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JR品川駅でMSI、インテル、ニトリによる、お値段以上な(?)ゲーミングルーム体験イベント
2023年12月14日 13:19
インテル、MSI、ニトリは、ゲーミング家具体験イベント「カスタムPCショールーム2023」を9～10日にかけて開催した。
JR品川駅の構内に設置されたイベント会場には、MSI製ゲーミングPCパーツのほかニトリのゲーミング家具、インテルによる第14世代Coreなどを展示。ゲーミングルームをイメージした試遊スペースでは、ホワイトでまとめたニトリのゲーミング家具とMSIの「MPG GUNGNIR 300R AIRFLOW」を組み合わせた構成が目を引いた。
インテルは第14世代Core i9/i7/i5のCPUを展示したほか、9月より推し進めているPC知識の認定制度「インテルPCマイスター」も紹介。MSIは第14世代Core対応のB760チップセット搭載マザーボードを展示していた。
とりわけ親子連れやカップルで賑わっていたのは、ニトリの家具とMSIのデスクトップPCによる「ゲーミングルーム」の試遊スペースだ。展示においてはゲーミングルームというコンセプトのもと、デスク、シェルフ、チェアにPCを含めた「全体で1つ」のコーディネートを提案。集中してゲームを楽しむ環境としてだけでなく、利用できる面積の広いL字型デスクを採用して動画配信も視野に入れた展示も行なった。ニトリではブラックとホワイトの2カラーでゲーミング家具を展開しているが、会場では特にホワイトの展示に大きな面積が割かれていた。
ニトリは9月開催の東京ゲームショウにおいても、ルーム自体をセットで提案する試みを行なっている。今回実施したMSIとのコラボも、東京ゲームショウでの展示がきっかけになったという。
株式会社ニトリ 商品部の高田淳之介氏によれば、単に「ゲーミング」というひとくくりのイメージで家具を出したわけではなく、その中でもライフスタイルや用途に応じた商品を用意し、空間そのものの提案を念頭に商品開発をしているという。今後の構想としては、インテリア的に違和感のない吸音材などストリーマー向けの商品を増やす方針だとした。
Intelが推し進める「カスタムPC」は、自作PCの裾野を拡げる施策の一環。今回訴求した「ゲーミングルーム」のコンセプトでは、ゲーミング環境を駆動する核でありながらも自分好みに構築できる一要素としてカスタムPCを位置付けている。
インテル株式会社 技術本部長の安生健一朗氏はカスタムPCについて「性能を追求するだけでなく、かっこいいインテリアとしても楽しめるような存在にしていく取り組みでもある」と説明。今回展示したホワイト基調のゲーミングルームに関しても、PCがインテリアの1つとして溶け込む見せ方になっている点を高く評価しており「ゲーミングルームという形で家具と一緒にPCを見せることによって、例えば春の新生活で一から部屋の環境を作り上げていく中で、カスタムPCに挑戦いただく契機にもなりうるのではないか」と話した。
会場をJR品川駅構内とした理由についてMSIにたずねたところ、日常的にPCを利用する人が行き交うオフィス街であり、またイベント会場として比較的広いスペースが取れる条件だったことから品川駅を選んだという。足を止めて試遊スペースを利用している来場者の層については、先述の通り出かける途中の親子連れやカップルが多かったといい、これまでにゲーミングPCや自作PCにあまり触れてこなかった新しい層への訴求に手応えを感じている様子だった。
開催2日目にあたる12月10日には、会場においてカスタムPCの解説イベントを実施。PCパーツの役割を説明しながら、マザーボードにCPUやM.2 SSDを組み付けていた。「CPUクーラーは人間でいうところの冷えピタ」「電源は心臓」などPCの構造に詳しくない人にもイメージしやすい言葉を使って解説を進めた。
