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Acer、裸眼立体視対応の15.6型ノートと27型ゲーミングモニター

Aspire 3D 15 SpatialLabs Edition

 Acerは7日(米国時間)、裸眼立体視対応製品として、15.6型ノートの「Aspire 3D 15 SpatialLabs Edition」、および27型ゲーミングモニター「Predator SpatialLabs View 27」を発表した。北米での発売時期および価格はそれぞれ、2月/1,399.99ドルから、2024年第2四半期/1,999ドルから。

Aspire 3D 15 SpatialLabs Edition

 Aspire 3D 15 SpatialLabs Editionは、2D時で4K(3,840×2,160ドット)表示対応の15.6型IPSパネルを搭載したノートPC。2Dモードと3Dモードを切り替えて使うことができ、本体上部のアイトラッキングセンサーと組み合わせることで裸眼での立体視を実現する。色域もAdobe RGBを100%カバーしている。

 専用のSpatialLabs Model Viewerを通じてCGIやCADのファイルを立体で閲覧できるほか、対応アプリケーションでは3Dコンテンツ制作にも活用可能。加えて、2DのコンテンツをAIが分析し、リアルタイムで3D化するSpatialLabs Goも搭載。自身が撮影した写真やYouTubeの動画などでも立体的に楽しめる。

 最上位構成の主な仕様は、Core i7-13620H、32GBメモリ、1TB PCIe 4.0 SSD、GeForce RTX 4050 Laptop GPU、Windows 11 Homeなど。

 本体サイズは362.3×239.89×24.6mm、重量は2.32kg。

2DのコンテンツもAIで3Dにリアルタイムに変換
天板。右下にはSpatialLabsの刻印も施される
左側面
右側面

Predator SpatialLabs View 27

Predator SpatialLabs View 27

 Predator SpatialLabs View 27は、裸眼立体視や空間オーディオ機能に対応した27型ゲーミングモニター。同社が2023年10月に発表した「SpatialLabs View Pro 27」のゲーム向けモデルにあたる。

 本体上部にアイトラッキングセンサー、下部の左右に2.5Wスピーカーを1基ずつ搭載。裸眼での立体視機能に加えて空間オーディオが使えるのが特徴で、ヘッドフォンなどがなくてもゲームへの没入感を高められるという。また、独自のシェーダとドライバ技術を活用したSpatialLabls TrueGameにより、ゲームの既存の深度情報から3Dプロファイルを生成したり、3D Ultraモードを通じて効果を好みにあわせてカスタムしたりできる。

 主な仕様は、表示色数が10億7,000万色、応答速度が5ms、輝度が400cd/平方m、コントラスト比が1,000:1。G-SYNC CompatibleやFreeSync Premiumもサポートしている。

 インターフェイスは、HDMI 2.1、DisplayPort 2.0、USB Type-C(90W PD給電対応)など。USBハブ機能も備える。

上部にはアイトラッキングセンサー
下部左右にはスピーカーを装備
立体視の細かな調整も行なえる

 そのほか、SpatialLabs View Pro 27を3枚横に並べた状態で裸眼立体視が体験できるデモなども実施されていた。