ニュース

最強将棋AIで研究できる「棋神アナリティクス」。Webブラウザから利用可能

 HEROZ株式会社は、棋譜の研究などに役立てられるプロフェッショナル向けの将棋AI解析サービス「棋神アナリティクス」を公開した。料金プランは無料と有料の2種類を用意するが、AI解析は後者のみで利用可能。基本料金の月額1万1,000円で10時間まで利用でき、それ以降は1分20円の従量課金が発生する。

 棋神アナリティクスは、ディープラーニングを活用する将棋AI「dlshogi」と、やねうら王系の将棋AI「水匠」を用いた解析をPCやスマートフォンから利用できるサービス。HEROZ側が持つ計算資源を活用して解析を実施するため、ユーザー側で100万円超のハイエンドPCを用意したり、CUDAやTensorRTなどの環境を整える必要がなく、Webブラウザから簡単に使えるのが特徴。

 dlshogiと水匠による解析を同時に実行できる。前者はHEROZの計算環境で強化学習し、5月開催の第32回コンピュータ将棋選手権で優勝した最新モデル「dlshogi with HEROZ」が利用可能。ソフトウェアやハードウェアも自動で更新される。

 対応OSはWindows、macOS、Android、iOS。対応WebブラウザはGoogle Chrome、Safari、Microsoft Edge、Firefox。