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Chromeが15周年でデザイン刷新

新デザインのGoogle Chrome

 Googleは7日(米国時間)、Google Chromeの15周年を記念して、デスクトップ版アプリの外観を刷新すると発表した。今後数週間かけて新デザインが順次適用される。

 Androidなどでも採用されているデザイン言語Material Youに基づき、Chromeのアイコンを見やすく刷新するほか、タブやツールバーの色を変更するカラーパレットを新たに用意し、複数のプロファイルを使っている場合に見分けやすくなる。また、OS側でのダークモードやライトモードといった設定もChromeに反映されるようになっている。

 Chome Web StoreについてもMaterial Youベースのデザインを採用し、モダンなUIへと刷新。拡張機能の新たなカテゴリやおすすめ機能なども加わる。こちらはパブリックプレビューとして提供を開始している。

カラーパレットでタブやツールバーの色を変更できる
Chrome Web Storeもデザインを刷新

 加えて、セキュリティ機能のGoogleセーフブラウジングについても強化を実施。セーフブラウジングでは30~60分ごとに更新されるリストに基づき、危険なWebサイトを検出しているが、昨今のフィッシングサイトのうち60%は10分未満しかドメインが存在せず、ブロックが難しくなっていた。

 機能強化により、Webサイトをチェックする際に照らし合わせる情報がリアルタイムなものになり、脅威の特定から保護までの時間を短縮できるようになる。こちらも今後数週間かけて順次実装される見込み。

Googleセーフブラウジング

 そのほか、順次展開中の新たな検索機能「Search this page with Google(このページをGoogleで検索)」についても紹介。サイドバーを使って、閲覧中のWebサイトに関連する検索結果や情報源を調べたり、別の検索をしたりできる。

サイドバーを使ってさらに検索できるSearch this page with Google