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FILCO、左右分離可能なエルゴノミクスキーボード「Majestouch Xacro M10SP」

 ダイヤテック株式会社は、FILCOブランドの左右分離可能なエルゴノミクスキーボード「Majestouch Xacro M10SP」を26日に発売する。価格は2万3,100円(茶軸/青軸/赤軸)~2万4,200円(MX SILENT RED軸)。

 Majestouchシリーズ初となる左右分離型のキーボード。左右分割により肩や腕を広げた自然なフォルムでタイピングできる。配列は70%で、Fnキーと組み合わせて押下することでフルサイズキーボードと同等の入力ができる。

 なお、この製品は6/T/G/Bと7/Y/H/Nの間、そして2個のスペースキーで左右に分断されているが、その内側のアクセスしやすい場所に10個(左右5個ずつ)のマクロ専用キーを搭載している(意匠登録済)。このため単純に左右をくっつけただけでは通常のキーボードとはならない点に注意したい。

 よく利用される「ESC」と「E/J」、「Caps Lock」と「左Ctrl」の切り替えや、Fn/特殊キーの位置はDIPスイッチによる切り替えが可能。専用ユーティリティ「FILCO Assist」上からDIPスイッチの状態や配列を確認できる。

 さらに、DIPスイッチ1/2を操作することで、QWERTY配列だけでなく、Colemak配列、Dvorak配列、Colemak風日本語配列、ダイヤテックがアレンジしたWorkman風日本語配列、Mac風配列に切り替えられる。それぞれの配列に対応したキーキャップも1,980円で用意する。

マクロキー
DIPスイッチ

 また、PCに接続したキーボードを操作するだけで、キーコード変更やキー入力パターンのプログラミングが可能な「ハードウェアマクロプログラミング」、FILCO Assist上でモニターを見ながらマクロやテキストの編集による「ソフトウェアマクロプログラミング」の両方に対応する。ユーティリティ上ではプロファイルを最大8個まで保存できる。

 レイヤー機能も備えており、レイヤー2~4にユーザーが作成した3つのオリジナルプロファイルを設定可能。レイヤー切り替えは右端のRGB LEDの色が変わるため状態が瞬時に確認できる。なお、レイヤー1ではマクロキー以外のキーにマクロ登録はできない。

利用イメージ

 スイッチを固定する鉄板と基板の間には、吸音性に優れたシリコーンシートを挟むことで打鍵時の底打ち音を抑えた。また、キーキャップにはPBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂を採用し、耐摩耗性/電気特性を高めた。

 キーピッチは19mm、キーストロークは4mm。本体サイズは336×123×39mm、重量は840g。インターフェイスはUSBで、1.8mのUSBケーブル、連結ケーブル(USB Type-C)、好環境キーキャップ、FILCO Key Puller、高さ調整用脚などが付属する。

付属品
脚をつける位置によって異なる角度に設定できる