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Shokz、泳ぎながら使えるBluetooth骨伝導イヤフォン。OpenFitの廉価版も
2024年5月9日 19:34
Shokz Japan株式会社は、オープンイヤー型イヤフォンブランド「Shokz」の新製品として、「OpenSwim Pro」および「OpenFit Air」の2製品を10日に発売する。価格は順に2万5,880円、1万9,880円。
OpenSwim Pro
OpenSwim Proは、泳ぎながら使える骨伝導イヤフォン型音楽プレーヤー「OpenSwim」の後継モデルとなる骨伝導イヤフォン。前モデルからの最大の変更点として、単体で音楽を楽しめるMP3モードのほかに、スマートフォンなどと接続して音楽再生や通話ができるBluetoothモードを新たに搭載した。
水深2mまで耐えられるIP68の防水性能を備え、水泳などの水中での使用に好適とする。骨伝導技術「PremiumPitch 2.0+」によりパワフルかつクリアな音量と豊かな低音を実現し、マルチポイント接続にも対応するほか、デュアルノイズキャンセリングマイクも搭載する。
OpenSwimからの改良点として、ストレージ容量は4GBから32GBに拡張され、バッテリ駆動時間は約8時間から約9時間となった。急速充電にも対応し、10分間の充電で最大3時間使用できるという。
MP3モードとBluetoothモードの切り替えは、本体搭載の物理ボタンまたはアプリにより行なえる。アプリではイコライザのカスタマイズも可能。カラーはグレーとレッドの2色を展開し、Bluetooth 5.4を備え、重量は27.3g。
OpenFit Air
OpenFit Airは、昨年7月に発売した史上初のオープンイヤー型の完全ワイヤレスイヤフォン「OpenFit」のコストを抑えたカジュアルモデル。人間工学に基づき設計された「Shokz Airイヤーフック」を採用することで、「夢中になる心地よさ」を称するほどの快適な装着感を実現したという。
イヤーフックには素材にニッケルチタン記憶合金を使用したほか、下部にカットアウトデザインを採用することで、さまざまな耳の形に対応できる。イヤーバッドは快適性を追求した「デュアル・ベベル・デザイン」を採用しており、羽のような軽く、イヤーバッドが耳に触れにくい快適な装着感を実現している。
18×11mmのドライバユニットを搭載するほか、逆位相を利用して音が耳だけに届くようにすることで音漏れを抑える「DirectPitch」技術や、深みのある低音をもたらす低域強化アルゴリズム「Shockz OpenBass Air」も備える。
IP54の防水性能やBluetooth 5.2を装備し、アプリ「Shokz APP」によりイコライザのカスタマイズやファームウェアアップデートが可能。マルチポイント接続にも対応するほか、マイクはノイズキャンセリングを搭載する。
カラーはブラック、ホワイト、ピンクの3色を展開する。ブラックとホワイトが10日、ピンクが近日中に発売となる。イヤフォンの重量は約8.7g。
発表会ではShokzの紹介やランナーによる振り落としチャレンジも
発売に先立って行なわれた発表会では、Shokz Japan株式会社 国際事業部 アジア地域担当のJean(XIMEI YANG)氏や、フォーカルポイント株式会社 マーケティング部 部長の田中大士氏が登壇し、Shokzブランドや新製品を紹介した。
Shokzは、2011年に設立したオープンイヤー型イヤフォンに特化したコンシューマエレクトロニクスブランド。オープンイヤー型イヤフォンのパイオニアであり、業界のトップブランドを自負しているといい、2023年にはスポーツ用およびオープンイヤー型イヤフォンにおける世界売上で1位を獲得したという。
このほか、2023年末までに1,500万台の製品を世界で販売しており、日本市場では2023年に骨伝導イヤフォンの売上台数1位を記録している。同ブランドでは、世界最高のランナーと呼ばれるエリウド・キプチョゲ選手や日本の大迫 傑選手などがブランドアンバサダーに就任している。
発表会ではこのほか、タレントでフルマラソンの自己ベストが3時間1分32秒のランナーである西谷綾子さんがゲストとして招かれ、OpenFit Airがランニング時でも振り落とされないことなどを実証した。
西谷さんはOpenFit Airについて、軽量であることや、フィット感があり激しい動きでもズレないこと、オープンイヤー型なので蒸れずに快適に使用できることなどを感想として述べた。