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名古屋OJA BODY STAR MildomとSaishunkan Sol 熊本が勝利し、上位4チームが大混戦!ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022 第12節 Day2レポート
2022年11月30日 10:57
11月最後となる「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022(以下SFL 2022)」。本日第12節 Day2の1試合目はホーム名古屋OJA BODY STAR Mildom VS アウェイのGood 8 Squad、2試合目はホームSaishunkan Sol 熊本 VS アウェイのv6プラス FAV gamingの2戦。実況は大和周平氏、解説はハメコ。氏。
本日の見所は上位勢のGood 8 Squadと名古屋OJA BODY STAR Mildom、Saishunkan Sol 熊本とv6プラス FAV gamingの直接対決だろう。現段階で確定要素が1つもない状況のため、どのチームも5ポイントでも多くポイントを稼いでおきたい状況の中で、勝ちを摘めるチームこそが勝利を掴める。
注目ポイントとしては現在5位のv6プラス FAV gamingがSaishunkan Sol 熊本相手にどこまでポイントを稼げるか。奇しくも11月27日行なわれた「CAPCOM Pro Tour 2022 World Warrior 日本大会」の第4回大会では、ときどが優勝して総合順位を3位に押し上げた。この総合順位において1位はShuto、2位はひぐちとなっており、いずれもSaishunkan Sol 熊本の若手2人が行く手を阻む構図だ。本日の直接対決で、現在勢いに乗っているときど相手に誰が挑むのかも要チェックと言えるだろう。
ということで早速第12節 Day2の様子をレポートしていこう。なお、今回も配信内容については、アーカイブが公開されており、後からでも自由に閲覧できる。また、本文中の選手名については敬称を略している。
ふ~どとウメハラが絶好調でGood 8 Squadが3敗目!
1試合目はホームが名古屋OJA BODY STAR Mildomで出場メンバーはあきら、ウメハラ、ふ~ど、ナリ君。対するアウェイはGood 8 Squadで、出場メンバーはガチくん、ぷげら、カワノ、どぐら。アウェイとなるGood 8 Squadの事前オーダーは先鋒がどぐらのベガ、中堅がぷげらのバイソン、大将はガチくんのラシード、待機選手はカワノ。このオーダーを受けてホーム側、名古屋OJA BODY STAR Mildomの先鋒としてふ~どのミカが登場する。
先鋒戦の意気込みを聞かれたどぐらは「まぁ名古屋(OJA BODY STAR Mildom)アウェイ、もうだいぶ後半戦で相当大事なとこなんですけど、先鋒でふ~どさんが来るっていうことで、まあ結局勝ってアウェイ勢いづけたいっすね。頑張ります」と真面目にコメントした。
対するふ~どは「どぐら……みんな評価がそんな高くないのかなと思ってるんすけど、俺はめちゃめちゃ評価高くて強いと思って今回も望むんで、あの……勝ちます」とした。どぐらへの評価が低いということあまりないのでは? というのが個人的なツッコミポイントだ。
ふ~どミカとどぐらベガの先鋒戦。ふ~どミカはVトリガーI/VスキルI、どぐらベガはVトリガーII/VスキルI。
1戦目1ラウンドはどぐらベガの猛攻にふ~どミカが反撃、そのまま画面端に追い詰めての打撃を決めて先ずはふ~どミカが先制。2ラウンドも守りの堅いどぐらベガに対してふ~どミカの猛攻が決まって連勝で1本を先取した。
2戦目1ラウンドもふ~どミカの猛攻でどぐらベガの体力が大幅に削られる。反撃するもふ~どミカがとどめを刺して先制。2ラウンドもふ~どミカによる速攻の猛攻が決まってストレート2-0でふ~どミカが先鋒戦を勝利した。
先鋒戦のふ~どミカ勝利により、名古屋OJA BODY STAR Mildomが10ポイント先制となった。
続く中堅戦はぷげらのバイソンに対してあきらのキャミィが挑む。意気込みを聞かれたぷげらは「前回ホームだった時に、ウメハラさんに自分から出て負けてしまったので、今回はあきらのキャミィにいかせていただきたいと思います。頑張ります」となぜかホームのようなコメントに解説席が戸惑う場面も見られた。
対するあきらは「ぷげ(ぷげら)とは、もう年も同じで、普段からすごい仲良くさせてもらって、深夜の4時とかにディスコ(Discord)を繋いで話したりするぐらい仲いいんですけど、ホントにプレイヤーとしてすごい尊敬してる1人ではあるんですけど、ちょっとここでかましてやりたいなと思います」と挑戦的なコメントを返した。
あきらキャミィとぷげらバイソンの中堅戦。あきらキャミィはVトリガーI/VスキルII、ぷげらバイソンはVトリガーI/VスキルI。
1戦目1ラウンドは五分の攻め合いから、あきらキャミィがクリティカルアーツ「クロススティンガーアサルト」をリーサルに決めて先制。2ラウンドはぷげらバイソンの猛攻が決まり、ここを取り返す。3ラウンドはあきらキャミィが果敢な攻めからの読み合いを制してここを勝利。あきらキャミィが1本を先取した。
2戦目1ラウンドはぷげらバイソンが攻め切って先制。2ラウンドはあきらキャミィの猛攻が決まりここを取り返す。3ラウンドはぷげらバイソンが慎重な立ち回りから攻め切って勝利。ぷげらバイソンが1本取り返す展開となった。
インターバルを挟んでの最終3戦目。ここであきらキャミィは勝負服のクリスマスコスチュームに変更して挑む。1ラウンドはぷげらバイソンの猛攻が決まって先制。2ラウンドもぷげらバイソン有利のまま展開。ところがここであきらキャミィが反撃を見せて、ぷげらバイソンを追い詰める殴り合いが展開。最後はギリギリのところでぷげらバイソンがダッシュストレートなどで攻め切って勝利。ぷげらバイソンが中堅戦を制した。
ぷげらバイソンの中堅戦勝利により、Good 8 Squadが10ポイントを取り返す展開となった
大将戦はガチくんのラシードに対してウメハラのガイルが挑む。意気込みについて聞かれたガチくんは「まぁ、名古屋(OJA BODY STAR Mildom)に対しては、もう全キャラほぼ100%って言っていいぐらい力注いで対策してきたんで、ウメハラさんのガイル戦も、100%を全部出せれればなと思います」とした。
対するウメハラは「はい、あのガチくんとは大会であんまり勝ってるイメージっていうか、全然勝ててないんですけど、ちょっとチームが大事な場面なんで、まぁ気合いでなんとか、いつも以上の成果をここで出したいなと思ってます」と途中言いながら自分で笑ってしまいながらコメントした。
ウメハラガイルとガチくんラシードの大将戦。ウメハラガイルはVトリガーI/VスキルII、ガチくんラシードはVトリガーII/VスキルI。
1戦目1ラウンドはガチくんラシード有利の立ち回りで攻め切って先制。2ラウンドはウメハラガイル有利の立ち回りからクリティカルアーツ「ソニックテンペスト」をリーサルで決めて取り返す。3ラウンドはウメハラガイル有利の展開からガチくんラシードが画面端の猛攻で反撃。その後は慎重な立ち回りで、ガチくんラシード有利の状況からウメハラガイルがEXサマーソルトキックからの攻めの組み立てで逆転、最後はソニックブームで決めてウメハラガイルが1本先取となった。
2戦目1ラウンドはウメハラガイルの猛攻が決まって先制。2ラウンドは互いに慎重な攻め合いからガチくんラシードが猛攻を見せてそのまま攻め切りここを取り返す。3ラウンドはウメハラガイル有利の展開から、画面端に追い詰めたガチくんラシードの反撃が決まって体力を奪い返す展開に。その後も五分の攻め合いから最後はガチくんラシードがクリティカルアーツ「アルタイル」をリーサルに決めて勝利。ガチくんラシードが1本を取り返す展開となった。
3戦目1ラウンドはこれまでと異なるウメハラガイルの攻めの組み立てがうまく決まって先制。2ラウンドもウメハラガイルの攻めパターンが全く異なり、ガチくんラシードが戦いにくい展開となり、そのままウメハラガイルが連勝で2本目を勝ち取った。
インターバルを挟んでの4戦目1ラウンドはガチくんラシードがラシードの勝ちパターンで攻め切って先制。2ラウンドはウメハラガイルの猛攻が決まってここを取り返す展開に。
3ラウンドはウメハラガイルの攻めパターンにガチくんラシードが対応し、反撃でギリギリの殴り合いが続く。最後はガチくんラシードの連携が決まりそのまま攻め切るか、というところで前段でウメハラガイルが放っていたVトリガー「ソリッドパンチャー」発動からの連続ソニックブーム、通称ちびソニックの1つに連携中のガチくんが触れて相打ちになってしまい、連携が途切れる。そこをウメハラガイルが攻めてとどめを刺して勝利。大将戦をウメハラガイルが制した。
大将戦のウメハラガイルの勝利により、名古屋OJA BODY STAR Mildomが30-10でGood 8 Squadに勝利した。
試合終了後は勝利した名古屋OJA BODY STAR Mildomへのインタビューが行なわれた。先ずは先鋒戦で勝利したふ~どに話を聞くと「大将をやるかどうかって最後まで結構悩んでたんですけど、なんかウメハラさんすごいなんか自信がありそうな感じだったんで、じゃあ人相性も良さそうなどぐらに行きますっていう感じで、自分が行ったんですけど、なんかそれがちゃんと綺麗にはまったかな、という風に思って、でかい勝利だと思います」とした。
中堅戦で惜敗したあきらは「いや~、自分負けてしまって悔しいんですけど、でもどうしてもGood 8 Squad戦、勝率が自分が悪いっていうのは、自覚はした上で挑んではいた上で、ただ、最後まで勝ちきれなかったな、荒らしきれなかったなっていうので、またちょっと次に備えたいなと思います」と反省コメントを残した。
そして大将戦で見事な勝利を飾ったウメハラの最初の一声は「いや、疲れましたね」とシンプルなコメント。ここで実況の大和氏から、本日に向けてどのような準備をしてきましたかとの質問に対しては「いや、ひたすらもけるっていう。もけを使い倒すっていう。むちゃくちゃもけりました」と魚群のもけに依頼してラシード対策をひたすら行った事を語った。
試合内容について聞かれると続けて「そうっすね、なんか一応こう、まぁなんだろう、こういう風にされたら、こういう風にしようみたいな準備してきたのは出せたかなっていう。まぁ、運も良かったなって思う場面がいくつかあったんで、まぁなんか、気合いの勝利ですね」と試合前のインタビューとかかる形でまとめた。
本日待機のナリ君は「お疲れ様です、もう、みんな……ブラボー! ブラボー! ……ブラボー!」と熱くコメント。これに対して周囲は圧倒的沈黙。放送事故を思わせる数秒の無音の後、大和氏がかろうじて、ありがとうございますと返し、最後はハメコ。氏が勇気を出して「ブラボーブラボー!」とコメントしてオチをつけることで、どうにか空気が元に戻った。ポイントとしては最後までナリ君が表情を変えず、凛々しい顔をしていたところだ。
最後に次節への意気込みについて聞かれたあきらは「これで290ポイントでしたかね。だいぶもうプレイオフも見えてきましたし、もっと言ったら、Good 8 Squadに勝つことで、首位も目指せるところまで来てるんじゃないかと思いますので、ちょっと自分ももっと頑張って勝利に貢献できるように頑張れればなと思います」としてインタビューを締めくくった。
誰がShutoを止めるのか!? 勢いが止まらないShutoユリアンがときどルーク相手にストレート勝利
2試合目はホームがSaishunkan Sol 熊本で、出場メンバーはネモ、ひぐち、Shuto、YHC-餅だが、本日はYHC-餅が欠場となった。対するアウェイはv6プラス FAV gamingで、出場メンバーはsako、ときど、ボンちゃん、鶏めし。アウェイとなるv6プラス FAV gamingの事前オーダーは先鋒がボンちゃんのルーク、中堅がsakoのメナト、大将はときどのルーク、待機選手は鶏めし。このオーダーを受け、ホーム側、Saishunkan Sol 熊本からは先鋒としてネモのギルが登場する。
先鋒戦の意気込みを聞かれたボンちゃんは「ひぐちがずっとルーク戦やってたんで、期待してやれると思ったんですけど、なんか違うかもなって、今日直前になってやっぱ判明して、一応今ずっとギルのトレモしてたんで、まぁ大丈夫だとは思うんすけどね。いつも通りやるだけです」と語った。後ろからときどの「なんか言い訳っぽいな」というツッコミが聞こえてきたのが面白い
対するネモは「急遽、ギル-ルークをやったので、全力をぶつけたいなと思います。もうネタ勝ちでもなんでも勝ちにいきます」とコメント。チームメンバーからは「お~、頑張れ~」など応援の声がかかる。
ネモギルとボンちゃんルークの先鋒戦。ネモギルはVトリガーII/VスキルII、ボンちゃんルークはVトリガーI/VスキルI。
1戦目1ラウンドはネモギルが序盤有利で展開するも、慎重な立ち回りのボンちゃんルークが反撃で逆転、クリティカルアーツ「イレイザー」を絡めた連携で大幅に体力を奪い、そのまま飛び込んできたネモギルに対空を決めてボンちゃんルークが先制。2ラウンドもボンちゃんルークが攻め切って連勝で1本先取した。
インターバルを挟んでの2戦目はネモギルのみVトリガーIに変更して挑む。1ラウンドはネモギルが猛攻を決めるも、ここでボンちゃんルークが反撃で取り返す展開。五分の攻め合いからボンちゃんルークがクリティカルアーツ「イレイザー」をリーサルに決めて先制。2ラウンドもボンちゃんルークが猛攻で決めて、ストレート2-0でボンちゃんルークが先鋒戦を制した。
先鋒戦のボンちゃんルーク勝利により、アウェイのv6プラス FAV gamingが10ポイント先取となった。
続く中堅戦はsakoのメナトに対してひぐちのガイルが挑む。意気込みを聞かれたsakoは「そうっすね、あの先鋒でボンちゃんが1勝してくれたんで、かなりあの気楽にやりたいねんけど、ここはしっかり勝ちます」とコメント。後ろからときどが「気楽でいいっすよ」と声をかけるのがオチになっていて面白い。
対するひぐちは「はい、そうですね。sakoさんはすごい、もう最年長でずっとブロゲーマーをやられてる方で、その最年少対最年長みたいな感じの構図も面白いと思いますし ちょっとね、今日餅さん(YHC-餅)がお休みということで、色々急遽予定変更あったんですけど、しっかり勝ってチームに貢献したいなと思います」とコメントし、ダルシムのポーズを決めて見せた。
ひぐちガイルとsakoメナトの中堅戦。ひぐちガイルはVトリガーI/VスキルII、sakoメナトはVトリガーI/VスキルI。
1戦目1ラウンドはひぐちガイルが猛攻で攻め込んで有利の展開を作る。sakoメナトがVトリガー「ジェフティの知恵」を活かした連携で反撃するも、そのままひぐちガイルが攻め切って先制。2ラウンドはお互い慎重な立ち回りから、時間ギリギリのタイミングでひぐちガイルが攻めて体力逆転。そのまま逃げ切ってタイムオーバーで勝利。ひぐちガイルが連勝で1本先取となった。
インターバルを挟んでの2戦目1ラウンドはsakoメナトがVトリガー「ジェフティの知恵」を活かした攻めで決めて先制。2ラウンドはひぐちガイルが画面端にsakoメナトを追い込んでの猛攻を決めて取り返す。3ラウンドはsakoメナトの立ち回りが見事で攻め切って1本を取り返す展開となった。
インターバルを挟んでの最終3戦目、1ラウンドは互いに攻め合う殴り合いを展開、sakoメナトの攻めが決まってここを攻め切って先制。2ラウンドはひぐちガイルの猛攻でここを取り返す。フルセットの最終3ラウンドはひぐちガイルが猛攻で決めてここを勝利。ひぐちガイルが中堅戦を制した。
ひぐちガイルの中堅戦勝利により、Saishunkan Sol 熊本が10ポイントを取り返す展開となった。
大将戦はときどのルークに対してShutoのユリアンが挑む。意気込みについて聞かれたときどは「はい、ユリアン戦、バッチリやってきました! 自分が使っても対策しました。勝ちにいきます」とシンプルながら自信を感じさせるコメント。
対するShutoは「今日、すごいときどさんとやるの楽しみにしてきました。まぁ、大将ときどさんが来た時に俺が来るっていうのは、あっちも予想ついていたと思うんで、俺に勝てるつもりで出てきたはずなんで、どんな内容見せてくれるか、すごい楽しみですね。で、ときどさんも倒したらいよいよ最強プレイヤーのね、場所に近づいてくるんじゃないかと思ってるんで、俺の今持てる全てを出して、ときどさんを倒したいと思います」とこちらも強気なコメントを返した。
Shutoユリアンとときどルークの大将戦。ShutoユリアンはVトリガーI/VスキルII、ときどルークはVトリガーI/VスキルI。
1戦目1ラウンドは慎重な立ち回りから時間を使った攻め合いをShutoユリアンが制して先制。2ラウンドはShutoユリアンの猛攻が決まり、連勝で1本を先取した。
インターバルを挟んでの2戦目1ラウンドは慎重な立ち回りで攻め合い、五分の展開。タイムオーバーギリギリのところでの立ち回りもShutoユリアンがキッチリ決めて先制。2ラウンドもShutoユリアンが慎重な立ち回りでときどルークを追い込んで、クリティカルアーツ「ドミナントクラッシュ」をリーサルに決めて連勝。Shutoユリアンが2本目連取となった。
再度インターバルを挟んでの3戦目1ラウンドもShutoユリアンが終始ときどルーク相手に有利な展開を見せて、隙なくここを先制。2ラウンドも慎重かつ絶妙のタイミングでの猛攻を決めて最後はVトリガー「エイジスリフレクター」を活かした猛攻で連勝。なんと負けなしの3-0ストレートで大将戦をShutoユリアンが制した。
大将戦のShutoユリアン勝利により、Saishunkan Sol 熊本が30-10でv6プラス FAV gamingに勝利した。
試合終了後は勝利したSaishunkan Sol 熊本へのインタビューが行なわれた。先鋒で惜しくも敗れたネモは「そうですね、餅さん(YHC-餅)が急遽出れないってなった中、まぁ一番いいオーダーを組めたんじゃないかなと思って、すごく試合の結果に反映してすごい良かったなと思うんですけど、ちょっとShutoのユリアンを見て、感動しすぎて、もうちょっとやっぱ俺頑張んないとダメだなって思わされましたね」とShutoの大将戦を絶賛。後ろからShutoが「はい、頑張ってね!」とツッコミを入れて笑いが溢れる流れもいつも通り。
中堅戦でsako相手に勝利したひぐちは「そうですね、まぁ自分の試合はもちろん勝ててよかったんですけど、そのShutoさんの試合で、なんかだいぶ自分の勝利の嬉しさがなんか掻き消されちゃって え、こんなうまくいくの? っていう……」とShutoの大将戦の衝撃を語ると、そこにShutoから「よくやったよ、ひぐちも!」と声が掛かり、ひぐちが礼を言うやり取りも見られた。
ひぐちは続けて「餅さん(YHC-餅)が今回ちょっといなくて、あのメナトどうしようかな、みたいのもあったんですけど、ちょっと急遽僕が頑張ってみようかなっていう感じで勝てて、ちゃんと餅さんのね、仙人の魂もここに今日はあるということで、次節も頑張りたいと思います」とした。
大将戦で見事なストレート勝ちを見せたShutoは「いや、あのさっき結構でかい口叩いてたんですけど、今日結構厳しいなって自分では思っていたんで、やっといて、まーじか!? って今思ってます」と意外なコメント。続けて「結構勝率高いのときどさんの方だなって思ってたんで、なーんで今、驚いてますね。喜びより驚きが勝ってます」とした。
大和氏から2勝目くらいの時の心境を聞かれると「でも最近は、本当にもうなんかゲームのこと以外考えられないんで。てか、今年は点数も全然気にしてないっすね。その場、その場の試合にしか集中していないんで、2-0になった時も、今ときどさんがこうしてるから、俺はもっとこうできるな、みたいなのをひたすら思ってたら、なんか試合が終わりました、ありがとうございます」と自らビシッとコメントを締めくくった。
次節への意気込みを聞かれたネモは「いや、もうなんか若手2人が強すぎて、もうビビってますね。これ、もう1位通過ワンチャン……」としたところでShutoやひぐちからも「1位あるある!」、「実現しそう!」など声がかかる。続けて「まぁ、次のぐるぐる野郎をとりあえずぶっ倒していきたいなと思います」と次節でのコミュファDetonatioNへの敵意を露わに見せつつ、インタビューを締めくくる流れとなった。
残り2節で確定要素がほぼないという大混戦! 残り2節も最注目!
以上、簡単ではあるが、第12節 Day2の2試合の様子をお伝えした。スコアで見るとトップのGood 8 Squadが敗北ながらも10ポイント獲得で2位の忍ism Gamingとのポイント差を30としている。一方で3位の名古屋OJA BODY STAR Mildom、4位のSaishunkan Sol 熊本が290ポイントとなり、トップとのポイント差が40ポイントとなった。つまり、残り2節ながら全勝/全敗が発生すれば現在トップのGood 8 Squadすらあっさり4位に転落する可能性があるということだ。
そして、この段階でもまだGood 8 Squadのプレイオフ通過すら確定していない。Good 8 Squadが残り2試合を全敗、忍ism Gamingが全勝/v6プラス FAV gaming相手に全敗、名古屋OJA BODY STAR Mildomが全勝/魚群相手に全敗、Saishunkan Sol 熊本が2試合全勝、v6プラス FAV gamingが2試合全勝、魚群が2試合全勝した場合、なんとGood 8 SquadがBATTLE差で6位に転落、プレイオフボーダー外になってしまう可能性がまだ残っているのだ。これはもちろん極論ではあるが、可能性が0ではない点が重要だ。
また、かろうじて崖っぷちに残ったコミュファDetonatioNだが、残り2節を全勝した場合のポイントは265だ。そのため、残り2節で魚群、v6プラス FAV gamingが全敗した場合のみ辛うじて同スコア5位となり、プレイオフ進出の可能性がまだ残っている。一方で魚群が20ポイント、またはv6プラス FAV gamingが10ポイントでも獲得した瞬間に、コミュファDetonatioNのプレイオフ進出の希望は露となる。
いずれにせよ次節の結果次第では、プレイオフ以上進出くらいは確定するチームが出てくる可能性が高いと言えるが、まだ予断を許さない状況が続いており、残り2節4試合、どれも目が離せない状況と言えるだろう。
次回、第13節 Day1は12月2日20時からの開始。次回カードは1試合目がホームの名古屋OJA BODY STAR Mildom VS アウェイの広島 TEAM iXA、2試合目はホームのGood 8 Squad VS アウェイの魚群の2戦が行なわれる。