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Qualcomm、CPU/GPU性能を強化した「Snapdragon 778G Plus 5G」など4製品

 Qualcommは26日(米国時間)、ハイティアからエントリーティアをカバーするスマートフォン向け新SoC「Snapdragon 778G Plus 5G」、「Snapdragon 695 5G」、「Snapdragon 680 4G」、「Snapdragon 480 Plus 5G」を発表した。

 Snapdragon 778G Plus 5Gは、2021年5月に発表したSnapdragon 778GをベースにCPUとGPU性能を強化した製品。CPUはKryo 670(8コア/最大2.5GHz)、GPUはAdreno 642L、ISPはSpectra 570Lを内蔵する。5Gネットワークはミリ波/Sub-6どちらもサポートし、SA/NSA方式に対応。通信速度は下り最大3.7Gbps、上り最大1.6Gbpsを発揮する。

 Snapdragon 695 5Gは、2020年6月発表のSnapdragon 690の上位製品に相当し、CPU性能が15%、GPU性が30%向上したという。CPUはKryo 660(8コア/最大2.2GHz)、GPUはAdreno 619、ISPはSpectra 346Tを内蔵する。5Gネットワークはミリ波/Sub-6、およびSA/NSA方式に対応し、通信速度は下り最大2.5Gbps、上り1.5Gbpsを発揮する。

 Snapdragon 680 4Gは、最適化されたゲームプレイやAIで強化した暗所撮影技術などを備えた製品。CPUはKryo 265(8コア/2.4GHz)、GPUはAdreno 610、ISPはSpectra 346を内蔵。5Gは非対応となり、通信速度は下り最大390Mbps、上り150Mbpsを発揮する。

 Snapdragon 480 Plus 5Gは、2021年1月発表のSnapdragon 480をベースとした強化版。CPUはKryo 460(8コア/最大2.2GHz)、GPUはAdreno 619、ISPはSpectra 345を内蔵する。5Gネットワークはミリ波/Sub-6、およびSA/NSA方式に対応し、通信速度は下り最大2.5Gbps、上り最大1.5Gbpsを発揮する。

 なお、各SoCの搭載機種は2021年第4四半期から順次市場に投入される見込み。