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日立、片側空けを抑止する新型エスカレータ

 株式会社日立製作所株式会社日立ビルシステムは、片側空けを抑止する機能を備えた新型エスカレータを開発した。2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の開催にあわせ、2024年に開業予定の北港テクノポート線「夢洲駅」向けに開発されたものになる。

 今回開発したエスカレータでは、LEDを用いた新機能を複数搭載。上りの乗り込み口付近のステップに、2列乗り込みの立ち位置を光で照射する「乗り込み口LED誘導照明」、階段状に変わっていく位置に段差を強調する光を照射する「ライザーLED照明」、ステップの移動速度にあわせて両脇を照明で照らす「スカートガードLED照明」の3つを装備している。

 加えて、従来から有償オプションで提供しているカバープレート埋め込みLED誘導表示器、乗り降り位置を知らせる込むシグナルと組み合わせることで、2列利用の誘導と安全面への注意喚起を行ない、片側空け利用と歩行を抑止できるとしている。