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XPSでプレミアムノートを追求し続けるデル

左から、デル・テクノロジーズのフォンタナ海氏、スペシャルゲストの渋谷凪咲氏、デル・テクノロジーズの横塚知子氏

 デル・テクノロジーズ株式会社は、Core Ultra搭載のプレミアムノートとして、新型「XPS 13」、「XPS 14」、「XPS 16」を発売した。各機種の仕様などについては既報をご覧いただきたい。本稿では、21日に開催された発表会の内容と実機写真をお届けする。

「ゾーン」に入ることをテクノロジーで後押し

 発表会ではまず、同社コンシューマー&ビジネス マーケティング統括本部 本部長 横塚知子氏が登壇。同社が2月22日~3月7日にかけて開催するポップアップストアイベント「WELCOME TO THE ZONE」(東京都千代田区丸の内二丁目7番2号 KITTE丸の内 1階 アトリウム)の紹介を行なった。発表会自体もこのイベント会場にて実施された。

 1日の中で集中する時間、特に高いパフォーマンスを引き出せるいわゆるゾーンに入った状態では、高い負荷もかかる。イベントのコンセプトにもなっている「WELCOME TO THE ZONE」は、ユーザーがこのゾーンに入れるよう、そういった負荷に対してテクノロジーの面からサポートするという考えの下、同社の幅広いラインナップを体験できるスペースとして開設したという。

 イベント用のキービジュアルには生成AIで描いた人物の画像を起用。これは新型XPSシリーズが、Core UltraによるAI機能を大きな特徴としていることが理由の1つだという。同氏は、新生活に向けて、本イベントを通じてゾーンに入るための最適な1台を選んで体験してほしいと語った。

イベントのキービジュアル。生成AIを使ってデザインされたという
KITTE丸の内に設置された期間限定のポップアップストア「WELCOME TO THE ZONE」(出典:デル・テクノロジーズ株式会社)

プレミアムノートを追求するXPS

 続いて、同社コンシューマー&スモールビジネス プロダクトマーケティング統括本部 シニアアドバイザーのフォンタナ海氏より、新型XPSシリーズの説明が行なわれた。

 XPSシリーズは、カスタマーエクスペリエンス、デザイン、イノベーションの3つの価値観に基づき、プレミアムの名にふさわしいブランドとして展開。高い質感や使用感、これまでにないデザインや最新の技術などを積極的に採用し、画期的な体験をいち早く届けること目標にしているという。

プレミアムノートとしてのXPS

 今回の新型ではラインナップを刷新。13型はXPS 13 Plusを刷新したかたちで、薄型・軽量でモビリティを重視。加えて、パフォーマンスとモビリティの両方をカバーする14型、パフォーマンス特化の16型を新たに投入する。

 サイズ展開については、市場の直近のトレンドとして13型が継続して35%前後を占めている一方、14型が拡大し、15型が14型または16型へとシフトしつつある傾向を考慮したものだという。

13型は継続で、新たに14型と16型を採用
14型が拡大しつつある市場のトレンドにあわせたサイズ展開に

 デザインについては3機種ともにXPS 13 Plusベースのものを採用。CNCアルミ削り出しとビーズブラストの表面加工、タッチファンクションメディアキー、キー間のスペースを抑えたゼロラティスキーボード、縁のないシームレスなガラス製タッチパッドなどにより、革新的でありながらシンプルで落ち着いたデザインに仕上げたと説明。できるだけ無駄を排除したことで集中しやすく、使う場所を選ばないデザインになったとした。

 性能面ではCPUには新たにCore Ultraシリーズを搭載。NPUを活用したローカルでのAI機能を実現できるほか、同社製PCとしては初となるCopilotキーも装備し、押すだけで瞬時にCopilot in Windowsへのアクセスが行なえる。さらに、64GBメモリ/4TB SSDといった高性能構成の用意や、XPS 14および16におけるディスクリートGPUのサポートなども特徴。XPS 13は幅広い用途で、XPS 14と16はクリエイターやエンジニアなどにも好適だとしている。

革新的な機能を持たせつつシンプルなデザインに
Core Ultraを搭載する点なども特徴

 そのほか発表会では、横塚氏とスペシャルゲストの渋谷凪咲氏によるトークセッションなども行なわれ、新型XPSのデザインについて、スタイリッシュですごくかっこいいと感想を語った。また、NPUを使った生成AIのリアルタイムデモでは、その様子を見て驚く場面もあった。

トークセッションの様子

 以下、展示されていた実機を写真で紹介する。なお、カラーはプラチナシルバーとグラファイトの2種類が用意されるが、展示機はいずれもグラファイトのみとなっていた。

XPS 13
本体
天面
左側面
右側面
キーボード。日本語配列も選べるが、展示機は英語配列だった
右Ctrlの位置がCopilotキーに
タッチファンクションメディアキー。Fnキーを押すと機能と表示が切り替わる。消灯も可能
新型XPSのデザインのベースとなったXPS 13 Plus
XPS 13の旧モデル。デザインが大きく変わったことが分かる
XPS 14
本体
天面
左側面
右側面
キーボード
XPS 16
本体
天面
左側面
右側面
キーボード。試作機とのことで右下がCtrlキーのままになっているが、製品版ではCopilotキーになるという