ニュース

Windows 11に多数の新機能。Print Screenの挙動が変更、日本語ライブキャプションにも対応

Print Screenキーの標準動作が変更に

 Microsoftは11日(米国時間)、Windows 11向けの月例更新プログラムを提供開始した。バージョン22H2向けには「KB5028185」、バージョン21H2向けには「KB5028182」を提供している。

 KB5028185では、多数の機能追加や改善、変更を実施。Print Screenキーを押したときに、標準でSnipping Toolが開くように設定が変わったほか、USB4デバイスに関する情報などを確認できる設定画面の追加や、ゲーミングマウスなどレポートレートが高いマウスを接続した際の性能を改善しており、システムトレイの時計の秒表示も可能となった。

 また、VPNの接続状態やプロファイルを確認できるシステムトレイアイコンや、トースト通知から2要素認証用コードをすぐにコピーできるボタン、タスクマネージャーのライブカーネルメモリダンプ機能などを追加。スクリーンキーボードの表示に関する設定の改善や、ノートおよび2in1デバイスにおいて表示コンテンツに応じて明るさを自動調整するContent Adaptive Brightness Control(CABC)機能も実装されている。

時計は秒表示が可能に
強化された音声認識をインストールすると、ライブキャプション機能が利用できるようになる

 アクセシビリティ関連では、音声のリアルタイムの文字起こしを確認できるライブキャプション機能において、日本語を含む複数の言語が新たにサポートされた。さらに、テキスト選択および編集時に使える音声アクセスコマンドなども追加された。

 そのほか、ゲームプレイ中にTimeout Detection and Recovery(TDR)エラーが発生してしまう問題や、explorer.exeが動作を停止する問題、一部のイヤフォンで音楽の再生が止まってしまう問題などの不具合も修正している。

 KB5028182については、Microsoft Defender for Endpointの新機能および機能強化を実装したほか、スクリーンキーボードやナレーター機能、BitLocker関連の不具合などを修正している。