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ブラザー、A4用紙を半分に切って印刷できるインクジェット複合機

CUTFIT DCP-J1800N

 ブラザー販売株式会社は、自動カッティングプリンタ「CUTFIT DCP-J1800N」、A4インクジェット複合機「DCP-J526N」を11月上旬に発売する。

CUTFIT DCP-J1800N

 CUTFIT DCP-J1800Nは、本体にカッターを内蔵し、印刷と用紙のカットが行なえるインクジェット複合機。実売予想価格はそれぞれ2万7,500円前後の見込み。

 A4用紙への印刷とともにA5サイズへのカットができる点が大きな特徴。用紙やインクの使用量を抑えられ、コスト削減や環境負荷低減が図れるとしている。A4サイズのままでも印刷可能で、用途に応じてサイズを選択できる。

 本体前面には2種類の用紙を搭載できるトレイを装備し、背面には封筒などに便利な手差しトレイも設ける。また、天板部にはフラットベッドとADFの2種類のスキャナを搭載する。

 対応用紙サイズはL判~A4で、給紙枚数は最大100枚。印刷解像度は最大1,200×6,000dpiで、カラー/モノクロ印刷速度は片面時が約16.5/17ipm、両面時がともに5.5ipm。スキャン解像度は光学解像度が1,200×2,400dpi、カラー/モノクロスキャン速度は約4.4/3.4秒。

 インターフェイスはUSB 2.0、Ethernet、Wi-Fi 4(IEEE 802.11b/g/n)などを装備。本体サイズは400×343×172mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約8.3kg。

DCP-J526N

DCP-J526N

 DCP-J526Nは、使いやすさはそのままに機能を絞ったA4インクジェット複合機のエントリーモデル。実売予想価格は1万5,950円前後の見込み。

 エントリーモデルながら、自動両面印刷や無線LAN接続機能のほか、2段給紙トレイや前面インク交換機能といった便利な機能は装備。スキャナも備えるが、ADFには非対応となる。

 対応用紙サイズはL判~A4で、給紙枚数は最大100枚。印刷解像度は最大1,200×6,000dpiで、カラー/モノクロ印刷速度は片面時が約9.5/17ipm、両面時が約3.5/5.5ipm。スキャン解像度は光学解像度が1,200×2,400dpi、カラー/モノクロスキャン速度は約4.4/3.4秒。

 インターフェイスは、USB 2.0、Wi-Fi 4などを装備。本体サイズは400×343×151mm(同)、約6.8kg。

A3インクジェット製品も6機種投入

MFC-J7600CDW

 そのほか、新技術のMAXIDRIVEを搭載したA3インクジェットプリンタを6機種投入。こちらも11月上旬の発売を予定している。

 ファーストタンクシリーズからは、「MFC-J7600CDW」、「MFC-J7500CDW」、「MFC-J5800CDW」、「HL-J7010CDW」の4機種を用意し、実売予想価格は順に9万9,000円前後、8万2,500円前後、5万2,800円前後、5万5,000円前後の見込み。レギュラーシリーズからは、「MFC-J7300CDW」、「MFC-J7100CDW」の2機種を用意し、実売予想価格はそれぞれ5万2,800円前後、3万7,950円前後の見込み。

 全機種でプリントチップに新たにMAXIDRIVEを採用。従来機種より吐出可能な液滴サイズを大きくし、高い画質を維持しつつ印刷速度を向上するとともに、長期使用によるプリントチップの駆動劣化も抑え、耐久性を高めた。従来機種と比べ、印刷速度は約1.5倍、耐久性は約2倍となった。

 また、一部機種では大容量インクカートリッジとサブタンクを併用するファーストタンクを採用。1回のインク交換でモノクロで約6,000枚、カラーで約5,000枚の印刷が行なえる。加えて、カートリッジからサブタンクを通じてインクを使用することで、カートリッジのインクが切れても約200枚まで印刷できる。

MFC-J7500CDW
MFC-J5800CDW
HL-J7010CDW
MFC-J7300CDW
MFC-J7100CDW