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Huawei、580gの世界最薄最軽量タブレット「MatePad Pro 13.2」
2023年9月25日 17:16
中国Huaweiは25日(現地時間)、新製品発表会を開催し、重量580g/厚さ5.5mmの世界最薄を謳うタブレット「MatePad Pro 13.2"」を発表した。価格は不明。
タブレットとしては初めてフレキシブルOLEDを採用したほか、ファイバー構造の素材などで軽量性を実現。また、準片面実装基板、超薄型前面カメラなどを用いることで薄型化を実現し、タブレットとしては世界最薄最軽量、「iPad Pro 12.9インチ」と比較すると100g以上の軽く、0.9mm薄いとしている。
2,880×1,920ドット表示対応の13.2型のOLEDディスプレイを採用。アスペクト比3:2で、画面占有率94%と最大級となっている。P3広色域のサポート、100万:1の高コントラスト比、1,000cd/平方mの高輝度、ΔE<1の高色精度、144Hzリフレッシュレートへの対応も特徴。表面はナノコーティングを施し、反射率を16.7%低減したとしている。
無線技術として、Huaweiが開発した近距離無線技術「NearLink(星閃)」を搭載。Bluetoothなどと比較してより低消費電力でより高速を実現するだけでなく、リアルタイム性や接続堅牢性も向上するという。
これに対応する第1弾製品として「M-Pencil(第三代)」を同時投入。Bluetooth採用モデルと比較して筆圧サンプリング速度が6倍、ポーリングレートも6倍となり、より追従性の高い手書き入力を実現。筆圧レベルも業界で初めて“万クラスを超えた”としている。
オフィスでの使用に配慮し、カバーキーボードも用意。このキーボードは着脱式だが、離した状態でも無線で使用できる。本体にはマグネットで吸着し、充電を行ない、1回の満充電で30日間利用可能。さらに、キーストロークは1.5mmを確保し、手前にはマルチタッチジェスチャーに対応した大型タッチパッドも備えた。
このほか、優れたWi-Fiアンテナ技術や、88W急速充電への対応(40分で85%、65分で満充電)、10,100mAhの2セルバッテリ、iPad Pro 12.9インチの2倍のPA効率と3dB以上の音量向上を実現したスピーカーアレイを内蔵する。搭載OSはHarmony OS 4.0。
なお、発表会では採用されているプロセッサについて明言は避けており、スペックにも記載はないが、「スマートフォンと同じ」としている。メモリおよびストレージは12GB+256GB、12GB+512GB、16GB+1TBの3つの組み合わせを用意。本体色はブラック、ホワイト、グリーン。
インターフェイスはWi-Fi 6、Bluetooth 5.2、1,300万画素メイン+800万画素広角背面カメラ、1,600万画素前面カメラ、USB Type-C。本体サイズは289.1×196.1×5.5mm。バッテリ駆動時のビデオ再生時間は約11時間。
なお、発表会ではスマートウォッチなどの新製品も紹介されたが、「夢を実現すること」をテーマとした合唱から始まり、ゲストとして香港の大物俳優アンディ・ラウ氏を招くなど、力のこもった発表となった。