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23,800mAhバッテリやプロジェクタまで積んだのはいいが696gもある超弩級スマホ「TANK 3 Pro」

 Shenzhen OBlue Communication Technology傘下のブランド8849は、23,800mAhのバッテリやDLPプロジェクタを内蔵したスマートフォン「TANK 3 Pro」を発表した。残念ながら技適やPSE取得の予定はないという。

 TANK 3 Proは120Hz/100lmに対応したDLP(デジタルライティングプロセッシング)プロジェクタを内蔵し、壁面やスクリーンへの投影が可能なのが特徴。

 また23,800mAhという超巨大容量のバッテリを搭載し、98時間の音楽再生、118時間の通話、48時間のビデオ再生、38時間のゲームが可能。120Wの急速充電も備え、1.5時間で90%まで充電できる。

 プロセッサはDimensity 8200で、メモリは16GBまたは18GB(仮想RAM機能により32GBまたは36GBに拡張可能)、ストレージは512GBになっているなど、スマートフォンとしてのスペックも申し分のないものとなっている。熱対策としてファンも内蔵する。

 ディスプレイは1,080×2,460ドット/120Hz表示対応の6.79型で、OSはAndroid 13。カメラは2億画素メイン+6,400万画素暗視+5,000万画素広角+5,000万画素前面。このほか、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3、GPS/Glonass/Beidou/Galileoによる測位、大型のLEDライト、IP68防水の対応も謳われている。

 対応バンドは5Gがn1/2/3/5/7/8/12/20/25/28/38/40/41/66/77/78、4G LTEが1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28ab/34/38/39/40/41/42/66、3Gが1/2/4/5/6/8/19およびBC0/1、2Gが2/3/5/8。

 機能的に「これ以上必要なのか?」と思うぐらい詰め込んだ本製品だが、本体サイズは179×86×29.8mm、重量は696gと片手で持つことを度外視した超弩級となっている点には注意されたい。

 なお、8849というだけではしっくり来ない人も多いとは思うが、Shenzhen OBlue Communication Technologyは、変態スマートフォンを数多くリリースしているUnihertzブランドも傘下に収めている。

【16時50分訂正】記事初出時のAliExpressの価格は、発売前にあたり、正しい価格ではないとのことで削除いたしました。