電も行なう。

 背面に50万画素のデュアルカメラを搭載し、XREALのARグラスに最適化した3D写真や動画を撮影できる。60fpsまたは30fpsの動画撮影で、いずれも手ぶれ補正に対応。ARグラスと組み合わせることで、高い没入感の3Dコンテンツインタラクション体験を実現するという。

 また、一般的なAndroidアプリのダウンロードとインストールに対応し、コントローラ、マウス、キーボードを接続してオフィスモードで利用できる。

 プロセッサはSnapdragon spatial companion processorで、6.5型のフルHDディスプレイを搭載。microSDカードスロット、Wi-Fi 6やBluetooth 5.2もサポートする。バッテリは4,300mAh。USB Type-Cポートは2基で、ARグラス接続とともに充電が行なえる。本体サイズは162.84×75.55×10mm、重量は約208g。