Google検索、画像・文章の生成AIを試験提供

　米Googleは12日(現地時間)、Google検索で8月中旬より試験運用を実施している、生成AIを活用した「生成AIによる検索体験」(Search Generative Experience、SGE)の新機能として、画像および文章の生成機能のテストを開始した。PCおよびAndroid/iOSのChromeからSearch Labsにアクセスし、SGEに参加することで利用できる。

　画像生成機能では、Google画像検索で生成AIによる画像生成ができるようになる。たとえば、「シェフの帽子をかぶって朝食を作っているカピバラの絵を描く」と画像検索すると、画像が最大4つまで生成される。

　SGEの画像生成機能を有効にすると、画像の検索中に検索キーワードに関連するAI画像を生成するオプションも表示されるようになる。

画像生成の様子

AI画像生成のオプションを表示されるように

　文章生成機能では、検索内容に関連する文章を生成できるようになる。たとえば、ガレージをホームオフィスに変える方法を検索し、連絡したい請負業者を見つけた時に、請負業者に対して見積もりを求める文章の下書きがAIで生成できる。生成された下書きは、GoogleドキュメントまたはGmailにエクスポートできる。

文章生成機能

　同社は今後、画像のコンテキストや信頼性を評価でき、AIで生成された画像かを判断できる「この画像について」という機能の公開も予定しているという。