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ボンちゃん復活でv6プラス FAV Rohto Z!の2位通過が確定。ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2021 第14節 Day1レポート

SFL: Pro-JP 2021 第14節 Day1会場全景

 いよいよ最終14節がスタートする「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2021(以下SFL 2021)」。本日Day1の1試合目はv6プラス FAV Rohto Z! VS 名古屋OJA BODY STAR、2試合目は魚群 VS 忍ism Gamingだ。実況はアール氏、解説はハメコ。氏。

 先日の第13節の結果を受け、現在2位~6位の5チームの順位は全てこの最終14節の結果にかかってくるという大接戦の様相を呈している。ただし現在2位のv6プラス FAV Rohto Z!が現在6位の名古屋OJA BODY STARに全勝するパターンに入った場合のみ、いきなり2位と6位が確定し、現在3位~5位の3チームの順位争いのみが残ることとなる。

 ということで早速第14節 Day1の模様をレポートしていこう。なお、今回も配信内容については、アーカイブが公開されており、後からでも自由に閲覧できる。

SFL: Pro-JP 2021 第14節 Day1
実況はアール氏、解説はハメコ。氏
今回もレポーターは高木由梨奈氏と安藤咲良氏が務める。なお、2人が着ているのはSFL 2021公式グッズで、本日よりAmazonでの販売が開始したそうだ

v6プラス FAV Rohto Z!が本シーズン初の全勝! 名古屋OJA BODY STARはプレイオフ脱落

 1試合目はホームがv6プラス FAV Rohto Z!で、出場メンバーはsako、りゅうせい、ときど、ボンちゃん。対するアウェイは名古屋OJA BODY STARで、出場メンバーはあきら、MOV、どぐら、オニキ。アウェイの事前オーダーは、先鋒がどぐらベガ、中堅がオニキベガ、大将あきらキャミィ、リザーブはMOV。

ホームv6プラス FAV Rohto Z!の出場メンバーはsako、りゅうせい、ときど、ボンちゃん
アウェイ名古屋OJA BODY STARの出場メンバーはあきら、MOV、どぐら、オニキ
前回の対戦では先鋒戦がりゅうせいユリアンとオニキベガでりゅうせいユリアンが勝利、中堅戦がsakoメナトとどぐらベガでどぐらベガが勝利、大将戦がときどユリアンとあきらキャミィであきらキャミィが勝利。名古屋OJA BODY STARが3-1で勝利した
アウェイの事前オーダーは、先鋒がどぐらベガ、中堅オニキベガ、大将はあきらキャミィ、リザーブはMOV

 これらアウェイのオーダーを受け、ホームのv6プラス FAV Rohto Z!作戦タイムがスタート。「先鋒どぐらみたいです」との声掛けからメンバー同士の会話が展開。ここでときどが「sakoさん、覚えてます?どぐらに対して誰がいくかって?」と聞くとsakoは「もちろん」と簡潔な回答ながらも、なぜだか顔がにやけている。これにみんなが笑いつつもときどが「じゃあ大丈夫ですよね? OKです! 」と作戦タイムが終了となった。

 リーダーのsakoから先鋒はときどユリアン、リザーブはsakoと申告した。先鋒戦への意気込みについて聞かれたときどは「ベガ戦、ベガ2体いるということでものすごい練習してきました! ここで勝ってしっかり2位で通過、決めたいと思います」とした。

最終節のSTATSはこれまでの戦績とともに、プレーヤー自身が選ぶベストバウト、そしてコメントが寄せられている。ときどもどぐらもチームのポイントゲッターだ

 ときどユリアンとどぐらベガの先鋒戦。ときどユリアンはVトリガーI/VスキルII、どぐらベガはVトリガーII/VスキルI。

 1回戦1ラウンドはお互い慎重な攻防が続くも少しずつときどユリアンの攻撃がどぐらベガを削っていき、そのままEXチャリオットタックルで決めてときどユリアンがまずは先制。2ラウンドも両者慎重な攻防でギリギリの体力状況の中での攻防が続く。残り10秒の段階では僅かにどぐらベガがリード。ここでときどユリアンがEXバイオレンスニードロップで攻め、ガードしたどぐらベガの体力を僅かに削ることで体力ゲージはややときどユリアン有利に。ここでどぐらベガもEXサイコブラストを放ち、弾と共にときどユリアンに迫り、そのまま残り時間1秒の段階でときどユリアンがガードして体力が削られたところでタイムオーバー。この段階で体力は全く同じだったため、2ラウンドは2人とも勝利という形となることで、1ラウンドを先制していたときどユリアンが勝利する流れとなり、1本をときどユリアンが先制することとなってしまった。

 2回戦1ラウンドはどぐらベガの猛攻にときどユリアンもメタリックスフィアなどの牽制など激しい攻防が続く中、読み勝ってそのまま攻め切ったどぐらベガが先制に成功。続く2ラウンドはどぐらベガとの距離をうまく保ちながらの攻撃で、少しずつどぐらベガを削っていき、そのままVトリガー、エイジスリフレクターなどを活かした攻めでときどユリアンが2ラウンドを取り返す。ファイナルラウンドはときどユリアンの中央での立ち回りがうまく、どぐらベガの隙をついてのチャリオットタックルなどでどぐらベガの体力を削り、最後は2連続の投げを決めて勝利。ときどユリアンが先鋒戦を勝利した。

ときどユリアンとどぐらベガの先鋒戦。1ラウンドをときどユリアンが取っての2ラウンド、タイムオーバーの段階で両者とも体力ゲージが同じだったようで、それぞれにTのポイントがついた状態に。結果、1ラウンドを取っていたときどユリアンが勝利となってしまう。ここでの読み違いがどぐらベガの命運を分けたか、続く2回戦はときどユリアンが勝利し、そのままときどユリアンが先鋒戦を勝ち取った
v6プラス FAV Rohto Z!のプチ情報。本リーグを振り返って漢字1文字で表すという問いに対して、ボンちゃんは「混」、ときどは「戦」、りゅうせいは「辛」、sakoは「圧」とした。「混」を選んだ理由としてボンちゃんは「2位から6位が団子状態で、こんなにきれいにもつれるとは思わなくて、予想外だったので。勝ちたくて仕方ない」とした。また、「辛」を選んだりゅうせいは「ずっと練習で勝っても負けても練習で辛い時間が多かったため。是非、今日の試合で1本取って、この辛の字に1本線を足して、幸せ、にしたい」とした

 中堅戦の作戦タイムはメンバーたちから、ときどに「感謝感謝」、「ありがとうはじめちゃん」と賛辞の言葉が飛び、ここでりゅうせい自ら「次、試合したいので僕が出ます。作戦タイム大丈夫です」と作戦タイムを終了。ここでリーダーのsakoから中堅はりゅうせいのユリアンと申告。いつものお約束ではなく、本当の参戦となった。

 試合前の意気込みについて聞かれたりゅうせいは「最終節でのここで僕は試合ができればもう満足なので、とにかく試合を楽しみたいと思います」とした。

 りゅうせいユリアンとオニキベガの中堅戦がスタート。りゅうせいユリアンはVトリガーI/VスキルII、オニキベガはVトリガーII/VスキルI。

 1回戦は1ラウンドは守りの固いオニキベガに対して、読み勝って攻め切ったりゅうせいユリアンが先制。2ラウンドは両者ともギリギリの攻防を展開しながら、最後はクリティカルアーツ「ドミナントクラッシュ」で大幅に体力を削り、そのまま投げを決めて連勝したりゅうせいユリアンが1本を先制。2回戦は一転、オニキベガがVトリガー、サイコナイトメア発動、コマンド投げのサイコチャージを決めてからの連携で一気にスタンまで攻め切ってそのまま先制。続く2ラウンドは体力ゲージ上は有利に展開するオニキベガだが、意に介さず、猛攻を続けるりゅうせいユリアンの勢いに押され、攻め切られてりゅうせいユリアンが取り返す。ファイナルラウンドは互角の攻防から徐々にオニキベガ優位に試合が展開。残り時間10秒を切るタイミングでりゅうせいユリアンがEXチャリオットタックルで攻めるもこれを読んでバックジャンプしてやり過ごしたオニキベガがそのままサイコクラッシャーアタックに繋いで勝利し、オニキベガが1本を取り返した。

 インターバルを挟んでの最終3回戦。1ラウンドは両者互角の立ち回りながら、少しずつりゅうせいユリアンが優位な展開になっていき、そのまま攻め切ってりゅうせいユリアンが先制。2ラウンドもお互い五分のバトルを展開するも、今度はオニキベガが優位の展開に。ここでりゅうせいユリアンがVトリガー、エイジスリフレクターをオニキベガの背面に貼り、攻めようとしたところをオニキベガが立ち強パンチを放って攻め切ってオニキベガが取り返す。ファイナルラウンドはりゅうせいユリアンの攻めがうまく決まり、一気にスタンまで攻めたてる。ここでVシフトを使って難を逃れ、反撃するオニキベガだが1度開いた体力差がなかなか縮まらない。最後はEXデンジャラスヘッドバッドで攻め込むりゅうせいユリアンを対空しきれずに相撃ちとなるが、このダメージで体力を奪いきったりゅうせいユリアンが勝利。白熱の中堅戦をりゅうせいユリアンが制した。

 先鋒戦、中堅戦勝利による2ポイント獲得により、この段階でv6プラス FAV Rohto Z!のプレイオフ進出が確定となった。

りゅうせいユリアンとオニキベガの中堅戦は両者とも互角の立ち回りで、見ているこちらもハラハラする白熱した接戦を展開。最後はより果敢に攻めを展開したりゅうせいユリアンが攻め切って勝利した
名古屋OJA BODY STARのプチ情報。本リーグを振り返って漢字1文字で表すという問いに対して、あきらは「人」、オニキは「繋」(つなぐ)、MOVは感謝の「謝」、どぐらは「縁」(えにし)とした。「人」を選んだあきらの理由については「今回初めての参加でしたが、運営の方々、支えてくれたチームメイト、対戦してくれた方々、応援してくれた方々、皆様のおかげで成り立ってここまでこれたと感じている」とした。またオニキの選んだ「繋」については「1度最下位に落ちてしまったものの、コツコツと今の立ち位置まで繋いできた。そしてチームもリーグを通して繋がっていけた」と2つの意味をこめたという

 大将戦はボンちゃんのかりんと申告。ただチームメンバーは手持ちのドリンクで乾杯をする仕草を見せるなどプレイオフ進出確定により、浮かれムードとなっていた。

 そんな中、意気込みについて聞かれたボンちゃんは「自分がこんな成績で2位通過を現実的なところに持ってきてもらっちゃって恩返しがしたい」とした。なお、この段階でプレイオフ進出は確定したが、2位通過のためにはここで4-0勝利が必要なため、ボンちゃんかりんの大将戦のスコアは非常に重要だ。

 ボンちゃんかりんとあきらキャミィの大将戦。ボンちゃんかりんはVトリガーI/VスキルI。あきらキャミィはVトリガーI/VスキルII。

 1回戦1ラウンド、2ラウンドとボンちゃんかりんが連勝して1本を先取した。そして2回戦も1ラウンドはパーフェクトゲーム、2ラウンドもボンちゃんかりんのペースのまま、最後は大蛇で決めて勝利し、2本目も連取。あきらキャミィのスピーディーな猛攻に対して、ボンちゃんかりんは対空の読み勝ちや要所を抑えた防御、Vシフトによる回避や隙をついての反撃など、あきらキャミィの得意の形を出させない試合展開でボンちゃんかりんの勢いが止まらない。

 2本先取され、ここでインターバルを挟んでの3回戦。ところが、ここでもボンちゃんかりんの勢いは止まらない。1ラウンドもボンちゃんかりん先行で試合が展開。あきらキャミィも反撃するが、慎重に守りを固めるボンちゃんかりんは投げ抜けのタイミングも的確で、あきらキャミィは反撃のきっかけがつかめない。あきらキャミィが起死回生のキャノンスパイクを放つも、ボンちゃんかりんはバックステップからのしゃがみ小パンチで向かってきたあきらキャミィにとどめを刺して先制。続く2ラウンドは一切ダメージを受けず、サイドパーフェクトゲームを決めて連勝したボンちゃんかりんが勝利。1ラウンドの負けもなく大将戦をボンちゃんかりんが制した。

 このボンちゃんかりんの大将戦勝利により、v6プラス FAV Rohto Z!が4-0で名古屋OJA BODY STARに勝利。v6プラス FAV Rohto Z!の2位リーグ通過とプレイオフ進出、そして残念ながら名古屋OJA BODY STARの6位が確定した。

ボンちゃんかりんとあきらキャミィの大将戦。あきらキャミィの攻めに対してVシフトで回避して即座に反撃、あきらキャミィのペースを作らせない試合展開でボンちゃんかりん優位のまま試合は続く
破壊力の高いボンちゃんかりんの反撃を防ぎきれないあきらキャミィ
インターバルを挟んだあとも試合展開はボンちゃんかりん優位のまま、最後はパーフェクトを決めてボンちゃんかりんが大将戦を勝利した

 試合終了後のv6プラス FAV Rohto Z!へのチームインタビューでは、大将戦に勝利したボンちゃんが「やっと応えられましたねー!もう本当にチームメイトに、すいませんすいませんって感情をちょっと抱いちゃってたので、よかった。本当にうれしいですね」と喜びの表情を見せた。

 戦略についてはリーダーのsakoから「今日も人で担当していたので、ほんま言うたら俺も出たかったんですけど、相手のチームのメンバーがこういう構成やったんで、結局チームメイトに任す形になってんけど、もうしっかりね、みんな素晴らしい試合をしてくれて、ほんまに堂々の2位で抜けました」とした。

 ここでアール氏から優勝候補と目されながらも、苦しい展開から最終的に2位抜けとなった今の心境について質問すると、ときどから「山あり谷ありって感じでしたけど、最後はこうやっていい感じで4-0っていう……今までうちのチーム、4-0なかったんですよ。最終節を4-0で迎えて次のプレイオフという、このまま上り調子で、新キャラも出てきたことですから、そういうのもガンガン練習して、次が楽しみですね」とした。

v6プラス FAV Rohto Z!へのインタビューの様子

まちゃぼー好調で魚群と忍ism Gamingの直接対決はドローで最終節を終了

 続く2試合目のホームは魚群で、出場メンバーはマゴ、まちゃぼー、もけ、水派。対するアウェイは忍ism Gamingで、出場メンバーはももち、藤村、ひぐち、大谷。アウェイの事前オーダーは、先鋒が藤村のキャミィ、中堅がももちのあきら、大将はひぐちのガイル。リザーブは大谷となった。

 これら事前オーダーを受け、ホーム側魚群の作戦タイムがスタート。マゴが「面白いね~、面白いね~」と連呼し、ここにもけが「面白くなってきた? 」と返すと「これ面白いね~。まさかこういうオーダーで来るとはね。やるじゃん、忍」と回答。ここでメンバーたちの雰囲気を察したマゴは「ん? なに、何か言ったか?お前ら。どうした? 」と問いかけるとここで水派が「さ、作戦は?」とシンプルな疑問を投げかける。これにマゴが「なるようになる」と連呼して作戦タイムは終了となった。先鋒はマゴのキャミィ、リザーブはもけと申告した。

 試合前の意気込みについて先鋒のマゴは「いやぁ、藤村か……まぁボンちゃんに対してはね、かなり景気よく勝ててたみたいなんだけど、そうはいかねぇからな」と煽り気味にコメントした。この発言には実況のアール氏も「マゴさん、自分で出ておいて、藤村か……って出られたみたいなリアクションがツボりました」とウケていた。

ホーム魚群の出場メンバーはマゴ、まちゃぼー、もけ、水派
アウェイ忍ism Gamingの出場メンバーはももち、藤村、ひぐち、大谷
前回の対戦では、先鋒戦がもけラシードと大谷リュウでもけラシードが勝利、中堅戦はマゴかりんとももちあきらでももちあきらが勝利、大将戦は水派コーリンとひぐちガイルでひぐちガイルが勝利し、忍ism Gamingが3-1で勝利した
事前オーダーは先鋒藤村キャミィ、中堅ももちあきら、大将ひぐちガイル、リザーブは大谷

 マゴかりんと藤村キャミィの先鋒戦がスタート。マゴかりんはVトリガーI/VスキルI、藤村キャミィはVトリガーI/VスキルII。

 1回戦は藤村キャミィが連勝で1本を先制。とにかく藤村キャミィの完成度が極まった状態に仕上がっており、途中ではマゴかりんの反撃も見られたものの、それを物ともせず、完璧な、確認の精度の高さで試合を制した。その勢いは2回戦も止まらない。連勝、負けなしで藤村キャミィが先鋒戦を決めた。

マゴかりんと藤村キャミィの先鋒戦は藤村キャミィの連戦連勝であっという間に先鋒戦が終わってしまった
魚群のプチ情報。本リーグを振り返って漢字1文字で表すという問いに対して、水派が努力の「努」、もけは「伸」、まちゃぼーは「難」、マゴは躍動の「躍」とした。まちゃぼーは「リーグに今まで何回も出てきた中で、いつもは満足のいく結果が残せてきたんですが、個人的に今年は苦労した年」ということでの「難」とした。また、もけの「伸」は「およそ2カ月間、向き合ってきた中で、ゲームの部分はもちろん、それ以外のメンタルや体力面でもプレーヤーとして伸びたという実感が持てた」ので「伸」とのことだ

 中堅戦前の作戦タイムでは速攻で敗北してしまったマゴが「いやー、雑魚でしたね」と自虐。メンバーたちも「めっちゃ技出された」、「めっちゃ連打された」と返すなどリラックスした雰囲気が感じられる流れに。ここでマゴが「とはいえね、まぁまぁ、中堅がももちなので当初の予定通り、あれでいこうか」とすると水派が「我々に任せてください」と返して作戦タイムは終了。中堅は水派のコーリンと申告した。

 試合前の意気込みについて水派は「ちょっと向こうの藤村さんがうちのリーダーやってくれたので、ここでリベンジをしたいなって思います」とリベンジを誓うコメントを返した。

 水派コーリンとももちあきらの中堅戦。VトリガーII/VスキルI、ももちあきらはVトリガーI/VスキルII。

 1回戦1ラウンドは完璧な立ち回りを見せたももちあきらが、そのままクリティカルアーツ「協奏気功塊」で決めて先制。2ラウンドは水派コーリンがゲージ活用でVトリガー、アブソリュートゼロ発動からのEXパラベラムの連携などで一気に攻めてここを取り返す。ファイナルラウンドは再びももちあきらが画面端に水派コーリンを追い詰める猛攻を見せ、最後はVトリガー、漢の背中を活用した連携からVスキル、通天打のコンボでとどめを刺して、ももちあきらが1本を先取した。2回戦は水派コーリンが慎重な立ち回りからの猛攻がうまく決まり、勝負と連勝で1本を取り返した。

 最終3回戦はももちあきらの攻めのペースを上げり、水派コーリンの反撃を許さぬ猛攻が冴える。隙をついてのEX旋蹴舞からの鳳天蹴のコンボで追撃してさらに削り、水派コーリンの反撃を受けつつも、最後は中足からの気功塊で決めて先制。2ラウンドも水派コーリンの攻めをうまくしのぎ、最後はクリティカルアーツで決めて連勝。ももちあきらが中堅戦を勝ち取った。

水派コーリンとももちあきらの中堅戦。両者ともうまいゲージ管理ながら、水派コーリンのトリガー、アブソリュートゼロ発動を起点とした攻めをうまく防ぎ、Vトリガー、漢の背中やクリティカルアーツをうまく活用したももちあきらが中堅戦を勝利した
忍ism Gamingのプチ情報。本リーグを振り返って漢字1文字で表すという問いに対して、ももちが「和」(なごみ)、藤村が「整」(ととのえる)、ひぐちが「考」、大谷は「信」。「和」を選んだももちは、2か月の間に結構ピリピリしたりしてしんどい時期もあったが、そんな時に改めてチーム一丸になることが大事だと気付いたことから「和」を選んだそうだ。また藤村が「整」を選んだ理由としては、チームなので自分の意見とチームの意見をすり合わせて調整することが大事だと思うが、それがうまくできたとのことで選出したという

 大将戦はまちゃぼーのキャミィと申告。意気込みを聞かれたまちゃぼーの音声の状態が悪く聞き取れなかったが、「えー、勝てるように頑張ります」とシンプルなコメントを残したようだ。

 まちゃぼーキャミィとひぐちガイルの大将戦がいよいよスタート。まちゃぼーキャミィはVトリガーI/VスキルII、ひぐちガイルはVトリガーI/VスキルII。

 1回戦1ラウンドはまちゃぼーキャミィのVリバーサルを見てからのバックジャンプでひぐちガイルが追撃して、そこからの連携でクリティカルアーツ「ソニックテンペスト」で勝利してここを先制。続く2ラウンドもひぐちガイルの立ち回りがうまく、試合を有利に進めるが、ここでまちゃぼーキャミィの反撃がヒット。そのまま勢いで押し切って2ラウンドを取り返す。ファイナルラウンドも序盤はひぐちガイルが画面端にまちゃぼーキャミィを追い込んで攻める展開だが、ここもまちゃぼーキャミィの反撃が見事。そのまままちゃぼーキャミィが攻め切って1本を先制した。

 2回戦も前半はひぐちガイルが優勢で試合が展開するが、後半のゲージ活用でまちゃぼーキャミィが上回り、そのままここも連勝して2本目を先取。毎回追い詰められながらも後半はまちゃボーキャミィが流れを持ってくるという展開が続く。3回戦もまちゃぼーキャミィの勢いが止まらない。1ラウンドはVトリガー、ソリッドパンチャーを発動して攻めてくるひぐちガイルに対して、Vシフトからの反撃で一気に攻めきって先制。続く2ラウンドはひぐちガイルの追随を許さず、パーフェクトで勝利し、まちゃぼーキャミィが3連勝で大将戦を勝利した。

 大将戦のまちゃぼーキャミィの勝利により、魚群と忍ism Gamingの一戦は2-2のドローとなった。なお、先鋒戦のBATTLE数は忍ism Gamingが先鋒戦+2、中堅戦+1、大将戦-3で0、魚群は-2、-1、+3で0となり変化なしという結果になっている。

まちゃぼーキャミィとひぐちガイルの大将戦。まちゃぼーキャミィのVリバーサルに対して同時にバックジャンプで追撃するひぐちガイルがそのまま連携からクリティカルアーツ「ソニックテンペスト」で決めて勝利
ひぐちガイルの巧みな攻めで体力ゲージを不利に追い込まれても、果敢に攻めるまちゃぼーキャミィの攻めが冴え、試合の展開は五分五分ながら勝ちはまちゃぼーキャミィが取る状況が続く
Vトリガー、ソリッドパンチャー発動からの攻撃に対して、Vシフトで回避して反撃するなど、守りも万全なまちゃぼーキャミィが3連勝で大将戦を勝ち取り、魚群をドローにまで押し上げた

 試合終了後の魚群へのインタビューでは、大将戦に勝利したまちゃぼーから「本シーズンの最初の方は全然役に立たなかったんですけど、後半の方になって勝てるようになって、それで今、こうやって最後に大事な場面でも勝てて、よくはないんですけど、とりあえずひとまずはホッとしている」とした。

 戦略について聞かれたマゴは「本日の戦略はとりあえず、3-1、4-0、まぁ4-0取れば3位までは確定だったんで取りたかったんですけど、まぁ出鼻をくじかれたというか、本当に勝ってくれたまちゃぼーに申し訳ないというか、水派も謝ってるけど、いや、俺の方がひどい負け方したんで、いや、これちょっと悔しいっすね。あの、一応ドローなんですけど、結果的になんか負けみたいな感じなんで、ちょっと悔しいですね。これはプレイオフに活かしたいと思います」と反省のコメントを残した。

魚群のインタビューの様子

Mildom Beastの動向に注目!

 以上、第14節 Day1の2試合が終了した。v6プラス FAV Rohto Z!が名古屋OJA BODY STAR相手に全勝したことで、v6プラス FAV Rohto Z!の2位が確定。同時に名古屋OJA BODY STARの6位確定及びプレイオフ脱落が確定してしまった。そして2試合目の忍ism Gamingと魚群がドローのため、両チームの立ち位置はこれで確定となった。

 現段階では3位が忍ism Gaming、4位が魚群だが、第14節 Day2の試合が残っているMildom Beastの動向次第で順位は大きく変動する。Mildom BeastがSaishunkan Sol 熊本に0-4、1-3で敗北、またはドローであってもBATTLE数の差が縮まらないため順位はこのまま現段階のままで確定するが、3-1、4-0で勝利するとMildom Beastが一気に3位に浮上し、忍ism Gamingはそのままスライドして4位に転落、魚群が5位に転落となる。

 なお、Day2はMildom Beast以外は順位が確定しているため、各チームが色々試行錯誤してくる可能性にも期待したい。例えば本日よりSFL 2021でも使用可能となった新キャラクター、ルークの本番での動きのチェックや、Good 8 Squadのカワノのバルログなど、これまで本シーズンは1度も使用してこなかったキャラクターを試してみるなど、次に向けての準備の1つとして色々試してくるかもしれない。

 次回いよいよ最終回となる第14節 Day2は木曜、12月9日20時からの開始となる。次回カードは1試合目がホームのSaishunkan Sol 熊本 VS アウェイのMildom Beast、2試合目がホームのGood 8 Squad VS アウェイのコミュファDetonatioNの2試合となる。

本日の結果
第14節 Day1終了時点での順位
次回、第14節 Day2は12月9日20時から行なわれる