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2022年のSSD全世界出荷台数は前年比10.7%減ながら成長は継続。中国勢の躍進も

 市場調査会社のTrendForceは7日(台湾時間)、2022年の全世界SSD出荷台数に関する調査結果を報告した。

 同社が公開したレポートによれば、2021年より続いていたコントローラICの不足が解消し、市場の需給バランスが回復したにもかかわらず、SSDの総出荷台数は前年比10.7%減の約1億1,400万台にとどまり、依然として市場は低迷していたという。

 出荷台数のトップはKingstonで、市場シェアの28%を占める。次いでADATA、Lexar、Kimtigoと続く。各社の動向についてTrendForceが言及したところによると、Kimtigoは産業用途とOEM市場への事業拡大でシェアを伸ばし、5位のNetacも同様に産業用SSDの政府発注を確保したことで前年並みの市場シェアを維持することに成功したとしている。

 6位のColorfulは中国産のコントローラICとNANDフラッシュによるコストの優位性を活用して出荷量を増やしたことからシェアを獲得。7位PNYは広範な国際チャネル開発を通じて市場の低迷に耐え、9位GIGABYTEはゲーム市場の恩恵を受けて出荷を伸ばした。10位Transcendは産業向け市場で収益性の高いニッチ製品の維持に注力してシェアを維持した。

 上位5ブランドの合計市場シェアは2021年の53%から59%に伸長し、今後も成長する可能性が高いとしている。2022年は第3四半期に半導体メモリ価格の急落が起こるなどいくつかの大きな変動があった1年だったが、TrendForceは結果として「大きな市場ボリュームと資金力を持つ大規模なSSDチャネルは、マーケットの浮き沈みをうまく乗り切り市場機会をつかむことができた」と評価している。

 技術面では、中国Maxio TechnologyのPCIeコントローラ開発技術の成熟に言及した。同社は多くのNANDフラッシュサプライヤーと互換性のあるPCIe 4.0製品の供給に加え、PCIe 5.0製品の開発と検証にも積極的に取り組んでいるとしている。TrendForceはランキングにもみられる中国メーカーの躍進を踏まえて、中国の独立系制御ICメーカーとモジュールメーカーの連携は、今後も活発化するとの予想を明らかにした。