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ThinkPad X1に、第11世代Core i9 H/RTX 3080搭載のハイエンドモデル

ThinkPad X1 Extreme Gen 4

 Lenovoは23日(現地時間)、16型ハイエンドノートPC「ThinkPad X1 Extreme Gen 4」など、Thinkシリーズの新製品を発表した。

ThinkPad X1 Extreme Gen 4

 ThinkPad X1 Extreme Gen 4は、第11世代Core i9 HシリーズとGeForce RTX 30シリーズを搭載したハイエンドノート。欧州、中東、アフリカ(EMEA)地域では8月の発売を予定しており、価格は2,099ユーロから。

 縦横比16:10の4辺狭額縁16型ディスプレイを採用し、最大輝度600cd/平方mを発揮する4K解像度パネルなどが選択可能。強化カーボンファイバーを採用した筐体には、キーボードエアインテークや、ヒートパイプと大型ベイパーチャンバーを組み合わせた冷却機構などを内蔵し、最大限のマシン性能を引き出せるとする。ネットワーク周りではWi-Fi 6Eに対応するほか、5Gモデムも選択可能となっている。

 主な仕様は、Core i9 Hシリーズ(vPro選択可)、最大64GBメモリ、最大2TB×2 SSD(PCIe 4.0)、GeForce RTX 3050 Ti~RTX 3080、16型ディスプレイ、Windows 10 Proなどを搭載。

 インターフェイスは、Thunderbolt 4×2(DisplayPort 1.4出力対応)、USB 3.0×2、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2、HDMI 2.1、フルHD Webカメラ(顔認証対応も選択可)、SDカードスロット、指紋認証センサー、音声入出力などを装備。SIMスロットはNano SIMカードに対応する。

 本体サイズは359.5×253.8×17.7mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.82kg。バッテリ駆動時間は最大10時間。

【6月25日お詫びと訂正】初出時にストレージの仕様を最大2TBとしておりましたが、正しくは最大2TB×2となります。お詫びして訂正させていただきます。

【6月28日訂正】初出時にインターフェイスをUSB 3.1 Type-C×2としていましたが、Lenovoより訂正が入り、正しくはUSB 3.0 Type-A×2となりました。

背面
右側面
左側面

ThinkPad L13 Gen 2/L13 Yoga Gen 2

ThinkPad L13 Gen 2(Black)

 「ThinkPad L13 Gen 2」および「ThinkPad L13 Yoga Gen 2」は、CPUにRyzen 5000/Pro 5000シリーズを採用した13.3型ノートおよび2in1。EMEA地域では8月の発売を予定しており、価格はそれぞれ649ユーロ、749ユーロから。

 モバイル向けAPUの最新世代となるRyzen 5000シリーズをどちらも搭載し、信頼性などを高めたProシリーズも選択可能。L13 Yoga Gen 2については、同社のコンバーチブル2in1製品のラインナップの中で、同CPUを採用した初の製品だとしている。

 主な仕様はほぼ共通で、最大16GBメモリ、最大1TB SSD、最大フルHD解像度の13.3型ディスプレイ(L13 Yoga Gen 2はタッチ対応)、Windows 10 Proなどを搭載。

 インターフェイスは、USB 3.2×4(うち2基Type-C)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1、HDMI 2.0、microSDカードスロット、指紋認証センサー、音声入出力などを装備。WebカメラはどちらもHD解像度(顔認証対応も選択可)で、L13 Yoga Gen 2では背面カメラも選択できる。

 本体サイズはどちらも311.5×219×17.6mm(同)、重量/バッテリ駆動時間はそれぞれ1.38kg/最大10.8時間、1.43kg/最大10.6時間。

ThinkPad L13 Gen 2(Silver)
ThinkPad L13 Yoga Gen 2(Black)
ThinkPad L13 Yoga Gen 2(Silver)

ThinkVisionシリーズの製品も拡充

ThinkVision M15 Mobile Monitor

 そのほか液晶関連製品として、15.6型モバイルディスプレイ「ThinkVision M15 Mobile Monitor」、23.8型液晶ディスプレイ「ThinkVision T24m-20」、ThinkVision P/Tシリーズ向け外付けWebカメラ「ThinkVision MC50 Monitor Webcam」も発表。ともにEMEA地域では2021年第3四半期の発売を予定しており、価格は順に229ユーロ、299ユーロ、99ユーロ。

 ThinkVision M15 Mobile Monitorは、重量860gでUSB Type-C接続に対応したフルHDモバイルディスプレイ。高い調整機能付きスタンドやブルーライト抑制機能などを備え、ホームオフィスやミーティングスペースなどでのセカンドディスプレイとして好適だとする。持ち運びに便利な保護スリーブも付属する。

 主な仕様は、応答速度が最短6ms、輝度が250cd/平方m、視野角が上下/左右ともに178度。USB 3.0 Type-C(DisplayPort 1.2 Alt Mode対応)ポートを2基備え、本体サイズは360×108.4×235.5~245.5mm(同)。

背面
ThinkVision T24m-20
ThinkVision MC50 Monitor Webcam

 ThinkVision T24m-20は、最大90WのUSB Type-C給電/映像入力に対応した23.8型液晶ディスプレイ。Ehernetやデータ転送といったドック機能を内蔵するほか、デイジーチェーン接続もサポートする。

 ThinkVision MC50 Monitor Webcamは、既存のThinkVision PおよびTシリーズ向けのUSB Webカメラ。デュアルノイズキャンセリングマイクを内蔵し、高品質な音声/映像を提供できるとする。解像度はフルHDで、左右のスイベル機能や物理シャッター機能なども備える。