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ぷげらバイソン好調で快進撃が続くGood 8 Squad!ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2021 第9節 Day1レポート
2021年11月16日 14:54
今週からは第9節が開始する「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2021(以下SFL 2021)」。Day1の1試合目は忍ism Gaming VS Good 8 Squad、2試合目はコミュファDetonatioN VS Mildom Beast。実況はアール氏、解説はハメコ。氏。
本日のポイントは何といってもこれまで3位だった忍ism Gamingが第8節終了時に2位に浮上した事で、急遽トップ対決となった第1試合目の忍ism Gaming vs Good 8 Squadのカードだろう。トップ独走となりつつあるGood 8 Squadの勢いを止めるべく、どのような戦略で忍ism Gamingが挑むのかに注目したい。
ということで早速第9節 Day1の模様をレポートしていきたい。今回も配信内容については、アーカイブが公開されており、後からでも自由に閲覧できる。
生配信終わりに皆さんがお祝いしてくださいました🥺💕
— 高木由梨奈 / たかぎゆりな (@yurina_takagi)November 11, 2021
ありがとうございます✨
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ガチくん大苦戦ながらもぷげらバイソン絶好調でGood 8 Squadが勝利!
1試合目はホームの忍ism Gaming vs アウェイのGood 8 Squad。忍ism Gamingの出場メンバーはももち、藤村、ひぐち、大谷、Good 8 Squadの出場メンバーはガチくん、カワノ、ぷげら、キチパ。そして事前申請のアウェイ側オーダーは、先鋒がガチくんのラシード、中堅はカワノのコーリン、大将はぷげらのバイソン、リザーブはキチパと発表された。
事前オーダーを受けての忍ism Gamingの作戦タイム。メンバーたちからは「なるほど」、「全然いいよ」、「受け入れましょう」、「じゃぁまぁ予定通りで」、「1人1殺で」という会話から早めのタイミングで作戦タイムが終了。先鋒はひぐちガイルがガチくんラシードに挑む。リザーブは大谷。
前節の直接対決にてひぐちはリザーブだったため、Good 8 Squadとの対戦は満を持しての初登場となる。ひぐちは意気込みについて「先鋒ということなので、ここ勝って次に続く2人にいい風を吹かせたい。ガチさんには大会であまり勝った事はないので、ちょっとそこも意識しつつ、今回勝てるように頑張りたい」と語った。
ひぐちガイルとガチくんラシードの先鋒戦。ひぐちガイルはVトリガーI/VスキルII、ガチくんラシードはVトリガーII/VスキルI。
1回戦1ラウンドはひぐちガイル優勢で試合が進む。ガチくんラシードもVトリガー「アーシファ」発動から一気に攻めて画面端に追い込むも、ひぐちガイルがここをなんとか持ちこたえ、中央にかわして高速のEXソニックブームで削り切って先ずはひぐちガイルが1ラウンドを先勝。2ラウンドはガチくんラシードのペースで試合を決めて1勝を取り返す。ファイナルラウンドは一進一退の攻防からひぐちガイルがクラッシュカウンターからのクリティカルアーツ「ソニックハリケーン」による追撃を決めて1本先制。
インターバルを挟んで、2回戦1ラウンドはひぐちガイルへの対応を修正してきたガチくんラシードが猛攻で攻め切って先制。2ラウンドはひぐちガイルが画面端から早めに脱出するガチくんラシードへの攻めがうまくハマって1勝を取り返す。ファイナルラウンドも中央での立ち回りでガチくんラシードの動きにうまく対応したひぐちガイルがクリティカルアーツ「ソニックハリケーン」で勝負を決めて勝利。2連勝でひぐちガイルが先鋒戦を制した。
試合の流れが全体的にひぐちガイルのペースとなっており、特にガチくんラシードが画面端に追い詰める展開を見せても、そこからすぐに中央に押し返すなど、ひぐちガイルが中距離、遠距離での局面で読み勝つ場面が目立つ展開だった。
中堅戦の作戦タイムではももちが「まずは1ポイント」と冷静に状況を振り返り、ひぐちが先鋒戦を振り返り「勝ててうれしい」とするとそこにももちが「このままいきましょう」と声を掛ける。そこでひぐちが「このままお願いできますか?」と振ると藤村が「作戦通りで」と返し、ももちが「まかせろ」と返して、作戦タイムは終了。清々しい雰囲気の作戦タイムだった。
中堅は藤村がキャミィでカワノコーリンに挑む。意気込みについて聞かれた藤村は「カワノ君はよく自分で中堅キャラクターのコーリンで頑張ってるとよく言っているんですけど、本当の強キャラの味を僕が味合わせてあげたいと思います」と、本シーズンここまで6戦6勝を維持する藤村ならではの強気のコメントが飛び出した。
藤村キャミィとカワノコーリンの中堅戦。藤村キャミィはVトリガーI/VスキルII、カワノコーリンはVトリガーII/VスキルI。
1回戦1ラウンドはアブソリュートゼロ発動のカワノコーリンをうまくかわして藤村キャミィが1ラウンドを先制。2ラウンドは、緊張の読み合いをカワノコーリンが制して2ラウンドを勝利。ファイナルラウンドも序盤は双方が慎重な立ち回りを見せるが、カワノコーリンがアブソリュートゼロ発動からのEXパラベラムを活かした連携を見事に決めると、そのまま一気に攻め切って勝利。カワノコーリンが1本を先制した。
2回戦1ラウンドも熾烈な両者の読み合いから一進一退の攻防。カワノコーリン優位で試合が進むも僅かに体力を残した藤村キャミィがカワノコーリンの隙をついて反撃のトリガー発動からのキャノンスパイク、キャノンストライクのコンボで一気にダメージを奪うがこちらも削り切れず。お互い距離をあけて慎重に立ち回り、最後はカワノコーリンがすっと前にきての投げで勝利して1ラウンド先制。
2ラウンドも序盤は藤村キャミィが猛烈な攻めでカワノコーリンの体力を削るもそこからのカワノコーリンの反撃が凄まじく、藤村キャミィのスタンゲージをガンガン貯めていく猛攻を見せる。途中藤村キャミィも反撃を見せるも勢いは止まらず、そのままスタンまで持ち込む。最後はEXパラベラムなどの連携で要所をきっちりと抑えたカワノコーリンが勝利。2本連取で中堅戦をカワノコーリンが制した。
とにかく凄まじい読み合いが感じられる緊張感が高い1戦だった。終わってみればカワノコーリンの2連勝だったがどの試合もギリギリの読み合いの中でカワノコーリンが要所で読み勝ったと感じられる激闘だった。
大将戦はももちあきらがぷげらバイソンに挑む。意気込みを聞かれたももちは「この試合勝てればGood 8 Squadの背中を捉えられるかなと思っていますので、勝って今後に繋ぎたい」とした。
ももちあきらとぷげらバイソンの大将戦。ももちあきらはVトリガーI/VスキルII、ぷげらバイソンはVトリガーI/VスキルII
1回戦1ラウンドは試合全体をぷげらバイソンが支配し、ももちあきらがなす術もなくいきなり1ラウンド先制。2ラウンドもぷげらバイソンがVトリガークレイジーラッシュ発動からのEXダッシュストレート連打で連勝し、1本先取となった。2回戦1ラウンドもぷげらバイソンの勢いが止まらず1勝先制。2ラウンドもももちあきらの動きに対して慎重な立ち回りのぷげらバイソンがきっちり勝利して連勝のまま2本目を取得した。
インターバルを挟んでの3回戦1ラウンド、ももちあきらがVスキル通天打による連続攻撃やEX裏裡門などの猛攻で押し切ってここはももちあきらが先制。この流れで攻めたいももちあきらだが、2ラウンドは劣勢だったぷげらバイソンがファイナルターンパンチで一気に逆転、1勝を取り返す。ファイナルラウンドも猛攻で一気に決めて勝利。ぷげらバイソンが3連勝で勝敗を分ける重要な大将戦を勝利。この大将戦のぷげらバイソンの勝利により、本カードはGood 8 Squadが3-1で勝利となった。
試合終了後のGood 8 Squadのチームインタビューにてぷげら「ももちさんとは実は本当にほとんど対戦したことがなくて、今回対戦することになってしまった場合に、ちょっと何か用意しておかなければ勝てるかどうか分からないというところで、新しい技を今回は用意してから臨みました」とした。ハメコ。氏からその技の名前を聞かれたぷげらは「ひつきぼしの鳳凰の握りこぶしの奥深い意義の天翔の十字の鳳」と技の名前を語った。省略形はないそうだ。
戦略について聞かれたガチくんは戦略について話す前に「今日ちょっと会議あるので、ちょっとうちのぷげらにはちゃんと言っておきます」と先ほどの技名ネタについて説教の予感が感じられる発言があったが、アール氏やハメコ。氏からは「いや、大丈夫です」、「このままの君でいてほしい」、「今後もこの形でお願いします」、「省略形があるといいかな」などぷげらをフォローするコメントが相次いだ。
改めて戦略についてガチくんは「今回アウェイでかぶせがしっかりされるな、というところで自分自身もひぐちと藤村さんの対策は結構していた。あと藤村さん、ももちさん、ひぐち、大谷にいけるぷげを大将に据えてという対忍ism Gaming戦のセオリーな感じでオーダーを考えました」と語った。
次節への意気込みとしては「僕が今回個人としては3連敗でチームに貢献できていないので、そこをチームメイトに救ってもらってる形なので、次節Saishunkan Sol 熊本と戦う時には俺に任せろ、という感じでチームを引っ張って勝利に導きたい」と語った。
ふ~どポイズンと板橋ザンギエフの宿命の対決が実現!
2試合目のホームはコミュファDetonatioNで、出場メンバーは板橋ザンギエフ、ナウマン、竹内ジョン、立川。対するアウェイはMildom Beastで、出場メンバーはウメハラ、ふ~ど、YHC-餅、もると。アウェイの事前オーダーは、先鋒戦がふ~どのポイズン、中堅戦はYHC-餅のダルシム、大将戦はウメハラのガイル、リザーブはもるとと発表された。
これを受けてのコミュファDetonatioNの作戦タイムでは、板橋ザンギエフから「立川が試合に出たいかどうかって話をする?」という振りに立川が「出たくないわけがない。毎日出たい気持ちを持ち続けて応援していたんですよ。お願いしますよ、本当」と試合への出場をアピール。板橋ザンギエフが「じゃあ立川が出てここで取ってくれるかな」などとやり取りがあった。
恐らく最初から出場する事が分かった上でのいつものお芝居だったと思われる。実際作戦タイムの時間ピッタリでこの寸劇を終わらせる想定だったようだが、思ったよりも尺が余ったようで、多少の沈黙の後、立川から「早い、早い」とコメントがあり、そこにナウマンが作戦タイム終了を知らせるブザーの口真似をするなど、今回も楽しそうな雰囲気で作戦タイムが終了となった。先鋒は板橋ザンギエフのアビゲイル、リザーブはナウマンと申告。
先鋒の板橋ザンギエフは意気込みについて「ふ~ちゃんとは結構大事な試合で当たっているので、そして負けると結構バカにされちゃうので、バカにされないようにここは勝っておきたいと思います」とした。
ふ~どをふ~ちゃんと呼ぶ板橋ザンギエフ。2人の因縁を紐解くと、2012年4月に共に同じスポンサーの元でプロゲーマーとなっているが、それ以前も格闘ゲームの大会で顔を合わせる常連同士であり、それ以降も親友であり、ライバルとして切磋琢磨してきた関係だ。解説のアール氏も「ストリートファイターの格闘ゲームの歴史を見ている方々には感慨深い一戦。ストリートファイターIV時代から研鑽を積んできた2人の対決」と評した。
板ザンアビゲイルとふ~どポイズンの先鋒戦がスタート。板ザンアビゲイルはVトリガーII/VスキルI、ふ~どポイズンはVトリガーII/VスキルII。
1回戦1ラウンドはふ~どポイズンのリーチの長い鞭攻撃で板ザンアビゲイルの体力を削っていく。ところがVトリガーのハイブリッドチャージ発動からのダイナマイトパンチ、そこからハンガビーなどによる圧倒的な爆発力の連携攻撃でみるみるふ~どポイズンの体力が削られていく。そのままメトロクラッシュで仕留めて先制の1勝。
2ラウンドも序盤でふ~どポイズンが削ってからの板ザンアビゲイルの逆襲で一気に体力差が縮まっていく。だがここはふ~どポイズンがVシフトなどをうまく活かして板ザンアビゲイルの猛攻をかわして反撃で勝利する。ファイナルラウンドは早い段階で板ザンアビゲイルのアビゲイルパンチがうまくヒットし、そこからクリティカルアーツ「アビゲイラー」への連携が決まって大ダメージ。そのまま攻め切って板ザンアビゲイルが1本を先制した。
2回戦1ラウンドは板ザンアビゲイルのVトリガー発動からの猛攻でふ~どポイズンを苦しめるも、隙をついての反撃で一気に攻勢に転じてそのまま攻め切ってふ~どポイズンが1勝を先制。2ラウンドは板ザンアビゲイルがVトリガー発動からの猛攻、クリティカルアーツ「アビゲイラー」で締めて1勝を取り返す。ファイナルラウンドは画面端に追い詰められながらもふ~どポイズンが体力を削るクリティカルアーツ「ラブハリケーン」を決めて板ザンアビゲイルの体力を大幅に削る。そこから投げも絡めた立ち回りでパーフェクトゲームで勝利して1本を取り返す。
最終3回戦、1ラウンドはふ~どポイズンが距離を保ちつつ、画面端に追い詰められたらすぐに脱出という立ち回りがうまくいき、そのまま攻め切って1勝を先制。2ラウンドも立ち回りで有利に動くふ~どポイズンに対して、トリガー発動からの板ザンアビゲイルの猛攻で一気に大逆転となり、1勝を取り返す。
ファイナルラウンドも序盤はふ~どポイズンの連携からのクリティカルアーツ「ラブハリケーン」で板ザンアビゲイルの体力ゲージを大幅に削る。ところがここでもトリガー発動からのメトロクラッシュで反撃を見せる板ザンアビゲイル。ただ体力が減りすぎていて、無理な攻めができず、防御に回って再度チャンスを狙う板ザンアビゲイル。隙を見て再度アビゲイルパンチからのメトロクラッシュと連携で攻めていくも、逆にふ~どポイズンが板ザンアビゲイルの隙を見てのジャンプ弱キックの反撃で勝利。先鋒戦をふ~どポイズンが制した。
中堅戦の作戦タイム。先ずは惜敗の板橋ザンギエフにメンバーたちから「どんまい」の掛け声が飛ぶ。そして中堅のYHC-餅ダルシムについて話が及び、ここでナウマンから「ダルシムはラシードが……」とコメントすると竹内ジョンも「ここはやっぱ立川が出るべきだと思いますね、ダルシム戦は」と立川ラシードのお膳立てを整えようとする。
ここで、板橋ザンギエフは「でも餅さんラシード戦すごいモチベありそうだよ。逆に」と水を差す発言をするも、ここで立川が「ラウンド履歴がマジで全部ダルシムで埋まっていたんですよ」と説得。立川ラシードが登場する流れになったところで寸劇もとい、作戦タイムは終了。中堅戦は立川のラシードと申告した。
中堅戦への意気込みについて立川は「現在、順位がつらそうに見えるかもしれないですけど、ここからもう僕の出番がいっぱいあるので、ここから巻き返していこうかと思っています。あとラシードでダルシムとメナト戦も準備しているので、v6プラス FAV Rohto Z!のsakoさんも待っててください」と多方面に挑発的なコメントを残した。
一方で現状未だに本シーズン勝利がない立川のため、今回のダルシム対策が初勝利に繋がるのかが注目のポイントとなる。こうして立川ラシードとYHC-餅ダルシムの中堅戦がスタート。立川ラシードはVトリガーII/VスキルI、YHC-餅ダルシムはVトリガーI/VスキルI。
1回戦1ラウンドはダルシム対策を感じられる動きでYHC-餅ダルシムを翻弄。体力ゲージ上は一進一退のせめぎ合いが続くも、最後はEXスピニングミキサーで削り切って1勝を先制。続く2ラウンドも画面端に追い詰められてからの回避などうまい立ち回りを見せるも、隙をついてYHC-餅ダルシムが反撃、クリティカルアーツ「ヨガサンバースト」で一気に立川ラシードの体力を削り、ジャンプ攻撃でとどめを刺して1勝を取り返す。ファイナルラウンドは、立川ラシードが一気に攻めて反撃を許さず勝利。立川ラシードが1本を先制した。
2回戦1ラウンドは序盤はYHC-餅ダルシムが立川ラシードの攻撃を防ぎつつ、反撃で静かながらもYHC-餅ダルシムのペースで試合が運ぶ。中盤、立川ラシードがVトリガー、アーシファ発動からの連携で一気に攻め立てるが、要所ではガードが固いYHC-餅ダルシムは逆に反撃で立川ラシードの体力を削る。ところがお構いなしで攻め立てる勢いで勝利して1ラウンドを先制。
2ラウンドも立川ラシードが猛攻でYHC-餅ダルシムの体力を削るが、YHC-餅ダルシムも要所で反撃。画面端の立川ラシードにEXヨガゲイルで攻めて1勝を取り返す。ファイナルラウンドは立川ラシードの動きに対応し始めたYHC-餅ダルシムの踏ん張りで立川ラシードの猛攻をしのいで勝利。1本を取り返す形となった。
最終3回戦1ラウンドは、ヨガアンビルによる対空が目立つようになってきて、立川ラシードが思うように攻め切れなくなっているのが見える。攻めあぐねる立川ラシードに対してYHC-餅ダルシムはヨガテレポートなどを活かした連携で攻めてYHC-餅ダルシムが先制。続く2ラウンドは後がない立川ラシードがリスキーながらも果敢な攻めを見せるも、要所はYHC-餅ダルシムに翻弄されて攻め切れない。逆にYHC-餅ダルシムはワープが的確に決まり、リーチの長い通常攻撃も着実にヒットさせ、立川ラシードの体力を削る。ゲージが満タンとなった立川ラシードはVトリガー発動から強引に攻め込んで勝機を狙うも、これを防ぎ切り、逆にヨガフレイムからの連携でとどめを刺してYHC-餅ダルシムが勝利。中堅戦をYHC-餅ダルシムが制した。
立川ラシードのダルシム対策はかなり的確で、前半は立川ラシードのペースで試合が進んでいたが、追い詰められてからのYHC-餅ダルシムの対応力の高さが光る一戦という印象を受けた。
こうして迎えた大将戦は竹内ジョンのコーディーがウメハラガイルに挑む。意気込みについて竹内ジョンは「大将に結構置いてくれているので、勝利してチームを救いたい」と現在2-0で追い込まれた状況での自身の大将としての役割を語った。
竹内ジョンコーディーとウメハラガイルの大将戦。竹内ジョンコーディーはVトリガーI/VスキルII、ウメハラガイルはVトリガーI/VスキルII。
1回戦1ラウンドは竹内ジョンコーディーがスウェーでウメハラガイルのソニックブームをかわしつつ、近距離での殴り合いを仕掛ける。これにウメハラガイルもニーバズーカなどで応戦して体力の削り合いが続く。ここは竹内ジョンコーディーがスウェーからのVトリガーサイドアーム発動からのラフィアンキックで先ずは1勝を先制。続く2ラウンドはウメハラガイルの攻めが勝り、1勝を取り返す。
ファイナルラウンドも地上戦での攻め合いは竹内ジョンコーディーが若干優勢で試合が展開、ウメハラガイルの体力を削っていき、最後は画面端に追い詰めたウメハラガイルからのソニックブームをクライムスウェーでかわしての攻撃で勝利。竹内ジョンコーディーが1本を先取した。
2回戦1ラウンドは序盤ウメハラガイルが優勢に試合を進めるが、お互い空中にジャンプしての対空で竹内ジョンコーディーが打ち勝ち、そこから投げ、Vトリガー発動でのナイフ攻撃と投げを巧みに使い分けてウメハラガイルを追い詰めて1ラウンドを先制する。続く2ラウンド、序盤は竹内ジョンコーディーの攻めが良好ながら、そこからウメハラガイルが反撃に転じてお互いの体力ゲージがかなり削れていく。ここでVトリガー発動の竹内ジョンコーディーがナイフ投げやEXトルネードスイープでウメハラガイルのソニックブームを相殺、間隙を縫って竹内ジョンコーディーがEXゾンクナックルを決めて勝利。2本目も竹内ジョンコーディーが取った。
ここで解説のハメコ。氏によると「EXトルネードスイープが飛び道具相殺の時に3ヒット分というちょっと特殊な性能で、この間強化されたもの」と説明。確かにこのシーンを見返すとゆっくりな弾速のトルネードスイープはウメハラガイルのソニックブームを2発相殺し、なおかつ飛んでいる状態だった。
竹内ジョンコーディーが2連勝で迎えた3回戦1ラウンドは、ウメハラガイルのペースで終始試合が運び、そのまま押し切って先制。2ラウンドは再び竹内ジョンコーディーのペースで画面端にウメハラガイルを追い詰めるも、ジャンプで入れ替えて逆に竹内ジョンコーディーを画面端に追い詰める。ここから竹内ジョンコーディーが体力を犠牲になんとか画面端を脱出し、再び画面端にウメハラガイルを追い込む。
ここから竹内ジョンコーディーが追い込んでいき、最後はスウェーからのラフィアンキックのコンボで勝利して1勝を取り返す。ファイナルラウンドも竹内ジョンコーディーの勢いが止まらない。ウメハラガイルがサマーソルトキックなどを活かして反撃する場面もあったが、スウェーからのVトリガー発動による猛攻で一気に攻め立て、ガードが固ければ投げを連続するなど、勢いで押し切って竹内ジョンコーディーが勝利。3連勝で竹内ジョンコーディーが大将戦を制した。
この竹内ジョンコーディーの勝利により、コミュファDetonatioNとMildom Beastの1戦は2-2の引き分けとなった。
試合終了後はホームのコミュファDetonatioNのインタビューがあり、そこで大将戦を勝利した竹内ジョンは「ウメハラさん以外の誰が出た場合も自分が大将として1番働かなきゃいけないという気持ちがあったので、ここで勝ててよかったです」と大将戦を勝利した感想を語った。なお、ガイル対策について聞かれると「今回は立川ではないですけど」とラシード対策の時に立川が練習相手として頑張ったエピソードを引き合いに出して笑いを誘った。
今回の戦略について聞かれたリーダーの板橋ザンギエフは「うちとしては順当な布陣で臨めたかなというのはありますね。5位を目指す上でのライバルでもあったのであわよくば4-0欲しかったというのはありました。正直キツイところではあるので、この状況で5位に入ったらマジでめちゃくちゃ嬉しい状況なので、逆にここで5位を目指すという激アツイベントを今後も楽しんでいきたいと思います」と現在最下位の厳しい状況を理解しながらも、そこから勝ち上がる目標を熱く語った。
Good 8 Squadの独走続く中、v6プラス FAV Rohto Z!や魚群、名古屋OJA BODY STARの追撃に注目
以上、第9節 Day1の2試合が終了した。本日の結果を受け、トップのGood 8 Squadは27ポイントとなり、2位の忍ism Gamingと8ポイントの大差をつけた。以下1ポイントずつのポイント差で順位が分かれる形だが、明日の第9節 Day2では現在3位のv6プラス FAV Rohto Z!と4位の魚群、5位の名古屋OJA BODY STARの3チームの試合があるため、これらの結果次第ではボーダーライン上の4チームの点差や順位が大きく変動する可能性がある点は注目ポイントの1つだろう。
また、本日ドローとなったMildom Beastは、現在16ポイントで名古屋OJA BODY STARとボーダーラインを競う状況となっているが、Saishunkan Sol 熊本とコミュファDetonatioNはともに13ポイントでMildom Beastと3ポイント差とかなり厳しい状況だ。一方でSaishunkan Sol 熊本は第9節 Day2で試合があるため、この辺りの順位変動についても注目ポイントの1つと言えるだろう。
また、名古屋OJA BODY STAR以下の5位を狙う4チームの攻防については全勝4-0が発生する事でひっくり返る点差でもあるため、今後も注目しておきたいポイントだ。
次回、第9節 Day2は明日火曜、11月16日20時からの開始となる。次回カードは1試合目がホームの魚群 VS アウェイのv6プラス FAV Rohto Z!、2試合目はホームのSaishunkan Sol 熊本 VS アウェイの名古屋OJA BODY STARの2戦が行なわれる。
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