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キャリブレーションもPantone色提案もできるホイール付き。ViewSonicから本気のプロ向け4K液晶
2023年12月13日 14:18
ビューソニックジャパン株式会社(ViewSonic)は、Adobe RGBカバー率100%、DCI-P3カバー率98%といった広色域に対応したプロフェッショナル向け4Kモニター「ColorPro VP2786-4K」を20日に発売する。価格はオープンプライスで、実売予想価格は12万9,800円前後の見込み。
広色域対応に加え、FograによるクラスAソフトプルーフモニター認定とIdealliance Method認証も取得しており、モニターに表示されているものと、印刷物の間で絶対的に高い品質の一致を実現するという。工場出荷時に個別のキャリブレーションも施している。
また、キャリブレーションやカラー調整が可能な「ColorPro」ホイールや、マグネット式の遮光フードが標準で添付。写真家、イラストレーターといったさまざまなアーティストのニーズを満たす設計となっている。
ColorProホイールはディスプレイ本体の輝度、コントラストやさまざまな表示設定が行なえるだけでなく、Adobe Creative SuiteおよびCapture Oneソフトウェアのコントロールも可能となっており、ブラシのパラメータやスライダーによる画像調整、タイムライン操作などが可能。
ホイール底面にはキャリブレータも内蔵しており、ソフトウェア「Colorbration+」を介したキャリブレーションが可能で、長期的な色の一貫性や精度を確保できる。さらに、「ColorPro Sense」ソフトウェアに対応しており、画面上に表示されている色を認識し、それにもっとも近いPantoneのカラーコードを提示することが可能となっている。
ディスプレイ後部にはホワイト/ウォームホワイト/イエローから色を選択して周囲を照らせる「Backstage Light」を装備しており、暗室において照明を提供する。
主な仕様は、パネルがAH-IPS、解像度が3,840×2,160ドット、表示色数が約10億7,000万色、中間色応答速度が5ms、輝度が350cd/平方m、コントラスト比が1,300:1(最大2,000万:1)、視野角が上下/左右ともに178度。色域はAdobe RGB/DCI-P3のほか、sRGB/Rec709/EBU/SMPTE-Cともに100%カバーするという。
インターフェイスは、DisplayPort 1.4、HDMI 2.0×2、USB Type-C、USB Type-Aハブ×4、ステレオミニジャック。3W+3Wのステレオスピーカーも内蔵する。スタンドは-3～21度のチルト、120度のスイベル、130mmの昇降、左右90度ずつのピボットをサポート。
本体サイズは613×232×449.1～569.1mm、重量は約8.3kg。