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iPad用「Final Cut Pro」と「Logic Pro」のサブスク提供が23日開始。年額7,000円

 Appleは、動画編集アプリ「Final Cut Pro」と音楽制作アプリ「Logic Pro」のiPad版を23日からサブスクリプションで提供開始すると発表した。料金は両者とも同じで月額700円、年額7,000円。1カ月の無料トライアルも用意する。

 動作環境として、Final Cut ProはM1チップ以降、Logic ProはA12 Bionic以降を搭載したモデルが必要となる。対応OSはiPadOS 16.4以降。どちらもiPad向けにUIを刷新しており、ほとんどの機能はMac版と同様に利用できる。

 Final Cut Proでは、画面横に表示できるジョグホイールやApple Pencilを利用することで、タッチ操作でも正確な編集が可能としている。機能面ではこのほか、複数のカメラで撮影した動画をタップ操作で1つの動画にまとめられる「マルチカム編集」や、被写体と背景を分離する「シーン除去マスク」、自動クロップ、音声分離機能なども利用可能。

 Logic Proでは、マルチタッチによってキーボードやドラムなどの演奏が行なえるほか、プラグインのタイル表示や音源、素材ライブラリのUIもiPad向けに調整している。

Final Cut Proのクリップ編集画面
Logic Proのプラグインタイル表示