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「忍ばぬ」忍、ジョニィG大爆発!うりょローズの輝きがDNGを明るく照らす!ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022 第6節 Day1レポート
2022年10月17日 09:59
10月14日20時より激闘の続く「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022(以下SFL 2022)」の第6節 Day1が開催された。本節リーグ戦の模様は全てYouTubeやTwitchなどのプラットフォームでライブ配信されている。本日の実況はアール氏、解説は今季2度目の登場となるななみ氏が務める。
本日はホームの忍ism Gaming VS アウェイのv6プラス FAV gamingの第1試合と、ホームのSaishunkan Sol 熊本 VS アウェイのコミュファDetonatioNの第2試合が行なわれる。
注目のポイントは前年度チャンプながら今季不調のv6プラス FAV gamingと、前節にて全勝40ポイントを上げて絶好調の忍ism Gamingの対決だ。ここでの忍ism Gamingの勝敗が今後の成績に大きく影響してくる可能性は高そうだ。また、Saishunkan Sol 熊本は今季絶好調のひぐちガイルが、コミュファDetonatioN相手にどのような戦いを見せるのかにも注目したい。
それでは早速、第6節 Day1の模様をレポートしていこう。なお、今回も配信内容については、アーカイブが公開されており、後からでも自由に閲覧できる。また、本文中の選手名については敬称を略している。
眠れる獅子が大爆発! ジョニィGが本領発揮! v6プラスFAV gamingは大ピンチの緊急事態
1試合目はホームが忍ism Gamingで、出場メンバーはももち、藤村、ヤマグチ、ジョニィ。対するアウェイはv6プラス FAV gamingで、出場メンバーはsako、ときど、ボンちゃん、鶏めし。アウェイとなるv6プラス FAV gamingの事前オーダーは先鋒がなんとボンちゃんサガット、中堅がときどユリアン、大将は鶏めしダルシム、待機選手はsakoとなった。
意表を突かれたサガット登場に対して、ホーム側の忍ism Gamingでは短時間ながら作戦会議が行なわれたが、最終的にオーダーは当初の予定通りとなり、先鋒としてヤマグチルークが出陣する事が告げられた。
先鋒戦の意気込みとして、アール氏から「ボンさん、タイガーっすね」と聞かれたボンちゃんは「はい、虎に翼なんでね。本当は先週も出たかったんですけど、先週は相手がいなくなっちゃったんで出れなくて。今週は好き放題、暴れさせていただきます」とした。
対するヤマグチは「そうですね、正直、サガットは自分としても嫌なんですけど、ここはちょっと自分の課題だと思って、今回頑張って勝ちたいと思います」とした。
ヤマグチルークとボンちゃんサガットの先鋒戦。ヤマグチルークはVトリガーI/VスキルII、ボンちゃんサガットはVトリガーII/VスキルII。
1戦目は双方ギリギリの攻め合いが展開するが、最後の立ち回りの巧さでヤマグチルークが上回り、連勝で1本を先制。インターバルを挟んでの2戦目もヤマグチルークの猛攻が冴えわたり、そのまま攻め切って連勝で2本連取。1度の負けもなく、先鋒戦をヤマグチルークが勝ち取った。
先鋒戦、ヤマグチルークの勝利により、忍ism Gamingが先制の10ポイントを獲得した。
中堅はときどのユリアンに対してももちのコーディーが馳せ参じる。意気込みを聞かれたときどは「アウェイだったんですけど、コーディ戦を重点的にやってきました。なので、ちょっと変わったものを見せれるんじゃないかなと」とコメント。
対するももちは「自分も前回、ときどと大会で当たった時にユリアンにいいようにやられて、そこからかなりユリアン戦を詰めてきてるんで、自分もかなり用意してきてるんで、それを出せれば勝てると思います」とお互いが強気のコメントを残した。
ももちコーディーとときどユリアンの中堅戦。ももちコーディーはVトリガーII/VスキルII、ときどユリアンはVトリガーI/VスキルI。
1戦目時間をじっくり使っての攻防をももちコーディーが先制。2ラウンドはときどユリアンが猛攻で取り返す。3ラウンドはときどユリアンの攻めに対して、追い込まれながらも冷静な対応でももちコーディーがキッチリ返して勝利し、1本を先制した。
2戦目1ラウンドはお互いの猛攻で体力を消耗し、時間をじっくり使った攻防の中で、ときどユリアンの攻めに対して冷静な対応でももちコーディーが反撃に成功して先制。2ラウンドはももちコーディーの勢いそのままに、攻め切って連勝で2本を先取。中堅戦をももちコーディーが勝ち取った。
中堅戦のももちコーディー勝利により、忍ism Gamingが合計20ポイント連取となった。
大将戦は鶏めしダルシムに対して、ここにきてついにジョニィのGが挑む。意気込みについて鶏めしは「自分が大将になる上で、ももちさんとジョニィさんの2択なんだろうなとは思ってたんですけど、どっちか来てほしいかなと思ったら、ももちさんの方が個人的にもキャラ的にもいいかなと思ったんですけど。やっぱりGはちょっと事故が怖いんで、あんまやりたくないんですけど、まぁ何が火遁だと。こっちが本物見せてあげます」と素直な考えをコメント。
対するジョニィは「やっぱり先鋒、中堅とヤマとももちさんが20ポイント取ってきてくれて、すごい整った場になっていて、ちょっと緊張してるんですけど。最近、結構連日夢を見ていて、内容自体は普通の夢なんですけど、自分とかその他に出てくる人の手足がみんな伸びてるんですよ。もうそれぐらい(ダルシム戦を)やってきたんで、いいもん見せられればなと」とした。
ジョニィGと鶏めしダルシムの大将戦。ジョニィGはVトリガーI/VスキルI、鶏めしダルシムはVトリガーI/VスキルI。
1戦目1ラウンドはジョニィGが攻め切って先制。2ラウンドも画面端に追い込んで猛攻を見せるジョニィGだが、ここは鶏めしダルシムも必死の抵抗を見せて体力五分五分の状況からまさかのダブルノックアウト! この場合、ジョニィGが先制しているため、そのまま1戦目はジョニィGの勝利となる。
2戦目1ラウンドはジョニィGの立ち回りがうまく、遠距離から攻める鶏めしダルシムに接近して必殺技のG・インパクトを決めていき、ここを先制。2ラウンドは鶏めしダルシムがジョニィGを攻め切って取り返す。3ラウンドは画面端に追い詰めて攻め、ヨガテレポートで脱出しようとした鶏めしダルシムの動きを読んで、ここを勝利。ジョニィGが2本連取となった。
インターバルを挟んでの3戦目。1ラウンドはジョニィGの猛攻が決まって先制。2ラウンドは鶏めしダルシムが取り返す。3ラウンドはジョニィGの勢いが止まらない。そのまま攻め切り最後はクリティカルアーツ「パンゲアバースト」で正に「火遁」のリーサルを決めて勝利。終わってみれば3戦全勝で、大将戦をジョニィGが掴み取った。
ジョニィGの勝利により、試合結果は忍ism Gamingが40-0の全勝! 前年度チャンプ、v6プラス FAV gaming相手にパーフェクトを掴み取った。
試合終了後は勝利した忍ism Gamingへのインタビューが行なわれた。先鋒戦に勝利したヤマグチは「僕、今日の試合に出るか、結構直前まで迷っていて、僕は結構自信がなくて、藤村さんと交代するかって悩んでたんですけど、まぁ、藤村さんから、僕なら全然行けるっていう言葉をもらえて、それでこっちも安心して出れて」と、試合前の不安を語った。
続けて「ボンさん戦はサガットが来るっていうのは全然予想してなくて不安だったんですけど、噛み合いも合って勝てたので、すごいよかったです。でも 今日は大将のジョニィさんがめちゃくちゃいい動きを見せてくれて、やっぱジョニィさん、すげえなって改めて思いました」とし、最後にジョニィの大将戦を絶賛した。
次いで中堅戦の感想を求められたももちだったが、その前にジョニィの大将戦について「今日、人の試合見て過去1感動したかも、ジョニィのダルシム戦が。いや、もちろんチームとしても、自信を持ってジョニィ任したぞというとこで、結構その鶏めしさんが大将でおそらく来るだろうなっていうのは予想してたんで、ジョニィ大将になるけど大丈夫?っていうところで、そのジョニィも最初の頃は、いやちょっと、今の段階では自信ないですっていうところから始まったんですけど、やっていくうちに、なんか行けると思います、から、行けますってなって、もう自信を持って送り出したんですけど、想像以上でしたね。あんな内容だとは思わなかったです」と大絶賛のコメント。
改めて自身の中堅戦について聞かれると「ユリアン戦、まぁ先ほどの(試合前の)インタビューでも話しましたけど、ときどユリアンに前回かなりボコボコにやられて、内容的にもすごい不甲斐ない試合で、応援してくれてる方にも、すごい情けない試合を見せてしまったんで、まぁ、ああいう試合はもう2度とできないなっていう思いで、かなりユリアン戦はやってたんで、それも出せましたね。はい、よかったです」と自身の試合についてはさっぱりコメントを返した。
本日待機だった藤村は「ヤマは今日もね、本当に直前まで自信なさそうにしてたんですけど、やってる感じ、プレイの内容の質がめちゃくちゃ良くて、これで負けたらしょうがないなって思えるプレイをずっとしてくれてたんで、それで信頼してヤマならいけると思って送り出した結果、素晴らしい試合をしてくれたんでね すごくよかったです」とした。
大将戦に勝利したジョニィについて聞かれると「ジョニィがすごかったっすね、やっぱり僕らも行けると思ってのオーダーなんですけど、全員の予想を上回るすごい冷静で完璧なプレイをしたと思うんで」とこちらも賞賛のコメントをしている途中でももちから「途中誰だこいつって言ってました」とガヤの様子が語られ、爆笑が起こる。
コメントを続ける藤村は「こういうプレイはしないだろうって思ったんですけど、もう本当にちょっと、追い詰められた時も、すごく冷静で信頼できるジョニィさんでした、ありがとうございます」と締めた。
そして、大将戦を勝利したジョニィは「最後に試合出たのが1ヶ月前、それこそ初戦のグッパチ(Good 8 Squad)戦で、そこから1ヶ月ぶりだったんですけど、結構他の人にお願いしますって言って、ただ全く(他の組み合わせを)やらないとなんか相手にばれちゃうから、ちょっと他の組み合わせもやりつつ、1ヶ月間ずっとダルシム戦を磨いてきて、そこで今日、すごくいい内容出せたなっていうのがやっぱ嬉しいですね」とこれまでの苦労を語った。
ダルシム対策については「ダルシム戦はそうですね。粉さん(@konapowder257)とあともう特に樹樹樹さん(@jujuju_arattoke)に、深夜とかに突然招待送ってお願いしたり、でも快く引き受けてくれて、そのおかげで今日勝つことができました。応援ありがとうございます」とダルシム対策で多くの名ダルシム使いにスパーリングをお願いした様子を語った。
ここでアール氏から、手足が伸びる夢は見なくなりそうですね、との問いには見なくて良さそうですねと返し、さらにアール氏が「久々の快勝だし、応援してくれてる皆さんにもちょっとコメントを。ジョニィ選手から一言もう、やったった! っていうところを言ったってください」との振りが。
これにジョニィは「そうですね、最近はやっぱこう練習の方で配信とかもできてなかったんですけど。配信するたびに頑張って! とか言ってくれる人がいて、それもすごいモチベーションになったんで、あの、応援ありがとうございます! っていうのと、最近ちょっとダイエットで色々頑張ってたんですけど、ま、今日1日ぐらいはちょっといっぱい食べちゃうかなっていう気分なんで」とファンに向けてコメント。
ここでアール氏が「健康診断とかね、ちょっと色々あったので」とジョニィが自身の配信で健康診断の結果が悪かった事を受け、食事や酒の量などについて意識している点について触れると、ジョニィも「そうなんすよ、ちょっと心配だったんすけど今日はちょっと行かせていただこうかなって感じで」と、今夜はドカ食い宣言をしてみせた。
忍はホームにて最強 SFL観戦 ドカ食いスペシャルhttps://t.co/Pf5ScRzdJG
— ジョニィ(Johnny)|SNB (@Johnny4act)October 14, 2022
▲ジョニィのツイートより。いつもはSFL観戦のみだが、今回はドカ食いスペシャルとなっている
次節への意気込みについて聞かれたももちは「前回のiXA(広島 TEAM iXA)戦も40ポイント取れて、1セットも落とせず来て、今回のFAV(v6プラス FAV gaming)戦も40ポイントで、なおかつ1セットも落としてなくて、めちゃくちゃ勢いが今あると思うんで。で、次がDetonatioN(コミュファDetonatioN)だと思うんで。まぁデトネは そのまぁ魚群 対 忍ismじゃないですけど、デトネも個人的に、チーム的にはやっぱりライバルだと思っていて、チーム構成がすごい似ている、G、コーディー、ルークがいるチームで、やっぱりそういった意味で負けれないチームの1つだと思ってるんで、また40ポイント取りたいと思います。応援よろしくお願いします」としてインタビューを締めくくった。
ネモ封じは板ザン待機?うりょローズの覚醒はDNGの救世主なるか?
2試合目はホームがSaishunkan Sol 熊本で、出場メンバーはネモ、Shuto、ひぐち、YHC-餅。対するアウェイはコミュファDetonatioNで、出場メンバーは板橋ザンギエフ、ナウマン、竹内ジョン、うりょ。アウェイとなるコミュファDetonatioNの事前オーダーは先鋒がナウマンのルーク、中堅が竹内ジョンのコーディー、大将はなんとうりょのローズ、待機選手は板橋ザンギエフとなった。このオーダーに対してホーム側、Saishunkan Sol 熊本の先鋒はひぐちのガイルが挑む。
先鋒戦の意気込みを聞かれたナウマンは「そうっすね。まぁ、アウェイっていうことで、まんべんなく対策はしてきたんですけど、まぁ、ひぐち強敵なんで 頑張りたいなと。ここ踏ん張ったらまだ……頑張ります」とここまで勝ち星のない苦しさが少し表情に見えていた。
対するひぐちは「まぁちょっと、意外なオーダー的なのは思ったんですけど。まぁでも焦らず、じっくりやって、今日も勝てればいいかなと思います」とした。
ひぐちガイルとナウマンルークの先鋒戦。ひぐちガイルはVトリガーI/VスキルI、ナウマンルークはVトリガーI/VスキルII。
1戦目1ラウンドはナウマンルークが先制、ひぐちガイルがその後連勝で1本目はひぐちガイルが先取。2戦目は画面端に追い詰めての猛攻がうまく決まりナウマンルークが連勝で1本を取り返す一進一退の攻防が展開する。
最終3戦目1ラウンドは画面端に追い詰めての猛攻が決まってナウマンルークが先制。2ラウンドはひぐちガイルがしっかり取り返す。フルカウントの最終3ラウンド、際どい攻め合いの中で、ひぐちガイルの立ち回りが上回り、絶妙なタイミングでのクリティカルアーツ「ソニックテンペスト」をリーサルで決めてひぐちガイルが勝利。無敗のひぐちガイルが先鋒戦を制した。
先鋒戦、ひぐちガイルの勝利により、Saishunkan Sol 熊本が先制の10ポイントを獲得した。
中堅は竹内ジョンのコーディーに対してShutoのユリアンが挑む。意気込みを聞かれた竹内ジョンは「まぁ、そうっすね。さっきももちさんがコーディーを被せて、ユリアンに勝っていたんで、ここでユリアンを被せに来るということはどういうことか、ちょっと俺もちゃんと勝って証明したいなと思います。頑張ります」と1戦目のももちコーディーがときどユリアンに勝利した点に触れてコメント。
これに対してShutoは「今日まで相方の“ももち”とそのユリアン-コーディー積んできて。で、さっきMATCH1、あの相方がちゃんと勝ってくれたんで、こっちも俺が勝ちたいなと思いますね。えー、ももちコーディー全1、Shutoユリアン全1です、以上です」とももちとのコーディー戦の練習を勝手にコンビ結成としてアピールした。
Shutoユリアンと竹内ジョンコーディーの中堅戦。ShutoユリアンはVトリガーI/VスキルI、竹内ジョンコーディーはVトリガーII/VスキルII。
1戦目は竹内ジョンコーディーの攻めがうまく決まり、連勝で竹内ジョンコーディーが1本を先取。続く2戦目はShutoユリアンが攻め切って連勝で1本を取り返す。五分の攻め合いが続く最終3戦目はShutoユリアンが立ち回りで竹内ジョンコーディーを上回り、ギリギリの攻め合いながら、ここを連勝で勝利し、中堅戦をShutoユリアンが勝ち取った。
中堅戦のShutoユリアン勝利により、Saishunkan Sol 熊本が20ポイント連取となった。
大将戦はうりょのローズに対してYHC-餅のダルシムが挑む。意気込みについてうりょは「チームメイトが大将を任せてくれたんで絶対勝ちます、頑張ります」とシンプルにコメント。
対するYHC-餅は「えーっと、うりょ選手とは、あの12年前ぐらいに10先とかの大きい大会でやったり、久々にこういう大きい舞台で戦えることは嬉しく思います。で、ローズ戦なんですけど、自分としては この動きでいいのかなっていうのをちょっと決めてきたのがあるので、それがうまくハマればいいなと思って頑張ります」と、想い出話とともにうりょローズ対策についてもコメントした。
なお、うりょとYHC-餅は10年前に開催された、スーパーストリートファイターIVのリーグ戦「TOPANGA LEAGUE 第2期」などで競い合っていた経緯がある。
YHC-餅ダルシムとうりょローズの大将戦。YHC-餅ダルシムはVトリガーI/VスキルII、うりょローズはVトリガーII/VスキルII。
1戦目1ラウンドはYHC-餅ダルシムが有言実行で攻め切って先制。ところが2ラウンドはうりょローズがVトリガー「ソウルイリュージョン」発動からの4連続の投げが決まって取り返す。3ラウンドもうりょローズの返しがうまく連勝で1本を先制した。
2戦目1ラウンドはYHC-餅ダルシムが追い詰められながらも粘っての先制。2ラウンドはうりょローズが取り返す。3ラウンドはうまくさばいたYHC-餅ダルシム勝利で1本を取り返した。3戦目1ラウンドはギリギリの攻防をうりょローズが先制。2ラウンドはYHC-餅ダルシムが攻め切って取り返す。3ラウンドは初手からうりょローズがクリティカルアーツ「フェイトオーラスパーク」でゲージを使い切る。そのまま体力有利を維持したまま攻め切って、うりょローズが2本目を先取した。
インターバルを挟んでの4戦目1ラウンドはうりょローズが先制攻撃から一気に攻め切って先制。2ラウンドはYHC-餅ダルシムがギリギリの攻防をしのいで取り返す。3ラウンドは絶妙な立ち回りを見せたうりょローズが最後はクリティカルアーツ「フェイトオーラスパーク」をリーサルに決めて勝利。大将戦をうりょローズが制した。
大将戦、うりょローズの勝利により、コミュファDetonatioNが20ポイントを獲得。試合結果は20-20で、延長戦への突入となった。
延長戦の出場選手の申告にて、コミュファDetonatioNからはうりょローズが登場。リーダーの板橋ザンギエフも「うりょローズ、もう1回見たいんで!」とした。対するSaishunkan Sol 熊本は中堅戦で好調だったShutoユリアンが挑む。ここでネモ含めメンバーたちからは、「板橋~」、「板ザンさ~ん」と板橋ザンギエフを呼ぶ声が。
試合終了後のネモのツイートを見るとその理由も分かる。どうやらネモは板橋ザンギエフ対策を徹底的にやってきており、板橋ザンギエフが待機する限り、ネモにも出番はないのだ。これは恐らく強敵のネモ封じとして、あえて自ら待機となった板橋ザンギエフの戦略かと思われる。
第6節対DNG 20-25 負け、、、
— Nemo(ねも) (@GOOD_NEMO)October 14, 2022
この1週間Gとアビゲイルを対策をした日々…#無駄な1週間#最悪な日#辛い#過去に戻して#SFリーグ#コマ投げキャラには負けてない#SS熊本#板橋リザーブ
▲試合終了後のネモのツイート
延長戦への意気込みについて聞かれたうりょは「ダルシム戦、いっぱい頑張ってきたんで、結果出せてよかったです。もうこの流れでね、もう一戦。もう僕ね、なんでもするんで。本当にもうそれで勝ちたいと思います」と勝利への意欲を見せた。対するShutoは「来ましたねぇ、男の一先。はい、何にも言うことないですぅ、ありがとうございます」とした。
Shutoユリアンとうりょローズの延長戦。ShutoユリアンはVトリガーI/VスキルI、うりょローズはVトリガーII/VスキルII。
1ラウンドはうりょローズの猛攻が決まって先制。2ラウンドはShutoユリアンが取り返す。最終3ラウンドはゲージ有利で開始したうりょローズが、ゲージMAXになったタイミングで、頃合いを見てのクリティカルアーツ「フェイトオーラスパーク」発動でShutoユリアンを削って大ダメージ! そこからの立ち回りでShutoユリアンを翻弄し、そのまま勝利! 男の一先、延長戦をうりょローズが制した。
うりょの延長戦勝利により、試合はコミュファDetonatioNが25-20で勝利という形となった。
試合終了後は勝利したコミュファDetonatioNへのインタビューが行なわれた。
先ずは先鋒戦で惜しくも敗退したナウマンから「正直、試合始まる前にまんべんなく対策してきましたって言ったんですけど、ちょっと予想外の部分はあったんですけど、内容はまぁ今出せるのは出し切れたかなっていうので、それでも勝てなかったなっていうのがあるんで、個人的に。でも、今日の大将うりょさんの頑張りを見て、これ、俺も頑張んなきゃ男じゃねえなと、さらにやる気が今上がりましたね。1ラウンドが遠いんすけど、まあそれがね、今の実力ということで。もうちょっと……もうちょっとなんで逆に言えば! 頑張ります」と次への意欲を見せた。
中堅戦で敗退した竹内ジョンは「やっぱリーグでの戦いって結構、準備期間も長くて、実際の試合でこういう内容を出そう、こうなったらこうしようとか、結構色々考えてるうちに負けちゃったりとか、読みが通んなくて負けちゃったりとかっていうのが結構あって。でも今日うりょさんの試合を見て、やっぱ準備とかも大事なんすけど、こういう勝負強さっていうのをもっと磨かないとダメだなって思いました。あの、特に自分が負けてるのが1番、DNGがポイント奮ってない原因だと思ってるので、ちょっとうりょさん見習って僕も頑張ります。あの、ほんとにありがとうございました」とうりょの勝利にいい影響を受けた様子のコメントを見せた。
今日は監督の立場で待機していた板橋ザンギエフは「やっぱSaishunkan Sol 熊本と当たるってなって、まぁ初め憂鬱だったんですよ、やっぱりね。憂鬱だなって気持ちだったんですけど……はい、 終わってみればね。うりょローズがもう素晴らしすぎて、もう感動しすぎてもう、口からなんか出そうになりました」とコメント。続けて「口から何か出そうになることってなかなかないなって思って、こんな気持ちになれるんだなと思って、ストリートファイターリーグをもう満喫しております」とした。
ここでアール氏から「ドラフトで期待してたものはこれだったんじゃないですか?」とうりょローズの活躍について聞かれると板橋ザンギエフは「いや、確かにこれが見たかった」と満面の笑みを浮かべた。
ここでななみ氏からも「結構アウェイ側でうりょ選手のローズを出すって、結構勝負というか。嫌な空気あるのかなと思ったんですけど、オーダーとしてはチーム全員で決めた感じですか?」との質問に対して板橋ザンギエフは「もちろん、チーム全員で決めましたし、オーダーはそうっすね。いや、難しいとこもあったんだけど、うん、まぁ、終わってみれば、やっぱりこれもんだったんで、よかったと思いますけどね。やっぱりうりょローズがポイントだったかなと。今回はそういうことで、この試合内容でしたと」とした、
大将戦と延長戦を制したうりょは「まず、ダルシム使いの人にめちゃくちゃ感謝したいですね。いっぱい付き合ってくれて、それで結構手応えを感じれて、みんなに結構いけるよ! ダルシム戦なんかわかんないけど勝つと、対策わかんないけど、なんか勝つぞみたいな話になって。じゃあもうそれなんとなくで大将でいいんじゃね?みたいな。もうなんか、試合にもその調子でなんとなく勝ってくれみたいな」とフィーリングで大将に選出されたエピソードを披露。
続けて「で、そんなあやふやな感じなんですけど、大将を任してくれたんですよね、チームメイトが。もうそれがすごい感謝できる部分と、あとはもう一先、僕ほんまになんでもするってなった瞬間、絶対CA(ゲージ)溜まった瞬間撃ったろうと思ったんで。それが当たって勝ったって感じす。何があっても、CA擦ったろうと思ったんですよね」と“何でもやる”の真意を語った。
ここでアール氏から延長戦の3ラウンドにおける立ち回りについての話について触れられると「はい、ちょっとローズ、無敵技弱いから、安定どうせ投げやろみたいな、CAしか勝てないんでうまいことハマってくれたって感じですね」と返した。
今後のうりょ自身の出番について聞かれると「もちろん望むところですけど。皆さんローズの二先嫌でしょ? イリュージョン受けたくないでしょ。あんなの僕は絶対嫌なんで。そんな感じで、もうどんどん荒らしていきたいですね」と今後の試合への出場についても意欲を見せた。
次節への意気込みについて板橋ザンギエフは「あのうりょローズがやっぱ作ってくれたんで、DetonatioN、全然やっていけるかなと思います。あの次回は シノビ(忍ism Gaming)だったかなと思います。あのシノビのキャラ構成がね、結構近いんで、そこのなんなんでしょうね、チーム力が結構決め手に、ポイントになるんじゃないかなと思ってますので、チーム力で勝ちたいなと思ってます。今後もお見守りよろしくお願いします」としてインタビューを締めくくった。
忍ismが暫定2位浮上! うりょローズ勝利がコミュファDetonatioNの復活の狼煙になるか?
以上、第5節 Day1の2試合の様子を簡単にお伝えした。第6節 Day2が終わるまでの暫定順位ながらもここまで3位だった忍ism Gamingがついに2位に浮上して見せた。このまま好調なペースで進んでいけば、ファイナル進出、優勝もあり得るだけに、忍ism Gamingの今後の踏ん張りにも期待したい。
また、全敗したv6プラス FAV gamingが、ちょうと延長戦を勝利したコミュファDetonatioNと同スコアで7位タイにいるという位置が興味深い。本日の延長戦勝利で勢いに乗るコミュファDetonatioNと、本日全敗を喰らってしまったv6プラス FAV gaming。両チームがこの先どのようにポイントを奪い合い、どこに落ち着くのかも今後の気になる注目ポイントの1つといえるだろう。
Saishunkan Sol 熊本は惜しくも延長戦敗退ながら、ポイントは20ポイントを獲得しており、今後の展開次第ではまだどこに転ぶか分からない状況と言える。ネモの「思い込む力」で上位に食い込めるのかも気になるところだ。
次回、第6節 Day2は10月18日20時からの開催となる。次回カードは1試合目がホームの魚群 VS アウェイのGood 8 Squad、2試合目がホームの広島 TEAM iXA VS アウェイの名古屋OJA BODY STAR Mildomの2戦が行なわれる。