ニュース

次世代Intel LGA1851対応の水冷クーラー登場。フィンも工夫で放熱性/堅牢性向上

Cube 240

 台湾AZZAは11日(現地時間)、Intelの次世代ソケット「LGA1851」対応を謳う簡易水冷CPUクーラー「Cube 240」、「Cube 360」を発表した。価格はそれぞれ79.99ドル、99.99ドル。

 “今後登場する”とされるLGA1851ソケットを含む、ほとんどのIntel/AMDソケットへの対応が謳われているのが特徴。また、ポンプを水冷ヘッド部ではなくラジエータ内に内蔵したのが特徴で、4,000rpmにより96L/hの流量および1.5mH2Oの水圧を実現。ポンプは一体型インペラ設計により、振動を最小限に抑えるとともに耐久性が向上しているという。

 また、ラジエータのフィンにも工夫が施されており、長方形のフィンにより全体の溶接が堅牢になり、振動が抑えられるだけでなく、表面積が増加したことで熱伝導効率が向上した。フィンの両端には強化用の折り目もあり、圧力や曲げに対する耐性が向上。ユーザーが取り付け作業をする際にフィンを損傷することを防げるという。

 水路に関しては、幅2mmの水路を12本設けることで、液体とラジエータの断面積が46.7%、水位流量が33%増加したとしている。付属のARGBファンは最大2,000rpmで、風量は65.2CFM、動作音は34dB。水冷ヘッドはキューブデザインが特徴となっており、ピラミッド状のARGBライティングを備える。

Cube 360
幅2mmの水路
ラジエータフィンにも工夫