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3万円台のSteamVR対応フルボディトラッカー

HaritoraX 1.1

 株式会社Shiftallは、SteamVRに対応した低価格なワイヤレスモーショントラッキングデバイス「HaritoraX 1.1」を発表した。本体となるHaritoraX 1.1に加え、よりトラッキング精度を高める「肘トラッキング拡張セット」、「腰トラッキング拡張セット」を用意する。価格は順に3万3,900円、1万3,900円、6,900円。本体はすでに予約を開始しており、2023年1月~2月頃の出荷を予定している。

 HaritoraX 1.1は、Meta Quest 2やHTC VIVEなど既存のVRヘッドマウントディスプレイ(HMD)と併用することで、フルボディトラッキングを可能にするデバイス。本機と拡張セット、VR HMD、HMD付属のコントローラにより、最大11点でのトラッキングが行なえる。従来モデルから筐体などの変更はないものの、電子部品の構成を見直して供給性を改善した。

 内蔵の加速度/角速度/地磁気センサーでトラッキングするため、外部カメラなどが不要で、デバイスの上から衣服を着用しても使える点が特徴。リチウムイオン電池で動作し、約10時間の連続駆動が行なえる。また、モバイルバッテリなどを接続し、給電しながらの使用もできる。

 通信方式はBluetooth 4.2、充電インターフェイスはUSB Type-C。SteamVR対応のVR HMD各種で動作が可能だとしている。