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国立国会図書館の絶版資料などがネット経由で見られるサービス、本日提供開始

個人向けデジタル化資料送信サービス

 国立国会図書館は、同館が保有するデジタル化資料のうち一部をインターネット経由で閲覧できる「個人向けデジタル化資料送信サービス」を開始した。

 本サービスの対象となるのは、同館の保有する「国立国会図書館デジタルコレクション」のうち、絶版などの理由で入手が困難であることが確認された約153万点(2022年1月時点)。2021年6月の改正著作権法公布により実現したもので、現時点では閲覧のみが可能だが、2023年1月には印刷機能の提供も開始する予定だとしている。

 これまでも、著作権保護期間が満了したものや許諾を得たものなど、約56万点(同)がインターネット経由で閲覧可能となっていたが、本サービスにより自宅などからでも、さらに多くの資料へアクセスできるようになる。

 利用できるのは、国立国会図書館の「個人の登録利用者」のうち国内に居住している人。「インターネット限定登録利用者」は対象外となるため、事前に前者としての登録手続きを済ませる必要がある。なお、個人の登録利用者としての登録は、本サービスの開始にあわせ、新たにインターネット経由でも手続きが可能となっている。